第39話 水着品評会らしいよ知らんけど
「水着見たいからとか、オイル塗りなんて考えなきゃよかった…」
頭ん中エロい事しか考えないからだよ。素直に泳ぎ教えてもらえよもう。
「…そんなに見たかったのか」
「そりゃそうだろ。海で遊ぶといったら目的はそれだけだろ」
お前はそうでも他の人はそれだけではないだろ。
「かわいい子のエッチな水着なら誰だって見たいだろ?」
「…まあ、好きな子の水着姿見たいというのは、わからなくもないが…俺なら他の男に見せたくないから、海にくる選択肢はないな。その子が行きたがるなら別だが」
「あ、美波は独り占めしたいタイプか。意外と独占欲あんのな」
確かに。クールだけど、そういう一面あるんだね。
「おれはあんま思わないな。他の奴らに自慢しながら、エッチな水着姿見たい」
「…まあ、人の趣味嗜好にとやかくは言わんが。…エッチな水着姿かどうかは知らないがな」
そんな際どいの着てくるような女子じゃないもんねみんな。
一方他の男どもはなんかソワソワしてる。こいつらも気にしてる…というか興奮してんな。
安野くんなんか鼻息荒いよ。
「目に焼きつけるでゲスよ。いやードキドキが止まらんでゲスー」
さすがに君もキショイよ?安野くん。
「「お待たせ~!」」
女子達の甲高い声が聞こえた。
男達一同が振り替えると、
「「お、おおおおお!」」
美波くん以外の男達が反応。
男達の視線の先には、三人の女子がまず、見えた。
百合子、佐藤、晶子のタケの攻略候補三人衆。
まず百合子。
えーっとハイネック?とか言うやつかな?スポーティーな彼女らしい水着だね。下半身は意外とビキニスタイルだけど。
余分な肉が見えず引き締まったスタイルじゃん。カッコいいよ
…ただし、胸は見事すぎる絶壁だがね!膨らみあるのかレベルだ。
ちなみにアタシの発言は聞こえてないから、言い放題なだけで当人に聞こえる場合はしないからね。
見損なわないように!
次、佐藤…………
えっ、スク水?
「さ、佐藤さん、マニアックだねえ。まあこれはこれで…」
夜野がふんふんとなめるように眺めて納得してる。キッショ。
「ほら!だから一緒に買いに行こうって言ったのに!」
百合子はどうやら佐藤をこの日のための水着買いに誘ったようだね
つまりろくな水着ないからスク水なわけだ。
「だ、だって友達と買うなんて恥ずかしい…」
「なら一人で買いに行けばよかったのに!」
「一人で選ぶにしても似合うのなんてないし…」
「そんなことないのに!」
わりと自虐的なんだな~。
磨けば光る可能性ありそうなのに。
「それに貧相なスタイルだから、露出少ないコレのほうがいいと思って…」
「もー少しは可愛く見せないと!ねえ健人くん?」
急にふられたぞタケ!気のきいた答えを!
「えっ?あっ…うん?」
どもってんじゃねーよ!
「あ、いや、まあうん。それはそれでかわいいよ!」
ええ…褒めてるのかそれは…
「か、かわいい…じ、自分が?」
あらま、意外と嬉しそうだわ。
「なるほど!健人くんはマニアックな趣味なんだね!くそー静流ちゃんにしてやられたな~!」
「え!?いや、それは誤解…」
悲報。タケ、スク水好きなマニアック男のレッテルを張られる。
…プププ。
しかし百合子、ホントに悔しがりつつも佐藤を褒めたりしてるし、好きな相手被っても仲違いしないタイプなのかもね。
つづくらしいよ
次回は…あれ?誰か忘れてるらしいよ。つまり他の女子登場だね。
実はあと晶子以外にも女子いるらしいよ。知らんけど。
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