第三十七話ユニークモンスターとイベント⑯
なんかあのコンビ見た感じレジェンド・ダ・ゾンビより圧倒的に強くなってるんだけど…主人公より強い奴らぽんぽん出てこないでくれ…
そういえばモフり隊ってもう一人魔術師みたいなやついたはずだよな?
どうしたんだろ…
[要塞死人が手で魔術を[パリィ]しました]
「少々血の気が多いやつがどこかにいるらしいのぅ……」
「ジジイ気づいてなかったの…?老眼なんだから大人しくしとけば…?」
「何をいう…儂はまだ現役ばりばりじゃ…」
「いや一回死んでるだろあいつら…ゾンビだったんだから…」
「そこは気にしたら負けだよー」
喋るやつ多すぎて誰が何言ってるかわかんね…かと言って俺だけ喋れないのは理不尽じゃない…?
「でもそんなにお喋りしてても大丈夫かな?元ゾンビのお嬢さん?」
あっ!あの盾使い?いつの間に剣豪死人の後ろを取ってる…!
「奇襲するなら声は出すなよ…まぁ…声がなくても気がついてたけど…ね!」
「でも仕事はできたと思うぜ…お前の目線をそらせたからな…!」
「
二号の奇襲はあっけなく剣豪死人に受け止められ逆にカウンターに拳を打ち込もうとしたが、その前に一号の銃が再び光線を放つ
「はぁ…先程と同じ攻撃しかできんのか…面白みにかけるのぉ…」
[要塞死人が[かまえ]を発動]
何やってるのあの爺さん…さっきの攻撃でガードも貫通されることわかってるでしょ…
「こんなもんかのぉ……」
光線が爺さんに到達する前に、爺さんが指を弾きでこぴんをすると光線が弾かれた高速の空気とぶつかり爆発した
あの光線どうにかできるんだ…
「おいジジイ!あいつらが撃ってから速攻迎撃すれば爆風あいつらにもあたんじゃね?」
「やってみる価値はあるかの」
「おい一号当分その光線銃撃つんじゃないぞ…いいか絶対に撃つなよ…」
「フリじゃないですからね…」
「いやいやそんなに私が馬鹿に見える?」
フリじゃないからな(フラグ)…
「あからさまなフリに乗らないとでもー![
「「馬鹿やろぉぉー!!」」
「
「あいつら仲間同士なんだよな…?」
「よくわからん連中よのぉ……ほいっ…」
あーあやっちゃったよ…まぁあれをされてしまったら撃つしかないよなぁ…
そして次はさっきよりもモフり隊に近い位置で空気と光線が衝突する
「守りきれなくても文句言うなよぉー!![形状変化][
「ジジイ…俺の出番あるかこれ?」
「ある…と思いたいのぉ」
二号が持っている盾が変形して大きくなり、[
爆風と盾がぶつかったが、見たところ爆風がぶつかったとしても盾が少し揺れるだけでダメージが入っていたとしても大したダメージにはなっていなさそうだ
「爆風は何とかなったが……チッ、剣豪の方がいねぇ…お前がいらないことをするから…」
「はいはいすいませーん。そんなことより今は集中しようよー」
「あんたが言うなよ…」
爆風に紛れていつの間にか剣豪が視界から消えている。
「おいジジイ!とりあえず遠くにいた魔術師やってきたぞ!いつでも殺せるけど早いことにこしたことはないだろ」
「え…ホントだ…四号いつの間にかやられてる…気づかなかったー」
「こいつらにキルされると色々やばいな…三号頼んだぞ…」
「いやタンク役お前だろ!」
あの魔術師また一瞬でやられてる…
なんかそういうスキルでもあるのか?
「なぁ…おまえら喧嘩ばっかりしてると生き残れる所で生き残れなくなるぞーこんな風に…」
突然剣豪死人が崩れ、二号の真後ろに姿を表す
「なっ…!」
「二人目──かっったいな…切れなかったやつは初めてだぜ…!」
咄嗟に二号は腕部分の鎧で刀を防ぐが、そのかわりに腹に強烈な蹴りをくらう
「大丈夫ー二号?まぁ大丈夫かー」
「刀の方はくらったらやばそうだったけど、蹴りだけならまだ結構耐えられる」
「かなり力を込めて蹴ったはずなんだけどな…」
「次は俺の番だぜ…![フルバスター]!」
俺がもしくらったら破裂しそうな威力の蹴りを難なく立ち上がり、蹴りをしてできた隙に三号が大剣で切り上げる
「儂を忘れてはないかね…若造ども…」
「おいジジイ!俺に当てるなよ!」
「空気に大剣が押し負けるってどどんな威力してんだよ?!」
しかし、要塞死人が放った空気弾により大剣が押し負ける
「ジジイ!盾と銃は俺がどうにかするから、大剣が来たときだけそれしろよ!」
「わかっておる」
「少し舐め過ぎじゃないかなーまだ私[
「「絶対に使うな!」」
「それもフリじゃ───」
「「フリじゃねぇ!!」
それで勝てるのなら使ったほうがいいんじゃ?
こいつらにキルされると大変なことになるっぽいし…
「でも使わないとキルされちゃうよー」
「使うとお前以外キル寸前にされるんだよ!」
「悠長とお喋りしてる隙があったら口じゃなくて手を動かしたらどうだ…?」
「もう選択する余地もない状況じゃないんだよーみんなキルされて大変なことになるよりかは良いと思うけどー?」
「もう好きにしろよ!その代わり俺は後ろで見とくからな!三号は知らん」
「俺はもう逃げてるぞー!」
「いつの間に!」
よほどこれから使われるものが怖いのかいつの間にか三号が後ろに退避していた。
俺のより後ろにいるんだけどここ大丈夫だよね…?
「なんかすんのか?じゃあ少し待っといてやるぞ!余裕すぎる戦いなんて楽しくないからな!」
「儂は下がった奴らとやろうかのぅ…なんかまずい気がするのでな…」
「もういいよねー?やるよー!やっちゃうよー!本当にやっちゃうよー!いいのー?」
「やるなら早くしろ!」
俺は透明になってもっと退避しとこ…
「じゃあ遠慮なく」
「【
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