開闢Ⅶ:語世継「そして時は翌日へ移ります。」
どうも、語世継です。
楓くんと吸ちゃんの物語は楽しんでもらえたでしょうか。
内容の重さに対してオチがあまりにも軽すぎると思いますか?
たしかにそうかも知れませんね。でも、それでいいんです。ちょっとしたことでも救いになるんですよ、人間。
二ヶ月しか立ってないですが、その間にどれだけの信頼関係を築いたかおわかりでしょう。
まあ、今回の話をまとめると楓くんが病舞さんのメールを見て、鬼血ちゃんの栄養摂取源になることを決めたということです。
「で、吸血鬼になりました。」
「元が能力者の眷属だから、多分普通の吸血鬼の半分以下くらいの力しか出せないけどね。」
「へー…すげぇ!」
蓮君……君のほうが凄いだろ。
「まあ、吸血鬼になっても別にそこまで変わらないよね。」
言葉さんが言う。
「そこまでっていうか、マジで一つも変わってないよ。多分『帰宅部』の回復能力が『吸血鬼』への変化にも適用されてるんだと思うけど。」
まあ、楓君の予想――理論は間違っていなかったということですね。
ああ、そういえば言い忘れてましたね。
僕の能力『メタフィクション』には、物語を覗き見るという能力もあるのです。それこそ、前回の開闢Ⅵ:環楓「ぶつかって砕けたら意味ないだろ。」とか。
そういうのも見れますよ。メタフィクションなんでね。
さてと、本日6月12日は彼が吸血鬼を救った日――でもありますが、しかし他の事が起こった日でもあります。
それは放課後、これまた蓮君によって起こった事件ですが……それについては、また次回。
さてと、今回は登場人物も多くなってきたので、生徒について、まとめさせてもらおうと思います。
ではまず、1年1組から。
鬼血吸、能力『吸血鬼』。吸血鬼らしいことはほとんど出来ます。放送部に所属しています。
語世継、能力『メタフィクション』。新聞部です。
暗闇病舞、能力『狂愛』。メンヘラ、ヤンデレっぽい行動が戦闘につながる的な能力です。保健部員なんですが……聞いたこと無い部活ですよね、保健部。
言葉諭、能力『説得』。彼女の言った言葉は全部真面目に聞いてもらえます。なのに放送部じゃなくて情報部なんですよね。
環楓、能力『帰宅部』。絶対に帰る能力です。部活はそのまま、帰宅部です。
夜坂蓮、能力『中二病』。能力は…もう分かりきってますよね。空想科学部に入っています。
次に1年2組。
アイ、能力『警備無視』。文字通りどんなセキュリティも電気さえ通っていれば無視できます。諭さんと同じ情報部です。
緒河共、能力『共有』。双子で感覚を共有したり、無条件でテレパシーができたりなど出来ます。ちなみにその双子というのは、この後紹介する緒河相さんです。
緒河相、能力『共有』。共さんと同じ能力ですね。ちなみに部活は、姉妹揃って放送部です。癒やし枠的な扱いをされてますね。
時雨先、能力『未来視』。文字通り未来が見えます。ちなみに見えるのは今いる世界線の未来らしいです。部活は蓮くんと同じ、空想科学部ですね。
識見曲、能力『認識偏向』。相手の認識を捻じ曲げるとかいう激強能力です。彼は保健部に入ってます。暗闇さんも紹介してましたよね。
1年ラスト、1年3組
間四麻、能力『別空間』。五億年ボタン的な空間に物や生物を送れます。そこで決闘とかも出来るらしいですよ。あ、部活は剣道部です。
明日ヶ谷渚、能力『時間移動』タイムリープの方、未来を変えることは出来ないらしいので、どちらかと言うと偵察とか事実確認とかに使うらしいです。
世界渡能力、『世界線移動』。そのまま、世界線を移動する能力です。過去を変えたいならこっちを使えってことですね。明日ヶ谷さんと世界君は2人とも空想科学部に入ってます。
多才能、能力『多才』。どんなことにも才能があるっていう、日常生活を過ごす分には最高の能力です。彼も僕と同じ新聞部です。
日生下優、能力『治癒』。物理的に治せるものなら基本的に何でも治せるという能力です。まあ、能力の通り保健部です。
折り返しかな?次は2年生です。
思栖軽香、能力『重力操作』。重力を変えられる能力です。
逆攻返、能力『反撃』。発動するまでに相手から受けたダメージと同じ威力の攻撃ができるというカウンター系能力です。彼は情報部なんですけど、ネット上でも効くらしいんですよね、この能力。……エグ。
写模、能力『模倣』。相手の能力をコピーできて、別能力をコピーすると元のコピーは解除されるという、某ピンクの丸みたいな能力です。模さんも僕と同じ新聞部です。
古霧初、能力『不老不死』。そのままです。不老であるせいでずっと小学3年生みたいな容姿です。彼女は放送部なんですけど、声が子供っぽいのに喋りがあ流暢というか、上手いので、聞いてるとほっこりします。
冬中歌奏、能力『強制服従』。「従え」と言うと従わせる事ができるらしいです。ちなみに、魂がある相手にしか効かないらしいです。
幻中千影、能力『幻影』。相手に幻覚を見せる能力です。蓮君と同じ空想科学部です。空想科学部エグい能力集まりすぎ。
本当に最後、3年生です。
分身蛍多、能力『分身』。無限に分身できます。演劇部なんですけど部員が2人しかいないので、分身しまくって役者を増やしてるらしいです。
焔萌歌、能力『火炎』。熱系の能力全部使えます。シンプルな能力は強いですよね。彼女は剣道部です。
凍浜結、能力『氷結』。冷系の能力全部使えます。シンプルな能力は強いですよね。『火炎』のときと同じで。彼女もまた、剣道部です。
式演太郎、能力『演劇』。相手に演じることを強制する結果、絶対勝てるという最強能力です。正直この人が一番強いです。で、さっきの2人目の演劇部はこの人です。
瑠璃川永琉、能力『圧倒的美貌』。誰もが目を奪われてく君は完璧で究極の美少女!!って感じです。多分敵でもめちゃくちゃ見惚れると思います。あ、新聞部です。どう見ても新聞に載る側なのに。
前篠士郎、能力『全知』。全知です。はい。情報部に入ってるんですけど…情報なんて要るのかな……?
ということで、とりあえず第一章の締めとして、軽めに紹介しておきました。
語り部は1年1組、語世継でした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます