第五十五話【灯火】(別視点)
(別視点)
[パーティーメンバー モフリ隊三号が【
【即死】
一種のデバフ。外部から武器や魔法に付与された即死は簡単に防具に耐性を付与しておけば防ぐことが可能だが、内部に即死を誘発できる触媒があれば防ぐことが不可能
即死はFTO内では最弱とも言われているデバフ。大体の防具には〇〇耐性などの耐性が付与されていてその耐性系が一つでもあれば武器、魔法に付与されている即死は防げる。何かを触媒として発動する即死なんて見たことなんてないし、ほとんど読み飛ばすヘルプに書かれていただけだった。
「あのヘルプってこの魔物専用だったりしないよね?」
「かもな」
だけど本当に最初に狙われたのが三号でよかった…
[パーティーメンバー モフリ隊三号が[不滅者]の特性により復活しました]
職業[不滅者]
職業特性[不滅]
HPが0になったときにMPが1でもあれば発動可能
[レベルダウン1]を受けMPを全消費しHP1%状態でその場で復活できる(死亡してから30秒間)
後先考えないで使うとただの経験値製造機になるだけだけど、三号は防具に[自動回復Ⅴ]が頭、胴、足、靴に全てついていて復活して一秒生存すれば400回復する。そして大剣に[生命吸収Ⅲ]と[光合成Ⅲ]がついていて日中であれば三号は死なない、いや死んでも死なない。
「あっぶねー…死んだかと思った…」
「いや死んでるんだよ。お前今レベルは?」
「この前一回使ったから118?」
「なんで疑問系なの…ステータス確認しなよ…」
「そんなじかんねえ…よおおおおおお!!!!」
三号が復活したと確認したのか速攻で突っ込んできた。
さっきと違って肉眼で捉えられるので二号がギリギリ防ぐ
その後立て続けに前後左右から斬撃が飛来する
「三号はHPで受けてくれ…もう大体回復してるだろ」
「まぁそうなるわな…おっしゃあどんとこいやぁぁぁぁぁ!!!いってぇぇぇぇ!!!」
三号は何回でも復活できるし大丈夫でしょ
[忿怒の骸狼 イデア(■■■■)が[召喚]を発動し、逃れられないシハイ(Lv50)を召喚しました]
[忿怒の骸狼 イデア(■■■■)が逃れられないシハイ(Lv50)を自身に統合しました。]
[忿怒の骸狼 イデア(■■■■)に火が一つ灯りました(1/5)]
[忿怒の骸狼 イデア(■■■■)が強化されました]
おおぅ…怒涛のシステムメッセージ…つまりこやつが更に強くなりましたと…
うんうん…ステータスが大体1,2倍…あっこりゃ無理だ。今までギリギリ二号が防いでいたのに更に速くなったら…
「一号!後ろっ!」
「──っぐぅ」
[忿怒の骸狼 イデア(■■■■)により1500ダメージ。追加で6000ダメージ]
[状態異常[ミーム汚染]になり、ステータスがバラバラになりました。この状態異常は[支配]とみなされます]
これが種かな?もう状態異常は懲り懲りだよ…
[状態異常回復薬を使用。[ミーム汚染]から脱しました]
さてもう一足掻きといきますかね
*
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