第三章 あまえた期 (※付きのエピソードにはちょっとHなシーンがあります。ご注意下さい)

【あらすじと登場人物紹介】 第二章までの紹介とお知らせ

 -------〈あらすじ〉-------


 街で小さな調剤薬局を経営するオフクロと、当時大学生だった俺を置いて、ある日突然と親父が行方をくらました。

 おまけに親父は俺の名義で多額の借金を残していくという暴挙。

 俺は三浪して入った大学を辞め、体を壊したオフクロの跡を継ぐこととなった。


 それから数年も経ったある日。俺が店長を勤める調剤薬局に、とんでもなく美人な女子高生が店に現れた。


 あろうことか、彼女は俺の義妹いもうとだと言う。

 

 聞けば彼女は親父が再婚した女性の連れ子。

 要するに俺と彼女――朝日向火乃香は血の繋がらない兄妹らしい。

 俺の親父と彼女の母親が事故で亡くなり、火乃香は天涯孤独となった。

 そんな彼女の保護者になることを決めた事で、俺と女子高生の義妹との二人暮らしが始まった。


 だが12歳も年の離れた義妹との共同生活は、いろいろとハードだった。


 未成年の彼女に手を出そうものなら保護者の役目は終わり俺達は離れ離れに。社会的に抹殺され受け継いだ店も潰れるのは確実。


 なにより俺には心に決めた女性が――水城みずしろ泉希みずきがいるのだから。


 そんな俺の想いを知ってか知らずか、火乃香は少しずつ距離を近づけていく。


 最初は俺のことを「アンタ」と呼んでいたのに、いつしか「兄貴」と呼んでくれるようになった。


 俺の誕生日を知り、プレゼントを買う為に生まれて初めてのバイトにチャレンジしてくれた。


 出会って間もなくは手を繋ぐことを嫌がっていたのに、火乃香から求めてくれるようになった。


 波瀾万丈な人生に義妹からの甘いアプローチ。


 果たして俺は誘惑に負けず、火乃香を保護者を務められるのだろうか……。





 -------〈登場人物紹介〉-------


 『朝日向あさひな悠陽ゆうひ

 本作の主人公。薬剤師の母親から受け継いだ朝日向調剤薬局で店長を勤めている。3浪して入った薬学部を中退しているので薬剤師ではない。

 今年28歳になった独身男。お馬鹿で頼りないが太陽みたいな性格が唯一の救い。

 2年前から共に店を支えてくれている泉希へ好意を寄せている。しかし今の関係が壊れることを恐れ、思いは打ち明けていない。



 『朝日向あさひな火乃香ほのか

 蒸発した悠陽の父親が再婚した相手の連れ子。

 15歳の現役女子高生だが、現在は休学中。

 長く艶やかな黒い髪にツンと吊り上がった目尻。スラリと伸びた手足にスレンダーなボディという、モデル体型の美人。

 貧乏だった昔の習慣が抜けなくて、高校生とは思えないような感覚を持っている。

 昔から暑さには強く、夏はだいたい扇風機と団扇だけで過ごす。

 夏でも冬でもボトムスはショートパンツかミニスカートしか着用しない。



 『水城みずしろ泉希みずき

 悠陽が店長を務めている調剤薬局の管理薬剤師。

 薬剤師は彼女一人なので実質彼女一人で店を支えているようなもの。

 学生時代から人付き合いが苦手で。友達は少なく異性と付き合った経験も無い。

 火乃香の育った家庭環境に似て、泉希も母子家庭で育った。

 母親は水商売で毎日浴びるように酒を飲んでいた。それが原因で交通事故に遭い、泉希が大学生の頃に死別。

 母親に似たのか泉希も酒が好き。

 だが酒には弱く、すぐ酔い潰れてしまう。原因は主に悠陽。

 火乃香よりも小さな胸が実はコンプレックス。

 今年の2月で26歳になった。





-------【TIPS:水城泉希の服薬指導メモ】-------


 皆様こんにちは! 水城泉希です!

 いつも私達の物語を読んでくれてありがとう。

 沢山の人に読んで貰えて、本当に嬉しいです!


 皆様からの作品フォロー、★レビュー、♡応援が私達のエネルギーです。


 読んで下さっている皆様に、少しでも楽しい時間を御提供できれば幸いです。


 良ければもう少しだけ、お付き合い下さい♪

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