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塩と土と(六)」への応援コメント


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    自分の中に存在する理不尽に対する怒りや大切な者を奪われた憎しみは大きなエネルギーに成りえますが、同時に人生がそれに大きく振り回され、縛られることになります。人を呪わば穴二つ、結果的に破滅すると分かっていても、復讐の鬼になることを選択するのが、人の感情なんでしょうか。

    物語の更新、大変お疲れ様でした。
    州の位置と誰がどの役職についているのか理解するために、地図のように書き込んだりしました。デウアルト家とスラザーラ家が、女が当主となる家系ですが、他の家にも決まりがあるのでしょうか。(貴族は基本的に長女が家を継ぐという記述があった気がします。)国主が天皇、州馭使が大名で、いくさびとが武士みたいだなと個人的に感じました。

    作者からの返信

    kinotakayasuさん。
    こんばんは。
    貴重なご意見ありがとうございます。
    とても助かります。

    自分でも、理性が訴えていても、止められないことはありますよね。業というやつです。


    何人か、熱心にご覧いただけた方は、地図なり、役職図なりを書かれていますね。そこら辺、改善の余地が大分ありそうです。
    地図や人物の関係図をエクセルなどで作れれば良いのですが、パソコンの操作というか、美術の才能がからきしなので。
    人物の関係図は作りたかったんですけどね。


    国主の家は、天皇家をヒントにしています。正解です。貴族と騎士階級、いくさびとの境界があやふやなのは、日本の中世の社会制度を参考にしています。

    初代国主のモデルは持統天皇です。
    持統天皇の即位から900年くらいで、戦国末期、物語の舞台の文化レベルになります。
    あと、丸谷才一という作家の影響で、女系家族に興味があったので、女系社会を描いてみたいというのがありました。
    それと、この作品のテーマとして、「母親ははっきりしているが、父親はあやふやな存在(とくにDNA鑑定のない時代)」があったので、女系を前面に出した作品になったのだと思います。

    以上、長々と失礼しました。
    お読みいただき、本当にありがとうございました。

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