応援コメント

本文」への応援コメント

  • 情報を解凍していくような読み心地の楽しい小説でした。後半の、場面を交錯させるような語りや、読み進めるうちに頭の中で点が線に繋がっていくような感覚、ゆったりと左右に揺れるようなリズムの文体、それらが上手い具合に組み合わされていて、独特の香気を作品にもたらしています。読んでいて、楽しかったです。
    ポテトマトさんの短編には、『青い繭のなかで』しかり『にせ物の愛、モノトーンの』しかり、作中に出てくる小道具が大きな重力となって、作品の味を決めているものがいくつかあると思うのですが、こちらの作品も、二つのゲームや青い造花と言った視覚的に鮮烈な小道具が、話の印象をきれいに纏め上げているように感じました。読み進める中で、しっかりとイメージの引力があって、ページをスクロールする手が促されます。
    素敵な作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    こちらこそ!ご感想をありがとうございます……。