第4話 転生能力掲示板(2

231:邪悪存在

すまそ、事態が片付いたから戻ってきたで


232:名無しの能力

お、イッチが戻ってきたな


233:名無しの能力

イッチ、大丈夫やったんか?


234:邪悪存在

おう、大丈夫やったで

てか心配するなら主人の心配をして欲しいのだが

俺らは能力を直接破壊されない限り無敵なんやで?


235:名無しの能力

いやイッチの主人の心配は不必要やろ


236:邪悪存在

なんでよ!?


237:名無しの能力

だってイッチはもし主人ちゃんがピンチになったら少しの間、身体を支配してピンチを回避するやろ?

あの稀代の英雄みたいに


238:邪悪存在

もしかして俺の正体ってバレてる?


239:名無しの能力

安心しろ、多分だけどワイ以外にはバレてない


240:名無しの能力

イッチの正体ってそんなにやばいんか?


241:名無しの能力

やばいなんてもんじゃない

ワイらにとっては超がつくほどの有名能力や


242:邪悪存在

とは言っても今の俺は殆ど力を使えはしないがな


243:名無しの能力

なんでなん?封印でもされてるのか?


244:名無しの能力

あぁ、そうか

イッチって主人の成長と共に進化する成長型の能力やったな

だからイッチの力は初期化されたんか


245:邪悪存在

そゆこと


246:名無しの能力

へぇ、そうなんか

ん?イッチって成長型能力なんか!?


247:邪悪存在

え?俺って成長型の能力なの?

俺ってばサポート兼戦闘型能力だと思ってたんだけどなぁ

つまり俺の能力特性はサポート兼戦闘兼成長型の能力って事!?


248:名無しの能力

凄いくらいに能力の属性モリモリだな


249:名無しの能力

てか気づいて無かったのかよ


250:邪悪存在

なんか勝手に初期化されてるなぁ、としか


251:名無しの能力

そうだった、イッチはこういうアホだった

てかイッチって稀代の英雄のこと馬鹿に出来ないよな


252:邪悪存在

えぇ?俺ってばそんなに馬鹿にしてた?


253:名無しの能力

馬鹿にしてたよ


254:名無しの能力

>>253馬鹿にしてたって…………どんな感じだったの?


255:名無しの能力

イッチと英雄は日常でも戦闘でも罵倒し合ってた

だけどイッチは多分だけど英雄の事を認めてたぞ?

アレはイッチなりの照れ隠しだと思う


256:邪悪存在

やめて!確かに認めてたけどそう言われると恥ずかしいから!


257:名無しの能力

てかさ、>>255とイッチの関係ってどんな感じだったんだ?


258:邪悪存在

俺と>>255の関係か?

主人同士が相棒だった、それだけだ


259:名無しの能力

まぁ、その相棒関係になる為に紆余曲折あったけどね


260:邪悪存在

やめて、アレを思い出すのは結構苦痛なんだ


261:名無しの能力

>>260 せやなぁ、ワイも苦痛やわ

アソコまで主人が堕ちかけたのはああいう奴らの仕業なんだよなぁ


262:名無しの能力

てかさ、イッチって転生したばっかりって言ってたよな?なのに前主人とか居るのは何故だ?


263:邪悪存在

ん?ああ、それか

人間→転生→能力→消滅→転生→能力っちゅうことや


264:名無しの能力

やっぱりそういうことか

昔に英雄と共に自身の力と命を全て生贄にしてアイツを封印させたんだ

そうじゃなきゃ今此処に居ないからな


265:邪悪存在

そりゃあ気付いてるよな

遅くなったけどあの時、助けてくれてあんがとな


267:名無しの能力

別に気にしなくて良いよ

ワイはお前の心に、魂に惹かれて協力したんや

まぁ一番は主人なんだけどな!


268:邪悪存在

あれ?もしかしてユーフォスって生きてる?


269:名無しの能力

せやで


270:邪悪存在

ふぉーー!ww

あの人まだ生きてんのかい!あの戦いから何年経ってると思うねん!

少なくとも何兆年は経ってるぞ!


271:名無しの能力

主人曰く不老長寿になったからみたい

あとあの稀代の英雄も不老長寿になっていたらしい


272:邪悪存在

あ、それは知ってる

主人は覚醒の試練の時に半精霊半神になってから不老長寿になったみたい


273:名無しの能力

おい!お前はワイの主人を可笑しい呼ばわりしてるけどお前の前主人も大概やからな!

というかお前の前主人の方がふざけてる可能性あるの忘れるなよ?


274:邪悪存在

ふっ、同じくらいにふざけてるからノーカンや


275:名無しの能力

あのなぁ、ワイの主人は数えるのも面倒臭くなるぐらいの年数を掛けて鍛錬して辿り着いた境地やぞ?

お前の前主人みたいな才能の暴力みたいな奴じゃないからな?


276:邪悪存在

せやな、だけどお前がもっと早くに手伝ったらその領域に早く到達してたんじゃないか?


277:名無しの能力

うっ!だって主人に敵う奴なんて居ないと思ってたから力を鍛えなくても良いかなって

というかお前もお前の前主人もやばすぎんだよ

あの年数を塗り潰すなんてどんだけ天才なんだよお前ら


278:邪悪存在

はぁ、お前が勘違いしてるみたいだから言っとくけど俺は凡才側のヤツだよ

お前や前主人みたいな天才とは違う

お前の主人のユーフォスと同じ人間だよ


279:名無しの能力

いやいやいや、お前の何処が凡才なんだ?

お前達が出てきてワイらを倒すまで数十年しか経ってなかったんだぞ?

それなのに天才じゃないは無理があるだろ?

それに凡才だったら其処まで辿り着けないだろ?


280:邪悪存在

知ってる筈だぞ、お前も限界以上に己の力を高めて才能以上の力を引き出す奴等の事を

愚直な迄に真っ直ぐでバカみたいに突き進む奴等のことを


281:名無しの能力

ハハッ!確かにそういう奴等はよく知ってるよ

そういう馬鹿主人を一番長く見てきたんだからな






______________________________________________

□稀代の英雄とイッチが封印した相手

邪神という名の世界で、世界という名の邪神です。

その世界にも一応神々がいて、それで一番最高位なのが世界神なのです。世界神の権能はその世界に存在している全ての生物の能力を扱えるというものです。


ちなみにその世界神を封印する為の戦場では全ての神々が存在し、敵対していました(未来も過去も含む)。ちなみに味方勢力はイッチの主人とその相棒であるルーフォス、イッチにルーフォスの能力です。それだけです。


あの世界って管理がズボラなんですよ。だからイッチの主人やルーフォスの能力みたいにバグが出てくるんだよなぁ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る