この章の人物紹介


 この世界の住人は預かり知らぬことであるが、実はステータスオープナーによって読者は彼らのステータスを知ることが出来る!

 見てくれぇ!


[凡例]

 のんきな・エルフ太郎 ※現在明らかになっているこの人物の姓名

種族:※この人物の種族

文化:※この人物の生まれ育った文化、帰属する民族・文化集団など

武勇:     交流:

管理:     学識:

※この人物の現時点での大まかな個人的資質、超苦手、苦手、普通、得意、超得意の五段階評価

大事なもの:※この人物が人生において、あるい最近、大事にしている物、事

【コメント】

※この人物の概要、近況など

【小話】

※この人物に関するちょっとしたお話

 

 ステラ

種族:ハイエルフ

文化:チェヘマ族

武勇:苦手  交流:普通

管理:苦手  学識:普通

大事なもの:楽しく生きること

【コメント】

変なものをよく拾ってくる。役に立つことは無い。

【小話】

「見てください、でっかいカブトムシ見つけましたよ」

「そうか」

「もしもの時のためにポケットに入れておきましょう」

「放してきなさい」

 後日……。

「ポケットからカブトムシの死骸が出てきました」

「放してきなさいって言っただろ」


 ジロ

種族:狼獣人

文化:扶桑、シジマ

武勇:得意  交流:苦手

管理:超苦手 学識:普通

大事なもの:新しく出来た友人たち

【コメント】

なぜ長吻の獣人に時間操作が効かないのかは解明されていない。

【小話】

「なんで犬獣人には時間停止が効かないんだろうね」

「う、うーむ、よくわからないでござるなぁ……」

「なんか心当たりありそうな顔だけど」

「……その、拙者からアカネ殿には伝えにくい話でござるし」

「ふぅーん……」


 アカネ

種族:人類

文化:日本、西国

武勇:苦手  交流:普通

管理:得意  学識:得意

大事なもの:サヤカとの友情

【コメント】

日本から転移してきた華の女子高生。日本にいた頃から損な役回りが多かったタイプ。好意の祝福を授かっており、誰彼構わず好意を抱かれてしまうという人間相手ならストーカーなどを誘発するクソスキル。魔物相手ならかなり有用なのだが……。

【小話】

 キャメロットへの道中にて。

「あのアカネという少女、夜は啜り泣いているぞ」

「迷惑ですねぇ、私が一緒に寝てあげるとしましょう。エルフの包容力でですね!」

「仕方ない、俺の尻尾も貸してやるか」

 別の意味で寝苦しくなったアカネであった。

「暑苦しいよ……」


 オタザワ

種族:人類

文化:日本、東国

武勇:得意  交流:得意

管理:苦手  学識:得意

大事なもの:己の信念

【コメント】

日本から転移してきたオタクな男子高生。陽のオタク。祝福は身体強化、至って普通である。

【小話】

 ログレスの騒乱が終わり、オタザワは自身の屋敷へと戻った。

「デュフフ! 侍女たちよ! 戻ったでござるよ!」

「おや、帰って来たんですか」

「きっしょい顔が久々に見れて残念です」

「また仕事が増えますねぇ」

「相変わらず当たりが強いでござるな! ところで、みんなに縁談を持ってきたでござるよ! 都会の良家の男たちでござる!」

 「「「はぁー!?」」」


 オタザワの侍女たち

(オタザワ様の良さは私にしかわからないんだろうなぁ)と全員が思っている。

 

 イケボ

店は上流階級相手に繁盛している。そりゃ、庶民の数食分の食材を煮詰めたスープなんて低価格で提供できないし……。

 

 サヤカ

種族:人類

文化:日本、東国

武勇:超得意 交流:得意

管理:得意  学識:得意

大事なもの:アカネ、リチャード

【コメント】

アカネの親友。アカネを旅に行かせたことは酷く後悔をしている。祝福はビッグバンナックル、相手は死ぬ。

【小話】

 異世界転移する前の話。

「アカネちゃん、だっけ?」

「え、う、うん……」

「私サヤカ。転校したばかりでしょ、学級委員長だからいつでも頼ってね」

「……別に、いいよ、私、面白いこと言えないから」

「面白い面白くないは関係ないよ。重要なのは……それ、その缶バッジ」

「あ、えっと、これは……」

「それ『キスレコ』のやつだよね!? 誰推し!? 私はステファン! あ、同担拒否とか大丈夫!?」

「あ、え、えっと、えへ、あなたも、『キスレコ』ファンなんだ……!」

 かくして二人は親友となり、以来アカネもクラスに打ち解け始めた。

 

 トウヤ

種族:人類

文化:日本、東国

武勇:得意   交流:超苦手

管理:普通   学識:得意

大事なもの:見落としてばかり

【コメント】

サヤカの幼馴染。人生、悔いの残る選択ばかりである。祝福は時間停止。しかしこの世界には時間操作耐性を持つ者が結構いるのである。

【小話】

 ログレス追放より数ヶ月、トウヤは苦悩しつつもノースロウを超え、ブリソニア北部の国スコルヴァの酒場に落ち延びていた。

「何がいけなかったのか、ずっと考えている。でもそうじゃないんだ、何をしなきゃならなかったか、なんだと思う」

「そっかぁ。ま、元気出せ若いの!」

「……君は俺より年下の女の子に見えるけど」

「せっかく大悪党になったんだからさ、時間停止で盗もうよ、森羅万象!」

「これ以上罪を重ねる気は無い」

「何言ってんの! 思い切りが大事だよ、そんな入れ墨顔に入ってちゃ日の当たるとこなんて歩けないんだから!」

「ここんところずっと、君みたいな盗賊にばかり勧誘されるよ……」

 

 ヤカモト

DIY能力はチートとは無関係。


 女神

実際胡散臭い。不敵な笑みを浮かべれば誤魔化せると思っている。

 

 ヘンリー・ペンドラゴン

ログレス前王。トウヤにより毒殺。

 

 エレノア・ペンドラゴン

ログレス前王ヘンリーの妻。裏社会を経営している今が人生で一番イキイキしている。

 

 リチャード・ペンドラゴン

ログレスの第一王子。サヤカに一目惚れ、猛烈な勢いでアプローチをし、見事に恋仲になることが出来た情熱的な男の子。

 

 ジョン・ペンドラゴン

ログレスの第二王子。頑張っているのでたぶん欠地はしない……はず。


 マティルダ・ペンドラゴン

ログレスの王女。BLにすっかりハマってしまった。

 

 ロビン卿

職業は吟遊詩人。結局依頼料は持ち逃げした。

 

 ランスロット卿

職業はパラディン。ホテル経営もしている。妻には毎日どやされる日々である。


 ガラハッド卿

職業は魔法剣士。オクサンフォルダ魔術師大学卒で歴史学者でもある。こんなところでなにやってんの?


 ベディヴィア卿

ストリッパー。ストリップ魔法を完遂させると神やそれに比肩する存在であっても逃れられず、彼の気が済むまでストリップショーを見続けることになる。術中にかかった者は目がハートになる。

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