> 劣化した時間の縁から拘置所に滑り落ちてしまったのだろう。
→こういう表現は余程作り込んだ感覚がないと書けないと思います。
> 気分を害した黒猫を連れて、名前のないぼくは無数の人波へと紛れて行く。
→かつての文豪の代表作が浮かぶようです。
一通り読んでみて次元の醸す不思議な感覚に酔いしれる感じが味わい深いですね。次元物は奥が深くて真相を探るような冒険心で読み進められるから楽しいですね。
作者からの返信
刹那さま、応援&コメント、ありがとうございます(*´ω`*)♪
「次元の醸す不思議な感覚」は、自分も書きながら、楽しく味わっておりました。その醍醐味を共有して頂いたような気分で、嬉しさもひとしおです✨
素敵なレビューもありがとうございます。とても嬉しいです(人*´∀`)。*゚+
時間を遡ってしまって無理矢理捕まえたからこんなことになってしまったんですね。
しかし、作中でも言われてましたが、結構便利だし、不便しなさそうです(笑)
名前と言うアイデンティティが奪われることで感情などが失われると言うのはなんとなく想像がつきますが、それをしっかりと主人公が体現していてすごいなあと思いました。
逆説的に、名前によって人は感情を手に入れたわけですね。
最後までなぜコンニャク爆弾なのかはわかりませんでしたが、そういう所もいいなと思いました。
あと黒猫の手が元通りになって良かった。
面白かったです。
ありがとうございました。
作者からの返信
詩一さま、応援&コメントありがとうございます(*´H`*)♪
確かに便利ですよね。もう少し融通が利けば、我が家として文句なさそうです☺️
コンニャク爆弾がどういうものであるかは最後まで明らかになりませんでしたが、四次元を滑り落とすぐらいですから、きっと高性能なのだと妄想しております(◉▽◉)
四次元が借りた猫の手は、きちんと返してもらえたようで何よりです🐾
こちらこそ、暖かいお言葉、誠に感謝です(´∩。• ᵕ •。∩`)♪
読了させていただきました。
普段 SF はあまり読まないので、トンチンカンな感想を書いていましたら、申し訳ございません。。
四次元の監獄は、映画「CUBE」を何となく連想しました。
過去の次元に遡った時、そこには無数の新たな未来が待ち構えているのか、それとも現在に引き戻されるような時間の強制力が働くのか。そもそも次元が異なれば、また新しい歴史が始まるのか、とても興味深いですね。
彼の求める図書館が別の時間や次元に滑り落ちていないことを祈ります。
SF は、恥ずかしながら私の拙い頭ではついていけないことが多く、どちらかというと敬遠しがちだったのですが、こちらの作品は分かりやすく、難解な部分も謎なところを楽しめました。面白かったです!
作者からの返信
下東 良雄さま、応援&コメント、ありがとうございます♪
タイムパラドックスについて思いを巡らしていると、いろんな発想があってなかなか楽しいものですね。
「ぼく」とコンニャクが図書館にたどり着ければいいなと思います😊
映画『Cube』は未視聴ですが、調べてみると非常に興味深いです。今度観てみようかな(*´ω`*)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%96_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
楽しんで頂けたと伺い、作者としてもホッとしております。多謝、です(❀ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾ᵖᵉᵏᵒ
「議事堂にコンニャク爆弾を投げ込んだという疑いを掛けられて、ぼくは裁判に掛けられた。」
なんて、素敵な哲学のかほり。サイエンスフィクション、あるいはサイエンスファンタジーとは斯くあるべき、という理解できそうで理解できない世界観にぐっと惹きこまれ、あっというまに最後まで読んでいました。
終始マウリッツ・エッシャーの騙し絵をみているときのような没入感があり、とてもよい読書時間を過ごさせていただきました。「ぼく」と「コンニャク」は図書館にたどりつくことができるのでしょうか。
そんなことを想いながら、窓を閉じる。
ほんとうに素敵な物語を、ありがとうございます。
作者からの返信
夢見里さま、読了&応援ありがとうございます(*´ω`*)
マウリッツ・エッシャーの騙し絵をみているときのような没入感、というご感想を大変嬉しく思います。水が下から上に流れたり、壁を人が歩くあの雰囲気、長門も好きです。
ぼくとコンニャクがたどり着く図書館では、猫も一緒にくつろげる空間であればいいのですが、さすがにそれは高望みかも知れません。でもそんなことをつい望んでしまいます(笑)
こちらこそ、暖かなコメントにただただ感謝です(✿ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾♡
冒頭からひきつけてぐいぐいと読ませるお話でした。
SFの知識がなく四次元というものを(ドラえもんのポケットとしか)理解していないため、難解だと感じたのですが、それでも主人公の行動が気になって、次に何をするのかから目が離せませんでした。
遠い未来の世界の、便利だけど人の命を蔑ろにしているように感じられるゾゾッとする部分が、藤子F先生の短編や21エモンの世界を思い出しました。
自分にこのお話を読解できる力がないのですが、独自の世界と読みやすい文体、不思議な展開が、とても面白かったです。
作者からの返信
四次元というと、やはりドラえもんのポケットを思い浮かべますよね、わかります(* ˘꒳˘)⁾⁾ウンウン
藤子F先生の短編はとても好きなものですので、そういう形で聯想して頂けたのは何か嬉しいです✨
読みやすく、不思議、かつ面白いと思って下さり、作者としても感無量です。
応援、暖かなコメント、本当にありがとうございます♪(❀ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾ᵖᵉᵏᵒ
村上春樹の少し不思議な物語か、星新一のような、こちらの想像力を超えてくる物語でした。
というか、この展開は予測もできないので、ただ読み進めるだけでしたが、ぐいぐいと引き込まれてしまいましたね。
面白かったです。
作者からの返信
K-enterpriseさま、応援ありがとうございます😊
「ぐいぐいと引き込まれて」とのお言葉がとても嬉しいです。作者冥利に尽きます(*´ω`*)♪
あったら便利かも?とあったら大変だろうな、が混在する四次元の拘置所というSFらしさと、黒猫と図書館というゴシック風味が絶妙な素敵な短編でした。面白かったです!
作者からの返信
刻露清秀さま、応援&コメント、ありがとうございます♪
確かに、便利さと大変さが混在した拘置所ですね(笑)
あるいは人類には早すぎたのかも知れません…(◔‿◔)
素敵なレビューも賜りまして、とても嬉しいです。改めて、多謝!(✿ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾ペコリ♪