『宇宙人はいなかった』 中の1
船長
『む、これは、なんだ? 武器にしてはへんだ。やたら曲がるし、獲物を追いかける。かなり、進化した武器だな。』
シポク
『船長。この長い物体には、生体反応があります。生き物の一部です。』
船長
『なんと?』
シポク
『しかも、海上を封鎖されました。一帯全体を、船のような物体が覆っていますが、しかし、すべて、生き物ですね。ものすごい数です。そこから、棒状物体が伸びてきます。このまま飛び上がると、巻き添えにしますが。』
船長
『それは、規則違反だな。』
シポク
『しかし、未知の相手です。』
船長
『なおさらだ。居ないところまで海中を逃げろ💨』
シポク
『あいあい。』
宇宙探査船ションは、海中でも素晴らしい性能を発揮する。
しかし、あまり高速で走ると、海中の生き物を撥ね飛ばしてしまうから、限界がある。
シポク
『連中、追いかけてきます。かなり、早いですね。これでは、らちが明きません。水中をぶっ飛ばすか、あるいは、空中にやんわりと、出るか。』
船長
『やんわり出よう。浮上。』
シポク
『あいあい。総員、浮上に備え!』
宇宙探査船ションは、静かに浮上したのである。
そこに、船長達がみたものは、まさに、不可思議なものであった。
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