第12話 助けて悠真くん

俺は家に帰るとご飯を食べ、お風呂に入り、悠真に電話をかける。

「おい」

「ごめんって」

俺はこいつが今日逃げたことについて問い詰める。

「廉の話も聞くつもりなんだがよ、俺の方も相談したいんだよ」

悠真が相談なんて珍しい

「俺、もしかしたら花村さんのことが好きなのかもしれねぇ」

「え?」

「あの後、せっかくだしって2人で遊んだんだよ、今までの彼女とのデートよりずっと楽しかったし、ドキドキしたんだ、俺はどうすればいいんだ」

「あの悠真が恋煩いだと……」

明日は天変地異だな

「俺もこんなことになるとは思ってなかったからどうすればいいのか分かんなくてよぉ」

「とりあえず、また遊びに誘ってみたらどうだ?」

「そうだな、頑張ってみるよ」

こいつ顔はとにかく1級品だし、基本優しいからななんとかなるだろう。

「で、廉はなんで電話かけてきたんだ」

「俺はお前を非難するのと、デートってどこに行けばいいんだって思って」

「あー、デートか、俺は映画や水族館とかそういうベタなところばかりだったからなぁ、服や髪型は教えてやれてもデート場所はそんなに力になれねぇかもな」

「やっぱり、ベタじゃない方がいいかな」

「お前が考えて、しっかり準備してエスコートするのが1番大切だと思うぞ?それが出来れば谷川さんなら楽しんでくれるだろ」

俺は悠真の言葉を聞いて少し心が楽になった気がする。

確かに谷川さんなら笑って許してくれそうだ、でも気を使わせるのは俺の心が許さない。

「俺頑張ってみるよ」

「おう」

「あ、廉、今日花村さんと話したんだがまた今度4人でどこかに行かないか?」

「4人か、いいんじゃないか?」

確かに花村さんとも喋ってみたいものだ、昔の谷川さんの話とか聞けるかもしれないし。

「よし、じゃあ決まりだな」

「おう」

「じゃあ、また明日な!、おやすみ」

「また明日、おやすみ」

そう言って悠真は電話を切った。

さて、俺は谷川さんとのデートを考えなくては行けない。

まずは映画で上映してるものを検索してみた、するとちょうど万人受けしそうな映画を見つけることが出来た。

なら、ゲームが好きそうだったしゲーセンとか?

ムードも何も無いな辞めだ。

どうしたものか、俺は考えに考えて考えながら眠ってしまった。

時間はまだある……よな……




作者です

応援してくれぇ

モチベに繋がるからよぉ、コメントとか応援してくれると嬉しいな

やっべぇ、読み直してたら書く順番違った……

( ˊᵕˋก;)💦

直しました、ほんとに申し訳ないです。

※ヒロインの名前がずっとしっくり来なくて、変えました芹奈(せりな)が正しいです、変わっていないところがあれば教えてください。m(_ _)m

旧名 紲(せつ)

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