第六十九話ユニークモンスターとイベント㊱
(シノ視点)
「む、無理ですよ…私[遮絶]以外…強そうなスキルありませんし…」
でもほとんどやるって言ってるのと同じようなこと言っちゃったしぃ…
どこまでできるかはわからないけどできるだけエイダさんの役にたちたいし─って熱ぅ!
[[永炎領域]により、20kダメージを受けました]
(ごめんなさいシノ…地面についてなければダメージ喰らわないので自分でどうにかして下さい)
「ちょ、ちょぉとぉ!そう言うのはちゃんと伝えてから使ってくださいよぉ!…えっ、えぇ…と…ふ、[
そう唱えると、私の体が宙に浮きダメージを受けなくなる。なんかいつの間にか持ってた[空間魔法]ってスキルだけど役に立った…
(ん?は?へ?…?!今ふ、[浮遊]って言いました?)
「?…はいそうですけど?なんか突然声がして、気づいたら所得してたんですけど…」
[………………]
エイダさんと何故か[黒王]まで動かなくなってしまった。なんでだろう?
……!もしかしてこのスキル────────弱すぎてなんで所得してるレベルのものなんだろうか?
でもこのスキルが役に立ってるし…効果だけ見れば強そうだけどなぁ?
[空間魔法]
時空神に魅入られた証
熟練度により使える魔法が増える
熟練度1
[浮遊]
空を飛べるようになる
熟練度3
[■■■■■]
……………
………
…
魔法の説明文はシンプルだけど、デメリットなしで飛べるのは中々に便利だと思うんだけど…あと時空神ってあのおじさんのこと?お酒飲んでばっかりで威厳全くなかったけど…
(スゥーまぁとりあえず再開しますか…)
[(首を縦にふる)]
「そうですか…じゃあ私も」
その後からたまに飛んできていた[黒王]からの邪魔がなくなり、すんなりと[古の剣]と[食帝]を回収できたけどなんでだろう…でも簡単に回収できたんだしいっか!
*
(主人公視点)
【悲報】シノ無自覚系主人公だった件
色々と突っ込みたいんだけど…まず[空間魔法]から
[空間魔法]とは[時操魔法]、[魔導術]と並び三大つよつよ魔法(神域魔法)の一つである
[空間魔法]と[時操魔法]は名の通り時空神から授けられる物で性能は[空間魔法]がこの世に存在してるならどうにでもできるぐらいのレベルで[時操魔法]は「あ、やっぱそれなしね」ができるレベルの物である
あと一つの[魔導術]はこの2つよりやばいやつでたとえば[スキル使用禁止][MP枯渇]とかとにかくなんでもできる。全ての耐性、無効も貫通する。馬鹿げてるぜ……プレイヤーに一人いるんだけどね…一生会いたくない…
シノが今使ってる[浮遊]もMPの消費がないし、これからスキルレベルが上がると空間そのものを切り取ってブラックホールも作れるようになるはず……うん、こっちも十分やばいわ…
これからはシノじゃなくてシノさんと呼ばせてもらおう…
「エイダさん!回収できましたよ!これからどうすれば?」
(シノさん…とりあえず待機でお願いします。もう少しで多分…あ、来ました)
「えぇ…ちょっ!と!突然暴れ出して…!」
(投げてください)
「へ…?今なんと…?」
(投げてください。私めがけて)
「え、ちょっとそれは(投げてください!)…わかりました…どうなっても知りませんからね!」
シノさんが投げた[古の剣]と[食帝]は綺麗な放物線を描き……しっかりと俺のところに飛んでくる…
そしてそれを取ろうとして[黒王]が俺の前にやってくる
(ようやく後ろ姿が見えました…ね!)
[………っ!]
(やっぱり背中はダメージ上限がありませんね…それと、喋れるんですね────────────────元国王さん)
*
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昨日更新せずに申し訳ないです。決してゲームをしていて、気づいたら二時だったわけではありませんからね!ね!
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