泥土の神

 四話目は宇摩志阿斯訶備比古うましあかしびひこ遅神ぢのかみのお話です。

 この神様は4番目に生まれた神様になります。


 「名前長すぎん?」と思った方、わかります。すごくわかります。ですが、この方のお名前はまだ序の口です。これより長い名前の神様が普通にいます。


 さて、この神様はどんな神様なの? と疑問に思いますよね。このお方はまだ日本の国土が油のように浮いていた時、あしの芽が伸びるようにして成った神様なのだとか。


 この方もまた独り神であり、その身をお隠しになりました。

 活力やエネルギー、生命力の象徴とされている神様になります。


 天之御中主神からあめとこ立神たちのかみ別天ことあまがみと称されています。


 何がちゃうねんと思った方にご説明いたしますと、別天津神というのは天地かいびゃくの際に生まれた神様となります。


 さて、ここでひとつ困ったことがあります。話す内容がつきました。どうしましょう、まだ400字もないですよ。


 なんでそんな困るんだよ。と思う方もいらっしゃるかもしれません。理由は簡単です。この方は天之御中主神と同様、実績が全くない方です。


 神話って意外と適当というか、天照大御神や大国主命のように日本に絶大な影響を与えた神様以外はあんまり書いてくれてないんですよね。

 これでは少々神様が可哀想な気がしますが……、色々あったんでしょうね。


 まあ、実際すぐにお隠れになってしまったのなら、書くことはないと思いますが……。


 では、最後に宇摩志阿斯訶備比古遅神の「ヒコヂ」の部分を説明して終わりにしようと思います。

 この「ヒコヂ」というのは、男性をあらわす語句です。しかし、「コヒジ」という語句を間違えたのでは? という説もあるんです。

 

 「コヒジ」というのは、”泥”を意味しています。作者の勝手で話しますと、生まれ方に関係してるんじゃないかと思いました。


 さて、お付き合いいただきありがとうございます。また次回、お会いいたしましょう!

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る