第2話
「では、あちらへ」
看護士が患者をドアの外へ誘導する。
突如発生したウイルスによって広まった『
現段階でわかっていること。
このウイルスは、突然何らかの理由で家族からの愛を感じられなくなり、寂しいと思う人の心に入り込む。精神が成長しきれていない20歳未満の未成年者に特に入り込みやすい。そして段々と心を
そうして、死に至る。
患者の家族は、今後の選択肢を
残りの時間をどう共にするかは、親族の判断に
私は地面を強く
鍵を開けて、窓を開く。冷たい風が頬を
一体いつまで、この患者を見ることになるのだろうか。
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