御祖

 三話目はかみ産巣日神むすひのかみのお話となります。

 造化三神の中なら、ちょっと名前聞いた事あるかな……? って方もいらっしゃるかもしれませんね。いないかもしれませんが……。


 さて、この方は高御産巣日神の次に現れた神様です。この方もまた、たくさんの神の生みの親です。とは言え、この先出てくる伊邪那いざな岐命きのみこと伊邪那いざな美命みのみことには及びませんが。


 神産巣日神は古事記において、高天原から出雲系の神々を助ける役割をしています。そのことから、神々からは『御祖みおや』と呼ばれています。


 前の話でも述べましたが、造化三神は独り神と言って、性別がありません。しかし、古事記ではとある話があり、そこから女神ともされているのです。

 詳しい話は長くなってしまいますので、大国おおくに主命ぬしのみことのお話の時に語らせて頂きます。(恐らくそれも長くなりますが)


 神産巣日神は一度お隠れになって、また出てきます。一度だけですが。大国主命が国を造る際に、重要な役割をしてくれます。


 さて、私が知る限りで話せるのはこれぐらいですね。読んで頂きありがとうございます。また次回、お会いしましょう。

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