第二十三話ユニークモンスターとイベント①
へへへ…ついに…ついに…このときが来たぜ…
イベント開始まであと5分を切ったぜ…
しっかりと作戦会議も済んだので準備は万全だぜ…
とか言っていうちに残り一分だぜ…
今のうちにイカれた今日のスタンピードメンバーを紹介するぜ…
*
《ボーンウルフの駒》×100
《ゾンビナイトの駒》×300
*
で行くぜ…
なんか話とちがくないかって?
えっっと…それにつきましては…積もる話がありましてぜ…
1日に全戦力使ったらプレイヤー側が直ぐに全滅しちゃうから前半の方は弱めの魔物で攻めてくださいと運営様からお達しがありましてぜ…
そういうわけで大幅なメンバー変更を余儀なくされたんだぜ…
ごろーが目でそろそろその口調やめといたほうがいいよと訴えかけてきている!
もうそろそろ始まるぜ───
ごろーの暴れる攻撃!
骸ノ宵に大ダメージ!
ごろーさん…冗談ですやん……
*
切り替えまして…
さぁ…もうそろそろ始まるが…プレイヤーはどのくらいいるかなぁ?
俺は以前プレイヤーズマーケットで購入した望遠鏡でサーデムの方を覗く。
うじゃうじゃとうごめいているプレイヤーらしきものが見える。
軽く集合体恐怖症の人を震え上がらせられそうだ…
ざっと見たところ…
5000人弱といったところか?
…………いや多すぎるっ!
えぇ!?なんでなん!?
これほどまでに多いとは予想してなかったんだが…
ううん…少し考えたら…俺のせいか…?
俺が発見される
↓
掲示板に報告される(おそらく)
↓
サーデムに狩ってやろうとプレイヤーが集まる
↓
サーデムにプレイヤーが多くなる
うん!完全に俺のせいだわ…
[まもなく《街を守れ!スタンピード発生!》が開始されます。皆さんの御武運をお祈りします]
お!アナウンスだ!
そしてカウントダウンが空に映し出された。
[10][9][8][7][6][5][4][3][2][1][0][それぞれの街でスタンピードが発生しました!]
アナウンスが終わると同時に辺りが瘴気に満たされ俺が設定していた魔物がフィールドに発生する。
それと同時に無限湧きのゾンビ、スケルトン、ゴーストも発生する。
ゆっくりと進撃する我軍とは対象的にプレイヤー達は勇敢に雄叫びを上げながら魔物へと走る。
お互いの武器が接する距離まで接近し、金属同士がぶつかり合う音が聞こえる。
*
さぁーーーてと、俺は前半が終わるまでは出てくるつもり無いので強そうなプレイヤーでも観察してますかねぇー
望遠鏡を覗きのみ戦場と化したフィールドを見渡す。
…………土埃でなんにも見えないや…大人しく余ってるスコアでふわりんを召喚して従魔なら使える視界共有を使い遥か上空を飛んでもらうことにした。
ほほーん…他のプレイヤーはボーンウルフを盾役が守って攻撃役が倒すってやり方で倒してるのかぁ…
まぁ…俺は実質パーティーだからできないけど…
あっ!前に洞窟の前で戦った奴らだ!
確か名前がもふ…もふり…もふりた…だめだ思い出せない…
でもなんか前戦ったときよりも装備が強そうな気が…
そんなことは考えない考えたくもない…
えぇっと…お!あれはまさかAGI特化戦士では!?
絶滅危惧種だー!囲め囲め!
でもあいつなかなかに強いな…ボーンウルフを一人で相手してる…
ふ…なかなかやるな…
俺を前にボコボコにしたPKもいるな…元シリキラさんには感謝しか無い
そして奴らもも前より装備が強そうな気がする…考えない…考えない…
うわぁ…ウルフがウルフを食ってる…なんてことをやらせてるんだ奴らは…
見ていて思ったことが1つある…
過剰戦力過ぎるってぇぇぇー!!!
*
皆さんのお陰で♡が700を超えましたー!!
よかったら★と♡をよろしく願いします!
や
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