第2話 普通に

12歳。


これまで結構自分でも頑張ったと思う。

朝早くから剣術を、そして魔術を学びかれこれ十年以上たった。

いつものように朝早くから外で軽く体を動かしながらこれまでの生活に思いをふけらせていたのだがふと後ろのほうから声をかけられた。


「おはよう、今日はノアなのね。もうすぐ出発になるのだからそろそろ支度なさいな」


窓から顔を出しながら金色の髪を耳にかけた母であるマリーが出発の時間を伝えてくれた。


「わかった、すぐに支度するよ」


そう伝えると少し微笑んでマリーも支度に戻る。

この年になると自分の体もうまく制御できるようになりどちらかを選べるようになっていた。

それまでは朝起きるたびにどちらかに切り替わっていたためにその日によって予定を変えたりせねばならず少し大変だったのだ。


「とりあえず学校ではこっちでいいだろう必要になるかはわからないけどそうなったときはティアになればいいか」


そういって少しせを伸ばすと支度しに家へ戻るのだった。


----------------------------------











































  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る