第4話 買い物

寿司を食べてアパートへ帰った後、思ったよりも食べれない自分の老化に悲しみながら昼寝をしていたが起きるともう窓の外は真っ暗だった

時計を見ると21時過ぎ


「寝過ぎたなぁ」

そんな事を言いながらなんとなくステータスボードを確認する


レベル3

肉体10

精神16

霊力2


スキル 鑑定 アイテムボックス


マップ Newショップ


ん?取引がショップに変わってる?

開いてみるとアイテム販売とアイテム買取があった

何が帰るか覗いてみると


肉体の実1万円 残り3個

精神の実1万円 残り3個

霊力の雫10万円 残り1個


鋼鉄樹の木刀3万円


霊力指南書2万円


「気になる、欲しい!!特に木刀!!」

小さい頃に祖父に剣術を習ってたとはいえ自分の刀は持っていないので尚更だ

ただし金がない、少ない貯金に手を付けるべきか…

悩みながらも身体は正直だ着替えてコンビニに向かおうとしてる

恐るべき刀の魅力男は何歳になっても刀が好きなのである

それが木刀であってもだ



コンビニのATMで5万円を下ろしアパートへと帰る

「ふふふふ俺は刀を買うぞぉぉ!!」

おっさんは修学旅行で木刀を買うか買わないか迷いながらも買わずにこの年まで後悔していた

その反動で叫びながら購入をした


ドンッと床に落ちる鉄の様な木刀

アパートの床に突き刺さる木刀

隣の部屋からの壁ドン


いっぺんにいろんな事が起こってしばらく唖然としていた


「と、とりあえず持ってみるか」

木刀を引き抜こうとすると意外と重い

鑑定してみると


鋼鉄樹の木刀

鋼鉄樹から作られた木刀

3kg


「簡素だな」

もっとこう、攻撃力いくらとかあるかと思ってたけど まぁいいや

黒光りする相棒を手に入れたんだから

手に入れたら使いたいのが心情

マップを開き近場のゲートを探し始めるおっさん


目の端に見える床の穴を無理やり気にしない様にしながら

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