彼女探し?

第10話

「ふふーん」


「なに」


「おいしーもの食べるとテンションあがるー」


「そう?」


パフェを食べる尚巳を見てるとテンションが上がる、気がする。


「ねえねぇ!秋くんの彼女を探そうと思うんだけど!」


またこの話。どんだけ秋に彼女つけてやりたいんだか。


「うん」


「部活してる?」


「秋は…所属してるのかな?わかんないけどいろいろスポーツやってるっぽい」


「見にいこーよ!今日はどこいるの?」


「え、部活を見るの?関係ある?」


「ある!女の子いると思うー!」


「そう?」


「うん!明日行きたい!」


「じゃあ秋に予定聞いてみるよ」


デートなのに、秋のための話をする尚巳。うーん、秋が募集中とか前言ったの覚えてるんだろうな…。

で、家帰ってからどこからか帰ってきた秋を捕まえる。


「え?尚巳ちゃんが俺を見たい?」


「違う、部活見学」


「明日は、バスケかな」


「で、どこに所属してんの?」


「してなーい」


「…明日どこで練習すんの?」


「学校の体育館だよー」


「ふーん」


めんどくさいけど、翌日は尚巳と体育館へ。


「秋くーん!」

「秋くん頑張って!」


夏休みに試合?なんだよこれ、応援多い。

女子率高すぎ。

秋…女子いっぱいいるじゃん。


「すごいねー人いっぱい」


「秋の応援ばっかり聞こえる」


「人気者だね!」


いや、そうなのか?わからないが。

ここにいるのは、2、3年の女子のようだ。


ようやく休憩となった。秋は、近くにいた女子それぞれから飲み物などもらってる。マネージャーにしては多いから、ファン?

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