第五十二話ユニークモンスターとイベント㉔




あれから数発三号の攻撃と遠距離(近づいてきている)射撃と二号の魔法(おそらくガードブレイク)を避け続けているとふと思った


これ逃げる隙なくね…と


状態異常が使えればまだ精神支配して味方同士で戦わせつつ逃げたり、睡魔領域でAGI下げて逃げられたのに…

これも全部四号とかいうやつのせいだ…今度あったら瞬殺してやる…


従魔を召喚しようにも餓者髑髏のせいでコストがない!

その餓者髑髏ももうそろそろ倒されそうだし…これも四号の(以下略)


そして何かだんだん遠距離射撃が中距離射撃に変わってきてる気がする…確実にねらいが正確になってきてる…



「ねぇ…?三号?攻撃手段がほぼないような相手に一発も入れられないの?このままだと私と一緒にもふもふを探しに行くことになっちゃうよー?」


「だからそれはほとんど一生ゲームの中にいろって事と同義になるってなぁ…二号」


「イヤソンナコトハナイダロー」


「なんでそんなに片言なんだよ?音声もミュートにしてるし聞こえないって。一号って死刑宣告とほぼ変わらないことを平然と言えるのってある意味すごいよな」


「おいおまっ──」


「へー三号?そんな事思ってたんだー?これはちょっと後でお仕置きしとかないとねー」


「ひえっ…何か声が二重で聞こえる気が…幻聴であれ幻聴であれ…」


「幻聴じゃないよ三号?」



三号が白くなって膝から崩れ落ちた…

可哀想に…


で、一号も合流しちゃったか…もうこれはキャラロストにまっしぐらですわぁ…



「三号が動かなくなっちゃったけど…まぁ二人でも倒せるでしょ。状態異常無効だし」


「まぁな…多分こいつ状態異常しか取り柄なさそうだし」



何を失礼な!こっちにはユニークスキルが──あっ…状態異常前提でしたわ…

でも固定ダメージと処刑執行が──肉弾戦クソザコでしたわ(STR、AGIどちらとも平均以下)



「じゃあさっさと終わらせようか」


「了解」



一号が見たこともない黒いショットガンを一丁取り出しこちらに向ける。

黒い中にも何かが燃えているようにほんのり赤く装飾が施されている

んなことどうでもいいか…



「─『燃えろ』─」




*




あれからしばらく経ったがただただこちらが不利になるばかりだ


未だに動かない三号が動き出したらもう俺はミンチか蜂の巣よ…



「─射出射出─『燃えろ』─」



特に出力チャージなしで射出してくるのと『燃えろ』とかいう広範囲ダメージ+熱波(当たると極小ダメージ)がきつい


射出は普通に高威力だし、『燃えろ』は広範囲ダメージもなかなかダメージがでかいし、熱波に触れると少しだけ怯んで動けなくなるし…


まぁ、どっちも掠ったら即死ってことだな!



『燃えろ』のあとは少しだけ後隙ができるのだがその隙に合わせて二号が[シールドバッシュ]or[ガードブレイク]をしてくる…


何か二号は少し遊んでる気がする…[ガードブレイク]なんて俺にはほとんど意味ないし…(紙耐久)


確実に倒すためだって言われたら俺は何も言えないけど…



「─出力─射出─」



光弾でかぁ!これ掠ったら終わりだから全力で避けるしかないけど…

[浮遊(MP消費)]!



「投球っと!」



まぁそうだよね…避けた先に攻撃するわな…ん?でもこれ何を投げ──


*


name 強化爆竹


*



─バン!バッババン!



痛い痛い!普通にダメージあるのねこの爆竹!



「一号あの魔物…弱くない…?」


「何か一方的すぎて可哀想に見えてきたよ…爆竹でHP半分位削れてるし…」



舐めやがって…!こっちだって強制縛りプレイさせられてんだよ!(辞めることも可能)


でも何か今ならあいつら好きだらけだしHP少なそうな一号を倒して回復を…



俺は残っているMPをほとんど消費して一号の背後へと回り込み鎌を──



「判断が軽率だね魔物さん?」



その瞬間銃口がこちらへと向き光る

あっこれまず───







お読みいただきありがとうございます!


次回!主人公死す!

になるかはご想像にお任せします


イベントが思ってたより長引きまさかのイベントだけで半分以上話数を使ってしまっているという…次からは気をつけたいです…ウソジャナイデス…


最後に★と♡、フォローのほどをして頂けるとモチベに繋がりますのでよろしくお願いします!






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る