転生したら龍でした！？なので、ダンジョンで拾った美少女とスローライフを送ります！

第4話 そして美少女を拾う。

「ウガァ！？（君、俺の考えを読めるだと！？）」

「まあ、正確には、読んでいるのは『心』」ですけどね」

いやん。エッチ！

「そ、そうですね。申し訳ありません」

いや、今の独り言。

すまん。

「そ、そうなんですか」

で、君は誰だい？

「私は、イザベラ・グレガードです。冒険者やらしてもらってます！」

へえー

俺は、ルゼロイ。

龍やらしてもらってます。

俺のこと、怖くないの？

「別に怖くないです。だって、人間の心があるじゃないですか」

なるほど。

俺は心の中身で、判断されたわけだ。

どういうスキルだい？

「これは、スキルというか、呪いというか」

呪い？

「はい。生まれつきでこのスキルがあったんですけど、

　呪いじゃないかって言われてて」

そうか。

呪いにしては、便利だな。

「そうですか？知らなくてもいいような、心も読んでしまうですよね」

そっか。

やっぱ、不便か？

でさ、俺、元は人間なんだ。

「私もそうなんじゃないかなって思っていました」

やっぱ、珍しいのか？

「そうですね。まあ、ルゼロイさんで初めてです」

そうか。

どうすれば、人に戻れる？

「う〜ん。スキル『人化』で人に化けるのはどうですか？」

それ持ってないんだよ。

だから、スキルポイントを集めてる感じなんだけど。

「要求されたスキルポイントってどれぐらいでした？」

たしか、２００だった気がするけど。

「さっきの蛇、倒してスキルポイント、ゲットしましたか？」

まあ、ゲットしたけど。

「多分、交換できますよ」

ホントだ！

スキルポイント２００溜まってるわ。

これで交換してみるか。

魔法とかも欲しかったけど。

「人化って見た目、ランダムなんですよね」

まじかよ。

じゃあ、超絶イケメンになれることもあるのか？

「ま、まあ、運ですね」

そうか。

じゃあ、早速！

スキル『人化』ください！

『スキル『人化ＬＶ１』はスキルポイント２００で獲得できます』

『獲得しますか？』

ＹＥＳ！

『スキル『人化ＬＶ１』を獲得しました』

よっしゃ、ゲットしたぜ。

これで俺の人生が決まる。

ゴクリ……

イケメン、来い！

「ウガァ！（行くぞ！）」

スキル『人化』発動！

「ウガァァァ！（良いの来い！）」

ネトゲのガチャやってる気分だわ。

〜・〜・〜・〜・

なんということでしょう、前世はあんなにブサイクだった顔が〜

今は、銀髪で角が生えたイケメンに変貌しました。

「どう？」

「い、イケメンですね！？」

「そ、そうかなぁ？」

「わ、私、めっちゃ好きです！」

「そう。なら良かった」

「あ、あの、助けてくれたお礼に、私とパーティー組みませんか？」

「お礼？お礼じゃなくても、パーティー組むけど？」

「えぇ！？そんな恐れ多い！」

「え？パーティー組まないの？」

「わ、私がもたなそう」

「じゃあ、いい？」

「い、いや、やっぱ、組んでください！」

「じゃあ、これからよろしくね」

「は、はい！」

ふっふー

超絶かわいいヒロイン、ゲットだぜ！

「ちょっと聞こえてますよ！」

すまん……

楽しい旅になりそうだ。

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