応援コメント

未来への展望と渇望 その5」への応援コメント

  • ごきげんよう、理屈や道理は理解できなくても、対等であることが自分と妖精さんとの絆を繋ぐ唯一の方法だと、貴族の娘として本能的に悟ったのでしょうね、エレオノーラさん。
    それだけ、この牢獄の生活を唯一彩ってくれたセイラさんの存在が大きかったのでしょう。
    カーリアさんと漫才で笑わせてくれますしね?
    セイラさんとしては、二年後には逃亡する自分を希望の光とするのではなくて、入れ替わりに助けに現れるであろうグスティンくんの存在を教えることのほうが、この母娘には力を与えられると思ったのでしょうが、きっとそれを神の啓示のように示してくれたセイラさんも、息子と同じくらいに手放したくない希望と捉えたと思います。

    作者からの返信

    ごきげんよう、温かな感想ありがとうございます!
    親からの教育も良く、地頭も良いエレオノーラですから、道理を知らずにいてもどうすれば良いか理解したのでしょう。
    自分からの精一杯のプレゼントが、それを繋ぐ糸になると思ったに違いありません。
    手放し難く、そしてずっと繋いでいたいと思える程に。リボンを選んだのはそういう意味合いもあったかも?
    何より、カーリアとの漫才を特等席で見られますからね!(笑)

    自己保身を最後まで手放さないセイラですから、外から見ると奥ゆかしくも見えてしまうんですよね。
    希望の光を見せたその人こそ、クリスティーナにとって見えた光……確かに、その通りに違いありません。