追補等

登場人物・用語紹介・あとがき

《登場人物》

ギュリ

【第1章の主人公・村長の娘(女)・17歳】

 東洋風の国の出身。背が高く華奢な、やや地味だが美しい少女。

 大家族の長女で、兄が一人と弟妹がたくさんいる。母親は死んで、父親は再婚。

 幼なじみが夭折したことをきっかけに、頑張って生きても無駄だと考えるようになった。


ハルティナ

【第2章の主人公・王女(女)・18歳】

 南国風の国の出身。大柄で背が高く、男勝りで男前な少女。

 最近崩御した先王の一人娘で、母親も病死している。

 女子に生まれたために父の後を継げず、新王の座についた従兄弟に嫉妬する。


シャーディヤ

【第3章の主人公・奴隷出身の妃(女)・16歳】

 中東風の国の出身。小柄で華奢な、可愛らしい少女。

 母親に売られた奴隷。金持ちに買われて教育を受けた後に砂漠の国の後宮ハーレムに送られ、王の寵姫となった。

 神の恩寵によって恵まれた容姿に生まれたおかげ幸せな人生を送れていると考えて、いつも神に感謝している。 


ラーストチカ

【第4章の主人公・農民(女)・16歳】

 北欧風の国の出身。女性らしく、華やかな雰囲気の少女。

 母子家庭の長女で、妹がたくさんいる。

 おとぎ話に憧れており、姫君になりたいと願っている。


ルェイビン

【メインヒーロー・料理人(男)・28歳】

 大嘉帝国の宮殿で庖厨官という役職につく。背が高く大柄な、高圧的な雰囲気の男性。

 生贄として帝都に送られてきた少女を料理し、大帝の宴に捧げる役割を持っている。

 ぶっきらぼうな態度をとることが多いが、ごくまれに思い遣りをみせることもある。



《世界観設定》


大嘉帝国(だいかていこく)… 世界の半分を支配していると言われる、大陸中央に都がある大帝国。国土が広い分、様々な文化の影響を受けている。


灑国(さいこく)… 大陸の東の果てにある、大嘉帝国の属国。第1章の主人公が住んでいる。


チャンティク王国 … 大嘉帝国と交戦していたが和睦することにした、南海の海洋国家。第2章の主人公が住んでいる。


ベルカ朝 … 大嘉帝国に侵略されて滅ぶ、先進的な西の砂漠の王朝。第3章の主人公が住んでいる。


スヴェート公国 … 大嘉帝国に支配されている、北の辺境の国。第4章の主人公が住んでいる。



《用語など》


大嘉(だいか/ダージャ)… 世界の半分を支配しているとも言われる大国の国号。


帝都(ていと/カンバリク)… 大嘉帝国の首都。


大帝(たいてい/シカンダル)… 大嘉帝国の神であり支配者。


犠妃(ぎひ)… 大帝に娶られた後、食されて死ぬ生贄である妃。


饗花宮(きょうかきゅう)… 帝都の皇城にある、犠妃が最後の時を過ごす宮殿。


庖厨官(ほうちゅうかん)… 犠妃を殺して烹て大帝に捧げる、饗花宮に住む料理人。


搬贄官(はんしかん)… 犠妃となる少女を選び、帝国の各地から饗花宮に運ぶ役人。 



《あとがき》


この物語を最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました。


個人的な趣味を特盛に詰め込んだ作品なので、お付き合いいただけて本当に嬉しいです。


大嘉帝国って世界史に出てくるあの国っぽい、というご感想を持つ方も多いと思うのですが、地政学上の立ち位置は実在の国に似ているけれども、現実の歴史とは違う異質で異端な世界帝国がそこにあるというファンタジーだと思って作者は書いてます。


本編もそういう描写にしてあるつもりなのですが、念のためにここでもお伝えさせていただきました。


野暮な付け足しで、申し訳ありません。


ご評価やフォロー等、ご反応は基本何でもお待ちしています。

どうぞよろしくお願いいたします。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

少女は宴の夜に死ぬ 名瀬口にぼし @poemin

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画