夕闇の停留所 ひとりバス待てば印尼料理の香辛料の香(か)

(2023-11-04)



先程「採れたて」の、ほぼ「詠んで出し」です。



急な所用にて、普段乗り降りしない、とあるバス停でバスを待っていましたところ、

香辛料の効いたと思しき、非常に食欲をそそる、美味しそうな料理の匂いが。


バス停の、ちょうど道路挟んで向かいが、

インド・ネパール料理のお店だったのです。



これまた、ちょうど空腹時でしたので、

アンデルセンの『マッチ売りの少女』の心境がよく解りました。

あれは、非常に切ない心持ちになるものです。


同時に、「鰻の焼ける匂いをお菜に白いご飯」…ではありませんが、

この匂いを嗅ぎながら食パン、割とイケるかも、…と、

「淑女」にあるまじき、少々以上にさもしいことを、つい考えてしまいました。



……いやはやなんとも、お恥ずかしや。


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