詩 形あるものと形ないもの

仲仁へび(旧:離久)

第1話



「歩んだ来た道のりを振り返って」


「思い出のアルバムをめくってみると」


「そこにはいつも二つの物が存在した」


 形を残さないものばかりを大切にするのは

 それが儚く消えやすいものだから


 形を残すものを大切にしないのは

 もうすでに十分な思い出をもらっているから


 壊れて砕けて この世界から消え去ってしまったとしても

 それがあったという事実は 確かに残っている


 誰かの記憶に刻まれているなら 安心して手放せる

 きっともう 簡単には忘れられないから


「相反する、まったく別々のそれらに助けられて」


「今、私達はここに立っている」


「大切にしてきたそれらの扱いを間違えなければ」


ーーきっとこれから歩む道の選択も間違える事はないだろう


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

詩 形あるものと形ないもの 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ