宣誓
勇者はこれを
「この土に 花は咲く。
この土に 種をまこう。
この土から 恵みをもたらせ」
不毛な土地ではないのだから。
怠惰は よそう。
魔物は 去った。
支配者は いない。
自らの手で
実りを この手に
祝福を
すべての 生きとし生けるものに。
勇者は
いつか
この土地に 花が咲き、
大地の実みを 手にしたときは、
勇者の功績が 認められるだろう。
剣を振るうは、
人々の生活を 守れるならば、
それは「聖剣」と呼ばれるやも。
勇者は、勇者に なりたかった。
土ひと握り 結音(Yuine) @midsummer-violet
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます