この章の人物紹介
この世界の住人は預かり知らぬことであるが、実はステータスオープナーによって読者は彼らのステータスを知ることが出来る!
見てくれええぇ!
[凡例]
のんきな・エルフ太郎 ※現在明らかになっているこの人物の姓名
種族:※この人物の種族
文化:※この人物の生まれ育った文化、帰属する民族・文化集団など
武勇: 交流:
管理: 学識:
※この人物の現時点での大まかな個人的資質、超苦手、苦手、普通、得意、超得意の五段階評価
大事なもの:※この人物が人生において、あるい最近、大事にしている物、事
【コメント】
※この人物の概要、近況など
【小話】
※この人物に関するちょっとしたお話
ステラ
種族:ハイエルフ
文化:チェヘマ族
武勇:普通 up! 交流:普通
管理:苦手 学識:普通
大事なもの:最近私の見せ場が少なくないですか?
【コメント】
別に、少なくはないと考えております。
【小話】
「弓が得意ならそう言っておいてくれよ」
「だって言ったら、戦わなくちゃいけなくなるじゃないですか!」
「うわ出た、いるよねこういう人。別にブラック企業でもないんだからさぁ……」
「命懸かってるんだからそういうのはなしにして欲しいな……」
「え~」
ジロ
種族:狼獣人
文化:扶桑、シジマ
武勇:得意 交流:苦手
管理:超苦手 学識:普通
大事なもの:なんだかんだでこの人生
【コメント】
それはとても強靭で、しなやかさも併せ持つ……刀の話。
【小話】
自分の毛皮に櫛を入れる。梳くと大量の抜け毛がついている。この毛の利用方法は様々である。衣類、調度品や手芸わた、火種などにも利用可能だ。彼らの過酷な気候に強い性質もあり、
「お客さん、ベッドについた毛、全部はたき落としてから行ってくださいね」
「はい……」
アカネ
種族:人類
文化:日本、西国
武勇:得意 交流:普通
管理:得意 学識:得意
大事なもの:食事!衛生!
【コメント】
辛いことも多いですが……本当に辛い……ジロとステラがいなきゃ心折れてた……。
【小話】
他の三人が席を外したあとも、アカネとジロは酒を飲んでいた。
「えへへ、こうやって二人きりで話すの初めてだよね」
「そうだな」
「ねね、私ばっかりジロさんに質問してるからさ、ジロさんも私に質問してよ」
「別に、聞きたいことはない」
「えー、じゃあ私のスリーサイズとか知りたくない?」
酔っ払って、陽気になっているアカネが言った。
「…………」
ジロは無言でグラスを傾け、そしてそれをテーブルに置くと、彼女の腰に手を回した。
「知りたいと言ったら教えてくれるのか」
「え……じ、ジロさ…
■ここから先は有料会員限定記事です■
「ないよそんなもの!」
海の荒くれ者たち
頭も荒くれている。
ポリーヌ
クジラの魔人。海チワワとは敵対関係にある。ドニのことが好き。
ドニ
ただの魔人。ポリーヌのことが好き。
ロラン
頭ん中がすっからかん、脳無いからね!
テンニース
遊園地を経営しており、多数のゴブリンを従業員として雇っている。
ディートリヒ
腕のいい鍛冶職人。今現在、一応は幸せらしいが……。
トロル
ゴリラのような姿の魔物。獲物と見るや否や襲い掛かってくるので大変危険。オンラインゲームではマナーを守りましょう。
シャルル・マルテル
多分出世せずにずっと前線にいるべき人物。
市長
見てくれ以外は好人物と評判。
変わった趣味の夫婦
こわぁ……。
通りすがりのおじさん
すっげぇキモいな!
アドリーヌ
種族:サキュバス
文化:北部魔族諸部族系統
武勇:苦手 交流:普通
管理:超得意 学識:得意
大事なもの:有権者
【コメント】
"尊厳者"の渾名を持つサキュバス族の長にして選挙によって選ばれた魔王国の君主。サキュバスだが生娘。類まれな政治手腕によりのし上がった実力者、『搾精以外何でも出来るサキュバス』とまで謂われている。
【小話】
「魔王というのは退屈だ。誰か、男娼を呼べ」
「いけません、魔王様」
「どうしてだ?」
「だって魔王様、呼んだら呼んだで『やっぱ無理ぃ! 帰ってくれぇ!』って言うじゃないですか」
「ぐっ……今日こそはだし……!」
シェフ(巨乳)
ロタール王国から雇われた白毛の狐獣人種のシェフ(巨乳)。アカネが常識的な範囲の巨乳ならこのシェフ(巨乳)の巨乳はいわゆる二次元における巨乳であり、料理の腕もそれに比例する。
首刈りフクロウ
首刈り系の魔物でも上位の脅威度。煮てよし焼いてよしと食材としても優秀だ、間接的な食人に忌避感がなければだが。
ウルバン
種族:猫獣人/クォーターエルフ
文化:マジャーリー族/イスタンティノープル
武勇:普通 交流:苦手
管理:得意 学識:得意
大事なもの:妹、攻城兵器
【コメント】
ビザンチスタン帝国の兵器開発者。ウルリーケの噂を聞き魔王国を訪れた。実は出身はエルフ文化圏。
【小話】
ウルバンとウルリーケはまだ酒場で話をしていた。
「我輩の父は我輩と同じビザンチスタンの猫獣人でな、ハーフエルフの母との間に我輩たち兄妹は生まれた」
「ふぅん。さしずめ、エルフの里に馴染めなかった感じか」
「左様。ハーフでさえ苦しい立場なのにクォーターでしかも異人種だ、恐ろしいものだ、大人が寄って集って子供を虐める光景は」
「それでビザンチスタンに逃げたのか」
「うむ。鬱を患った父親は見捨て、妹と二人で逃げたのだ、我輩は酷い人間だ」
しょげかえった様子のウルバンの肩を、ウルリーケは肩を叩いた。
「それはしょうがないさ。……案外、あんたとは仲良くやれそうだ」
「しかしなぁ、妹は嫉妬深い。我輩が女を連れて帰ったとなればなんと言われるか」
「そ、それはなんとかしといてくれよ……!?」
ヴァレリー
種族:魔人
文化:北部魔族諸部族系統
武勇:得意 交流:得意
管理:普通 学識:普通
大事なもの:人々を救うこと
【コメント】
元は魔王国の憲兵隊所属していた魔人の男。見た目は角の生えた色白なエルフのような姿のオーソドックスな魔人。人々の悲しみに触れすぎて、少し気も触れてしまった。
【小話】
「ヴァレリー、お前な、いちいち被害者の話なんて聞いてたらきりがないぜ」
ヴァレリーが憲兵隊のある同僚によく言われていた言葉である。彼は、憲兵隊を続けるには優しすぎた。被害者たちの心に寄り添いすぎていた。そして彼がついにある犯罪被害者から記憶を吸い出した時。
「見なかったことにしておいてやる、もうよせ」
「彼らを助けるにはこれしかないんだ」
「お前がくたばっちまうだろうが!」
「……それでも、僕は救わなくてはならない」
同僚の説得も虚しく、彼は憲兵隊を脱走してしまう。そして月日が経ち、彼はお縄を頂戴して戻ってきた。
「ヴァレリー」
「君か……あんな大口を叩いておいて、このザマだよ」
「お前のことは、俺が魔王様にずっと進言していたんだ」
「な、なんだって、そんな……」
「まあ無事で何よりだ。じゃあ、また暇が出来たら酒場に行こうぜ」
「……そうだね」
ウルリーケ・フォン・ハッセル
種族:ドワーフ
文化:おそらく東アジア及び東南アジア/低地ドワーフ文化
武勇:苦手 交流:苦手
管理:得意 学識:得意
大事なもの:銃と平等
【コメント】
ドワーフの貴族に転生した稀人の女性。実は無から弾丸を製造するチートを持っており、銃はオリハルコン製の手作りリボルバーである。結局撃つのは魔物ばかりで、未だ人に向けて撃つ機会は訪れていない。
【小話】
ドワーフ社会は強烈な男尊女卑社会であった。女たちが仕事や前線に出ることはない。ウルリーケは思った。
「それでも私ん家よりはマシかな」
苛烈な環境で育った彼女にとってこの程度は障壁にもならなかった。彼女は女性でありながら鍛冶を覚え、自らの手で銃を作った。練習がてら、ついでに作った発明品はかの領地の発展を助けた。それはドワーフ社会の女性の地位向上に一役を買ったわけだが……。
「じゃ、私は家を出るから。政略結婚とかゴメンだし、余程気の合う相手でもないとね」
彼女による利益に依存しつつあったハッセル家は大混乱に陥る事になる……。
イキャニ
種族:シェイプシフター
文化:南西部魔族諸部族系統
武勇:超苦手 交流:苦手
管理:普通 学識:苦手
大事なもの:探求中
【コメント】
シェイプシフターという種に対する偏見はとても強いものである。彼らの他者に変化できるという特性は他種族から好意的に見られることはなかった。そんな彼の気持ちを汲んでくれたヴァレリーについていくことにしたのだが……。
【小話】
囚われたイキャニは牢屋の中でしょげ返っていた。
「酷いのねん……もう信じらんない……」
「囚人、面会だ」
「! 誰なのねん!?」
「通りすがりのおじさんダヨ☆」
「本当に誰なのねん!? 怖いのねん!!」
なお、すぐに釈放となり、新設される少数民族に関する部所に所属することとなる。
大工の棟梁
親バカ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます