イチャつくだけの物語。

第1話

俺が住んでるところはだいぶ山の中。

コンビニとかスーパーも小さいながらに一応ある。

小中終えてのいざ高校で、近隣の高校は全部なくなってて行くとしても朝6時には駅に行かないと行けないレベル。

流石にきついから一人暮らし。

そう。

一人暮らし！！

こっちの方が通学にかかる金よりだいぶ安くなるってことで。

中学校の卒業式を終え、引越し。

もちろんバイトもしながらだけど楽しみ。

その新居に行ったはいいもののよ。

俺の荷物と同じくらいの量の荷物が置いてあるわけで。

親からは何も聞かされてないし。

友達らともこういう話してないし。

はて。

座り込んで考えてるとドアがひとりでに開いた。

「！？！？」

「！？！？」

ドアを開けた存在と目が合って10数秒、ようやく相手が口を開いた。

「え、なんで優真が！？」

「いやそれこっちが聞きたい！！！」

開けた主は幼馴染で初恋の相手、花音でした。

うん。なんでなん？