第4話魔王side 魔王が敵だと思ったら大間違い
どうも魔王です。初めまして。魔王5代目です。一回死んだんですけどね、生き返りましたwいや~前回俺殺しに来たあの二人組えぐかったなwwwだってさ俺なんもできずに死んだぜ。前俺自分のこと”朕”とかいってイキってたの恥ずかしいやん。だって俺最強だったんだぜ。魔界でね。でもさ人間界になんもしてないんだよ。だって俺王様と仲良かったんだよ。誕生日プレゼントとか送りあったし、バレンタインにはねクッキーあげたりとかね。わざわざ直接「ありがとう」これいわれたのよ。すごくね俺。珍しいでしょ。なんで死んだのよ。しかも王様命令で俺殺されたぜ。そうそう、そういえばね俺生き返ったんだけどさ。これ神様に生き返してもらった。いいっしょ!羨ましいっしょ!ダメ~俺だけで~すw俺しか無理で~すw
「魔王様、誰と話してるんですか?」
「いや、、、ダメでしょ入ってきたら今」
「いやだって・・・」
「これ物語的に重要なのわからんか?」
「わかんない・・・です」
「あっそ、、、、ごめん」
「し、、、、、失礼します」
「あ、、、ごめんありがと」
気まずいって!!!!!!!!!今重要な話してたのに。なんか邪魔入ったけどこの流れ知ってなかったし、俺の部下。いや部下は悪くないからね。あいつ優しいからね。飲み会したときとかさりげなく水くれるのよ。これ優しいでしょ。まぁ話し戻すとね。神様がね条件付きで生き返してくれたのよ。
「お前、、、、災難だったね」
「いいよ生き返したる」
「ただし条件あるべ・・・この条件いける?」
「あざっす!やります!やらせてください!!!!」
「条件はね、、、、お前が死んだ真実を知ることだねこれだけ」
「真実って・・・・な・・・・」
ここで生き返ったのよ。なんも質問できん。なんかね後から知ったんだけど王様さ操られてるっぽいのよ。なんかようわからん奴にね。催眠術かな?そんなやつでね。やられちゃったぽいのよ。やっぱさ仲良かったからさ、、、、助けたいよね。
「失礼します」
「どったの?」
「魔王様に話があると例のあの人が」
「いや誰?」
「あの人です」
「あ・・・・の人?」
「はい、あの人です」
「あ~、、、、通していいよ」
「承知しました」
いや誰だよあの人って!知らねぇよその人!よくある内通者的な!?そんな感じですか!?激熱じゃん。いきなり激熱展開来たじゃん。あれかな王様の側近の人で王様を助けてあげてください的なやつかこれ。そうなのか!?
「久しぶりです・・・・魔王様」
「お・・・・・お前は!!」
「王様の側近をしておりましたリンでございます」
ガチ側近キタコレ!!!!まじやん。俺の予想当たっちゃったよ。魔王すごくない。ねぇ俺すごいよね!!!みんなどうだった??あれ?俺だけですか当たったのwまじか~ww俺だけかwwwwまぁね、そんなこともあるよね。あるある。魔王さ勘いいから。よく言われてたのよ”魔王様ってなんでそんなにわかるんですか?”って。
魔王いつもね”あ~、、、、勘かな”って俺の勘すごく当たるのよ。でもなんできたんだ?やっぱ王様か?王様なのか!?
「今日は魔王様にお願いがあってきました」
「ほう、お願いとはなんだ?」
「王様を救ってください!!!!!」
やっぱね!!!ほらね!!!
「我も聞いているぞ、王が何者かに操られていると」
「そうなんです!王様が操られてしまったのです!」
「そなたは大丈夫だったのか?」
「私は、、、、なんとか大丈夫です!」
「詳しく聞かせてもらえぬか」
やはり王は操られていたか。王が操られて以降、王は民に厳しくなり税を上げ魔物に対して好戦的だと聞いている。我を倒せと命令したのも王を操っている奴の仕業と考えるのが普通だな。だがな、これは復活してから部下に聞いたもの。リンはいつも王の近くにいたには違いない。いい情報が聞けるかもしれん。
「王は操られてから変わってしまいました・・・優しかった王はもうどもにも・・・私は側近から外され王族から追われてしまいました」
「なんと!?」
「王が操られていることはまだ誰も知らなかったのです・・・そんなことを知ってしまったため私は、、、」
「なぜわかったのだ?王が操られていると?」
「王は変わってすぐに私たちを集め変な催眠をかけたのです!ですが私にはそれは効いていなかった、、、様子がおかしいと思い王が眠ったタイミングに寝室に侵入しました!そしたら姿はハッキリとみることはできなかったのですが誰かが操っていることが判明しました!ですがそれがバレてしまい今では・・・追われているという状況です」
「そうか・・・・他に何か知っていることはないか?」
「う~ん・・・・すみません」
「理解した・・・・そなたは他に行くところはあるか?」
「いえ特には」
「ならばこの城に隠れるのはどうだ?」
「そんな!?魔王様に迷惑をかけるわけには!」
「大丈夫だ、心配するな!我もそなたと同じく王を救いたいと思っておる!王族から追われているなら、ここは安全だと思うがどうじゃ?」
「・・・・・・迷惑をかけてしまうかもしれませんがお願いします!!!」
「一緒に王を救うぞ!」
「はい!!!!」
***
一方そのころ王都では・・・
「おい!!!!!リンの小娘はどこへ行った!!!!」
「すみません、行方がまだ掴めてなくて・・・」
「死にてぇのか!お前!はやく始末しろ!!!!」
「申し訳ございません!」
「そんなことよりシルフィーはアイツと会ったのか?」
「はい、パーティーを組み魔王討伐の旅に出ると冒険者ギルドで噂になっていました」
「よいぞ・・・・魔王よ!今度こそぶっ殺してくれる!!!!!」
***
「魔王、、、、た・お・す」
俺は何故か嫌な予感がした。よくないことが起ころうとしていると。
この予感が当たるとはまだ知る由もない・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます