第二十八話ユニークモンスターとイベント⑥





《ファスト》を後にしてから数時間たち《セカディル》の戦場…【常闇の森林】が見えてきた


昨日と同じ方法で《セカディル》へと侵入した



*



町を歩いているといたるところに薬屋や診療所が見える。なぜかというと《セカディル》は薬剤と医療の町だからだ。《セカディル》は年中夜のような暗さをしているため【無光病】と言う日に当たらないとなる病気が流行ったらしい。町の人はこの町を捨てずになんとかしようと【無光病】の特効薬が開発される過程で必然的に薬剤と医療が発展していったらしい。


だから《セカディル》のスタンピードはなんとかなるだろうと思っていたのだがそうでもなかったらしい…



そうやって歩いていると行きつけの薬屋を見つけたので扉を開けて中に入った



「いらっしゃっせ〜!」



この薬屋ノリが居酒屋なんだよなぁ…

このノリのせいでこの薬屋には人が寄り付かないっぽい



「今日はどのようなお薬をご要望でしょうか〜!」


『製薬をさせてもらえないでしょうか?』


「では店の奥にどうぞ〜!」



そう言うと店の奥に通された

この店何を隠そう《セカディル》では珍しい製薬ができる店なのだ。

あのノリをやめて、これを大々的に売り出していけばお客さんも来てくれるだろうに…



「お客さん製薬のこと誰に聞きましたか?」


『冒険者の■■■という人に聞きました』


「そうですか…あの人の紹介でした

か……………………………………

それではポイントカードつけときますね〜!■■■さんにもポイントがつきますので言っておいてくださ〜い!」



ポイントカードなんてものがあるんだよなぁ…

薬を買うと1ポイント、製薬をすると3ポイント、この店を紹介すると5ポイントたまり、10ポイント貯めると好きなお薬を何でも1つプレゼントという制度だ…


この制度やばいんだよ

この好きなお薬を何でも1つプレゼントがやばい

この店で一番高い薬である【スキル所得薬(数多なる旅の記憶)】(相場12000000)

までももらえてしまうのだ


これを大々的に売り出せばお客さんも来るだろうに…



「料金はいりませんので、終わったら私にお伝えくださ〜い!」



そう言うと店主はカウンターに戻った

人こないだろうに………

よし!さぁ…作業を始めますかね…




*



(別視点)



「ふぅ〜」



やっと一息つける

何なんだあのお客さん…見た目はただのどこにでもいそうな旅人なのにヤバそうな威圧感放ってくるし…製薬のことを誰からの紹介ですかと聞いた時も聞いてから書き始めるまで妙な間があったし…目線も右上にいってたし…まぁ■■■さんのこと思い出そうとしていたのならこの心配は杞憂なんだが…でも説明してないポイントカードのこと知ってそうな素振りしてたしー…



あのお客さんが帰るまで気が抜けなくなってしまった…


誰でもいいから他のお客さん来てぇーーー!!!




*




あれ?おかしいな…?

この材料で【麻痺毒】ができるはずなんだけど…



【ゴリエースV 効果時間30分】

あのゴリエースからゴリエースVが登場!飲めばスッキリレモン味!いつもの疲れも吹っ飛ぶ!!これで君も社畜になろう!!!



ならねぇよ!!

あーもうどうせなら強力な【麻痺毒】を作ろうとして【麻痺毒】の材料全投入しちゃうから…


もう材料もないし今回は【麻痺毒】は諦めるか…


俺はゴリエースVを遠慮する店主に譲り店を後にした


このあと目がバッキバキの人が増えたらしい



*



店を出たあと直ぐに森林の方へと向かった


さっさと原因特定して《フォーバル》にいくぞー!



森林につくと《ファスト》と同じように上から眺めることにした


しばらく眺めていると原因がわかってきた


《セカディル》も《ファスト》と同じように迷惑プレイヤーが湧いてるなぁ?と思っていたのだが《セカディル》はただ単に参加しているプレイヤーに対して魔物の数が多すぎたからっぽい


確かに簡単にするなら《ファスト》の方に行くし、難しくしたいなら《サーデム》以上に行くしなぁ…



よし原因も特定したことだし《サーデム》も大丈夫そうだし《フォーバル》に行くぞー!!


《フォーバル》への向かおうとして森林にある渓谷の上を通った瞬間、俺のすぐ横を光線が通り過ぎる


すぐさま俺は戦闘態勢に入ると、光線の主と対峙する


[鑑定]



*


no nama

種族 キングアースゴーレム

Lv60


*



お前、俺とやろうってのか?






お読みいただきありがとうございます!


よろしければ★と♡をよろしくお願いしま〜す!

モチベになりま〜す!






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