編集済
転生の次は遂に霊まで
次章待ってます
追記
現代ファンタジータグがあるからそんな気になりません
作者からの返信
コメントありがとうございます。
実は裏設定がありまして、今後の作中で明言できないだろうことが確定しているので先に申し上げておきます。
主人公=南野光一は〈EMANCIPATION(解放)〉の能力を作動させて以後、右眼の色が白くなっております。
以前にsahuki さんがご指摘くださった通り、本来その色を目に宿していた少女の能力が光一に移動した結果であります。
して、実は彼女の能力、普通の人には見えないものが〈視える〉というもの。
その異能が光一に移った今、転生したっぽい猫を見れば「まさか、あの子なのか……」と何となく感じたり、幽体離脱した誰かを〈視る〉ことができてしまったり……、という具合です。
正直「転生だの幽霊だの、もうSFじゃない」と思われましたら、どうぞ捨て置いてください。
「そういうのがちょこちょこ出てきても良い」と仰ってくださいますなら、今後とも毎日22時更新を続けていきますので、よろしくお願いいたします。
応援コメント、失礼します。
「オレは、悪です。犯してきた罪ゆえに、逃げてはいけない戦いもあります……」
この言葉、誰かの笑顔を守るために「実験体」を殺した者、守るために殺した者として「奪う者」ではない人間を殺したら、今まで命を奪った者達に顔向けできない。そのような解釈で合っているでしょうか? だとしたら、人間一人が背負える物を越えてしまっている気もしますが。
善と悪はあくまで解釈次第だと思いますが、南野光一君の思考と環境下だと彼自身が自分を善人だと思うのは、もう不可能なのか……。鹿本紬さんと獅子内拓先生の霊体が登場していますが、南野光一君自身が自分を許せないなら、せめて今後も、例え霊でも誰か彼に救いを与えてほしいですね。
作者からの返信
EP05、最後までお読みいただき、また鋭い応援コメントありがとうございます。
《守るために殺した者として「奪う者」ではない人間を殺したら、今まで命を奪った者達に顔向けできない》、概ねその解釈で私も一致しております。
光一のやっている戦闘行為は「爆発したら不特定多数に被害が出る時限爆弾を、爆発前に処理する」というものとも言えます。
もちろん今の大神正仁を見て「自分で止まれる」とは彼も思っていないのですが、少なくとも〈獣核〉という自由意志と肉体制御権を剥奪する存在の恐ろしさを身を以て知っているのが光一です。
だからこそ「X4という鎧を得たとはいえ、〈獣核〉に侵された身体でない大神正仁なら、その命を奪わずとも止められるかもしれない」……そんな風に思っているのかなと。
特に彼が寺嶋姫澄の一件で見せた真っ直ぐすぎるほどの正義感が、光一には持ちえないもので、でも同時に正しく機能すれば人々を救う大きな力になることも感じている。
それはつまり、スポンサーを追い詰めた後の街で、彼のような人間が人々を守ってくれるならという光一なりの祈りでもあるのだと、私は想っていて……
《南野光一君の思考と環境下だと彼自身が自分を善人だと思うのは、もう不可能なのか》……これは私の個人的な解釈ですが、その思考はそもそも光一には頷けないのだと思います。
私個人が性善説を過信していた過去があり、それゆえに今は性悪説を唱えている側で。それが色濃く反映されたのが光一という自覚もあります。
ただ光一自身の中にある正義というのは、それこそ仰る通り《人間一人が背負える物を越えてしまっている》……そういうものになってしまっています。
そういう意味で言えば光一は、神様になりたいのかもしれませんね(笑)
(『君の神様になりたい』という楽曲をやたら聴いていた作者の影響もあって)
さて、大神正仁との一件を巡る決着はEP06にて展開されます。そちらも楽しんでいただければ幸いです!!