第七十九話ユニークモンスターとイベント㊻




読む人によってはきつい場面があります。グロではないです。虫です




*




(解毒館のクランマスターということはボツリヌストキ…トキシンさんは来訪者なのですね)


「さらっと略して呼ばないでくれますかねぇ〜嫌いなんですよぉ〜なんか勝手にあだ名で呼ばれてる気がしてぇ〜馴れ馴れしいのとか思っちゃうんですよぉ〜…というかその言い方だと私の名前すら知らないんですねぇ〜!私が引きこもってたからなのかただ単に貴方が知らないだけなのかは分からないですけどぉ〜そして貴方もしかしてもしかしてこの世界の方なのですねぇ〜あまり魔物がいるところで見たことがなかったのでぇ〜新鮮ですぅ〜あっ…そういえばここは魔物は出てこなかったですねぇ〜私としたことがついうっかりうっかり──────」



なっっっげぇー…もうおしゃべりとかのレベルじゃねぇぞ!このお話中お前のターンは来ないぜ…みたいな感じ…

あっ…ここは別に読まなくても大丈夫です。ほとんど中身ないんで



「──────思っててぇ〜…って貴方私の話聞いてますかぁ〜?」


(あぁはい聞いてます聞いてます)


「その言い方は副クランマスターが私の話を聞き流すときによく言うので流石にバレてますよぉ〜」



副クランマスターも苦労してるんだろうなぁ…声も顔も知らないけど頑張れよ副クランマスター… 



「まぁこのくらいで今日のところは勘弁しておいてあげますよぉ〜……でここからが本題なんですけどぉ〜…なんでこんなところに貴方みたいな方がいらっしゃるのでしょうかぁ〜?お見受けした所商人の方のようですがぁ〜護衛もつけずになぜこんな危険とされている禁区にぃ〜?いるんですかぁ〜?なぜなんですかぁ〜?」


(何故と聞かれても私は旅の商人でして…王都にも来たばかりです。しかし商人の武器は情報です。その中でも特定の所にとどまらない旅の商人は情報が商品とも言えるほど大きいですので王都の禁区なんて有名な物の情報ぐらい持っています。なのでこんな魔物も出てこないですし、有益な情報もたくさんある所には護衛も付けなくてもいや付けないほうが利益が出るんですよ)


「なんか長くてよくわからないですねぇ〜」



お前が言うな



(で、私はもうここに来た理由は話しましたよ。次は貴方が話してください)


「えぇ〜私話すなんて一言も言ってないですしぃ〜話してくださいって強制したわけでもないのにぃ〜貴方が勝手にべらべらとおしゃべりしてくださったのでぇ〜私が話さなきゃいけないという道理はないと思うんですけどぉ〜まぁいいですよぉ〜後々どうせ嫌と言うほどわかりますしぃ〜」



流石にクランマスター…流されてはくれないか…結局話してはくれるっぽいけど



「はぁい、皆ご飯の時間ですよぉ〜…出てきてくださいぃ〜」


(出てくるってなにが……ヒエッ)



日記が置いてあった机の下や謎の装置の後ろ、天井の照明の上などの至る所からかさかさ…ガサガサ…ぐちぐち…とムカデやサソリなどの毒虫御一行が這い出てトキシンさんの足元にまとわりつきぐちゃぐちゃと混ざり合っている。



「みんなぁ〜今日のご飯は私特製の毒薬ですよぉ〜皆がぎりぎり三途の川渡るぐらいの強さだから安心してほしいですよぉ〜」



お゛ぇ゙…


[強烈なストレスにより強制ログアウトを実行します]…………







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なんかモチベが上がってきたので明日も更新があるかもしれないです。期待せずにお待ち下さい!





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