『粛聖!! ロリ神レクイエム☆』の自分的解釈
高瀬ユキカズ
ロリ神レクイエムの自分的解釈
しぐれういさんが歌っている曲
粛聖!! ロリ神レクイエム☆
https://www.youtube.com/watch?v=Ci_zad39Uhw
これを書いている時点で4200万回再生。
すごい勢いで再生回数を伸ばしていますね。
中毒性があって、なんどもなんども繰り返しループして聴いてしまいます。
ミュージックビデオの冒頭、女の子が首の前になにかを持っています。
なにを持っているのかと思ったら、これは防犯ブザーなのですね。
少女が防犯ブザーを持っていて、いますぐにでもこの紐を引き抜くよ、というイラストのようです。
最初に見たときには気がつきませんでした。
こんな歌だとは思っていませんでしたもの。
そりゃあ、油断します。
普通の歌だと思って再生しました。
初見で再生したときは、けっこうやられました。
ニコニコ動画的演出も面白くて、なんで、これが、この演出が、ここで突然来るのっていうがあって。
ネタバレになってしまうので、見ていない人は先に見てみてください。
以下は、すでに曲を聴いた人向けに書いていきます。
ここからは歌詞の意味を自分なりに解釈してみますが、歌詞には著作権があるために全文をここに書くことはできません。
なのでわかりにくいかと思いますが、ご了承ください。
まず、最初に出てくる「ロリ
9さいバージョンのしぐれういさんがかわいい、かわいすぎる。
神がかっています、まじで。
ロリというのは幼女を意味し、ロリコンは幼女好きです。
幼女好きと書くと偏見がありますので、以下、幼児好きと書きます。
ここで言うロリコンとは、性犯罪者ではないのですね。
一般的なロリコンという言葉には大きな問題点があって、社会においてぎりぎりで許容される幼児好きと、けっして許されることのない性犯罪者が混同されています。
はっきりいって、すべてのまともな人間はみな幼児好きです。
当たり前でしょう。そんなことは。
子犬だって、子猫だって、かわいいものを嫌いな人はいないでしょう?
けれど、それを公言できる人をロリコンと呼び、ほとんどの人は公言しないわけです。なぜならロリコンに区分されてしまうのが嫌だからです。そして公言しない人を「普通の人」と呼びます。
たまーーに、ちょっと変わった人もいて、本当にこれがわからない人もいるようです。
冒頭、「ロリ神降臨」とあります。
「ロリ神」はロリの神ってことですね。ロリのなかでも神級にかわいい。
今、まさにロリ神が降臨されたのですね。
「鐘を鳴らせば」は確証がないのですが、防犯ブザーを鳴らせばって意味かな?と解釈しました。
でもそうすると「この通り」の意味がちょっとわからないんだよなあ。
深読みしすぎかな?
「救済のレクイエム」とあります。
神が降臨して、みなを救済するわけです。
「レクイエム」は魂の安息を意味していると思う。
つまり、9さいがみんなの魂を救済するという歌なんですよ。
「9さい」と「救済」はたぶんダジャレ。
人によっては「救済」は「逮捕」を意味しており、本当にやばいやつは防犯ブザーを鳴らしちゃいますよって意味かな? 「鐘を鳴らせばこの通り」とは、「救済」=「逮捕」されるということかな?
「触ったら逮捕」は
”さわたら たいほぉ”と舌っ足らずな発音で歌っています。
かわいい、かわいすぎる。
現実世界の話ですけど、幼児に触れるやつなんてみんな逮捕してほしいという願望が根底にあるような気がします。
子供はみんなで守らなければならないんですよ。
そうした大衆の心理を巧妙にくすぐっているから、この曲は神曲なんだと思います。
「獄中で点呼」これは実際の歌詞では当て字となっています。
つまり、獄中は本当の牢獄ではなくて、ロリの配信に集まってきたリスナーたちがいて、それを単にからかっているだけ。
獄中にいるみなさん、点呼を取りますよ、って配信者が言っているのだと思う。
ここも”ごくちゅで てぇんこぉ”と赤ちゃん言葉っぽく歌っています。
かわいすぎる。
そもそも配信では世界が隔離されているため、少女に触ることなんてできません。
すべてはリスナーに対する「からかい」なんですよね。
ロリコンを心から憎んでいたり、排除したいわけではないのです。
集まっている側も、ロリコンを演じていたりします。
つまり、世間一般で嫌われているロリコンを対象としているのではなく、お互いに演じている
ロール・プレイと言ったほうがいいでしょう。
役を演じているということです。
曲調が変わって、将来はお前に好かれたくないという意味で始まる部分から、
妄想しか取り柄のない……、まで。
ここは、文字通りそのままの意味ではなく、ロリに踏まれて喜ぶリスナーを、踏んであげているわけです。
ただし「まともじゃない人は消えてください」とあるのは、本音があると思う。
なかには本当にヤバい人もいます。
すべては、からかいであり、悪ふざけなわけです。
ロリとロリコンをお互いにロール・プレイしていて、だからこそこの曲には誰かを否定したり、排除したりといった悪意がないわけです。
「ういはすべてを赦します」という台詞が出てきますが、これがこのことを象徴しているのではないかと思います。
これは、あなたはまともな人間であるということをちゃんとわかっていますよ、といるメッセージだと思います。
その中でも、本当にヤバい人も混ざっていて、そこに対しては暗に否定しています。
「まともじゃない人は消えて」「お前らが打ち込んでいる虚無になんの意味があるのか」などですね。
ここはSNSで誹謗中傷してしまう人なんかを示唆しているのでしょう。
「素敵なお兄ちゃん」
これは現実世界のあなたは普通のお兄ちゃんだと知っているよ、って意味かな。
ロリコンを嫌悪の対象としているのであれば、こうは言わないでしょう。
もしくは単に皮肉で言っているのかもしれませんが。
この曲の「楽園」の解釈は難しいと思いました。
「楽園」で「ねんねしな」は、最初は刑務所へ入れって意味かと思いました。
でも、そうではなく、「楽園」はインターネットの中を指していて、ロリをロール・プレイするVTuberとそれを楽しむリスナーの世界、そこが楽園だと思いました。
まあ、2重の意味があるかもしれません。
本当に危ないやつは刑務所に入ってほしい、永久にねんねしてほしいと。
「振り向いた少女」「手を掴む」はその前に「キャンパス」に描くとあります。
つまり、リアルな世界には手を掴んでくれる少女なんてものはいなくて、手を掴んでくれるのはイラストとして描かれた少女。
「楽園などないから」は、本当の意味の「楽園」は現実世界にはないということ。「楽園」はインターネットの中にしか存在しない。
歌詞の全部を網羅するつもりもありませんし、このくらいでいいでしょう。
みんなそれぞれ、自分の解釈で楽しめばいいと思います。
それと、思いつきで書いていますし、どんなにいい曲であっても流行がありますので、適当なときにこの記事は削除すると思います。
ここまで読んだのに、曲を聴いていない人、いませんよね?
いたら聴いてみてくださいね。
この曲を日本語で、日本人として聴けることは幸運です。
外国人だったら母国語として理解できないからです。
ニコニコ動画やVTuberなどの文化的背景もありますし。
「押してあげゆ」などの幼児言葉は翻訳できるのかな?
それに流行があるので、タイミングもあります。
令和のこの時代に今を生きているから聴けるわけです。
歌だけではなく映像も含めて、すべてが天才的だと思います。
この曲は途中でナレーションが入るのですけれど、
「ロリコンを……浄化する」と語っています。
消す、とか、殺す、ではなく「浄化」です。
少女がビームを浴びせています。
ビームで心が洗われるわけです。
リスナーは心の浄化を求めているのです。
みんな、ういビームがほしくてほしくて仕方がないのです。
ういビームです。
いいたかったことは、ういビームです。
びっくりするほど、結論はういビームです。
いきなり、変な終わり方ですね。
むりのある
消すかな……。
『粛聖!! ロリ神レクイエム☆』の自分的解釈 高瀬ユキカズ @yukikazu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます