潤希と事故の〝キス〟をしてから1週間。

.....................相変わらず潤希は遊び人だ。

潤希は、放課後。

決まって、女の子たちを空き教室に集めてて。

女の子なら、〝誰でも〟キスをしている。

一方の私には...............モヤモヤが募ってる。

今までは、そんなの感じなかったのに。

モヤモヤしてしまう、

不思議な気持ちに付いて行けなくて。

かなり不機嫌なまま学校を後にした。

そして..................今は絶賛帰宅中。

「雅音」

私を呼ぶ聞き慣れた声が耳に届いた頃には。

「............んっ、」

あまりにも不意打ちに塞がれた温もり。

「.........っ、潤希っ！！」

一瞬だけ触れた温もりに、

驚きを隠せないまま名前を呼ぶと。

「ふっ、これは、不意打ち〝キス〟な」

潤希は、そう言って顔をニヤニヤさせて、

私の横を通り過ぎて行った........................

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