第十三話ユニークモンスターvsPK
結局離れさせようとあの手この手を使ってみたが、離れさせることができず…飯屋の店主が預かってくれることになった。餌代は大丈夫だそうだ…
そして今日は待ちに待った夜の探索だーえっ?お前以外誰も待ってないって?またまた〜…
ということで夜までカット!カッート!
*
夜がやってきました…市民の皆さ──そういうのはいいからさっさと行け?了解でーす…
やってきました!焦熱の荒れ地(夜)!さぁ…探索の探索の探索だー!!
ちなみに瘴気変質は解くつもりだ…人に化けてる姿だと探索してると違和感しかないからな!魔物が探索してるのもなかなかだとも思うけど…
人目につかない奥の方でで瘴気変質を解き、洞窟の方へ向か───なんかいるな…
「おい本当にここら辺に新種の魔物が出るんだよな…」
「そのはずなんすけどね…」
とりま鑑定
*
name にんじんしりしり
種族 人族
職業 辻斬り
Lv ■■
*
name サラダタマネキ
種族 狼族
職業 傀儡師
Lv ■■
*
あー…PK職か…こいつらPVPに関しては一流だからな…PSも無駄に高いし…こいつらとと関わるとろくな事がない…違う所を探索するか
「それにしても先輩変なプレイヤー名にしましたよね〜PK職なのに…にんじんしりしりって……ぶふっ…」
「いやお前もなかなかだと思うが…」
──パキッ!
あっ…
「なんかあそこから音がしませんでした?」
「一様確認しておくか」
まずった…こうなったらやるしかないか……今の俺は魔物だし、PVPじゃなくてPVEだからな!
「なんかでてきたっすよー」
「あまり強くなさそうだな…俺一人でいい」
「りょっす」
随分と舐めてくれた真似をしてくれるじゃないか…こちとらユニークモンスターやぞ!
おらぁーーー………
「遅いですもんね」
「遅いからな…」
MPあんまり使いたくないんだよ!
AGI21を舐めるなーー!!
「こっちから行くか…」
「そのほうがいいと思うっす」
そしてその辻斬りが一歩前へと歩く…そうすると物理無効であるはずのなのに俺の右腕が吹き飛ぶ…
いっっってぇぇぇぇぇ!!!痛覚強制的に100%にしやがったなぁぁ!!運営ぃ!!
「思った通り弱いな…」
「そっすねー」
奴らが一歩ずつ近づいてくるたびに命を刈り取る斬撃が飛んでくる…
まるで片手間に俺の相手をしているように…
これだから上位勢は嫌いなんだよ…!!
なんで蔑むでもなく憐れむでもなくただただ無関心なんだよ…!
「つまらないな…もう終わらせるか…死体はお前がもらっていいぞ」
「あざっす」
チッ…!せめて…せめて一撃…を
[彼岸の斬…]
赤く変質した刀が俺へと近づき………黒いだけの瘴気をを切り裂いた。
「これは逃げられましたね〜〜何やってるんすか…」
「むぅ…」
「さてまた探しますよ〜」
「むぅ…」
*
俺は茂みの中から瘴気変質により作り出した透明、気配遮断の瘴気をまといながら奴らが去るのをまっていた
あっぶね……あのとき一撃をいれることを優先していたら確実にキャラロストしてた……
何事もいのちだいじに…
今日は探索はやめておこうかな…
いや瘴気変質で商人の格好するか!たとえキャラロストしても探索厨は止まることを許さないのだよ!!
ハハハ───ん?なんか奴らが誰かと喋ってるな…仲間か?
俺は聞き耳をたてる
「むっ!何だお前は…いつの間に俺の前に?」
「やっっとぉ…プレイヤーにあえたぁ!」
「先輩!こいつシリキラさんですよ!!」
「逃げるか…」
「逃さないよぉ…」
なんか主人公をおいて戦闘がはじまりそうだな…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます