第19話 得手勝手/塗炭の苦しみ
――君の仲間達の心にしこりを残した戯け者。
己の愚行によって我が身の霊基を壊し、廃人として扱われている者。
この者を完治させる――というのは如何だろうか?
あの時、そう掛けられたその言葉に、彩里の思考は追い付かなかった。
時間にして数分だったかもしれないし、数秒だったかもしれない。
ようやく言葉の意味が脳に伝わるが、
「……え?」
それでもまだ理解が及ばなかった。
件の貴司に対する治療は、責任追及やら必要調書をとる為…という建前の元、神霊治療班と研究課の協力によってほぼ全力で当たっている。
それはもはや人体実験なのでは? と疑うような外法を含め、あらゆる手段をもって診察を続けていた。
そして彼らは口を揃えてこう語る。
アレは無理だ、と。
だが、目の前の少年は――
まほう使いの彼はこう言う。
あの程度ならどうとでもなる――と。
「魂がどこかへ去ってるっていうのなら無理だけどね。」
死者の蘇生って事じゃないならすぐ直せるよ。」
この言葉に至り、ようやく彩里は意味を完全に理解する事が出来た。
あの廃人を、咎人に戻せる、と言う事に。
頭にどくんっと血が回るのが分かった。
狩野らの苦し気な顔や、摩耶の泣き腫らした顔が次々と思い浮かぶ。
飽く迄可能性が高いというだけで、犯人と断定できるものが無い以上、あらゆる手を持って証拠固めをする他ないと思い知らされた時の悔しげな顔も。
あれから何年も経ち、以前の様な空気を取り戻しつつあったと思ってた矢先に、あの事件を起こされ、支部に以前の様な恨み辛みが燻る様になってしまった。
皆が燻り続けていた原因は、咎人であるあの青年が何の罪を償う事無く廃人と化してしまった事だ。
それを治せるとしたら。
あの男が社会復帰する事となったら。
彩里は身体を震わせてしまうほど苦悩した。
己が身体を抱きしめ身を震わせる様からも、彼女の苦悩の深さが伝わってくる。
可能性に賭ける、というものではなく『できる』と断言されたのだ。
廃人から戻せると。意思の疎通ができる様な状態にまで戻せると。
その力強い事の葉から、完全な選択肢がもたらされてしまった。
即ち、治すか、治さないか、だ。
はっきりとした時間は分からない。
数分かも数時間かもしれない。
それでも時間をたっぷりと使い、時折呻く様な声を漏らしつつも真剣に悩み、
悩みに悩み抜いた上で――
「な、治さなくていいです……。」
彩里は、そう選択した。
学義は表情を変えず、ただその返答を受け止める。
「そっか。
あのままでいいんだな?」
こくりと彼女は力なく頷いた。
「……治した方が良いって分かってる。
ううん、治すのが正しいんだって分かる。
だけど、だけど……っ。」
都の事件の時に聴取を受けた際、現場にいた若様のものと思わしき悲鳴、そして丁度重なる銃声らしき音を聞いた事や、彼が黒い何かを持っていたように見えた事も当然話している。
それを聞いた狩野達の怒りや、摩耶の怨嗟も。
身内関係者の過半数は確かに怒りの念が強かったが、摩耶を筆頭に積み重なった恨み辛みが形を持ってしまった者もいたのだ。
その顔が頭に焼き付いている。
彩里は怒りも強かったが、それよりも悲しみの方が勝っていた。
だが彼女らのように怨嗟に振り切れてしまう気持ちも分かるのだ。
だからこそ、
「あいつを戻したくない。
ホントは…ホントは間違ってるって分かるけど、あいつを戻したくない。
あいつを戻したら、話し合いができるようになったら……。」
仮に証拠を集められたとして、証拠を固められたとして、それですっきりできるのか?
自分を含めて所属している組織が組織であり、内々の仕事や表に出せない儀式で起こった事件は表社会の法律の枠に入れる事はではない。
仮に処罰を与えられたとしても、あの状況下では左程の罪には問われないだろう。
何かしらの手段を持って表の法に掛けられたとしても、業務上過失致死罪程度であろうし、何より彼は当時未成年だ。
いや――そんな小難しい理由云々で彩里が苦悩していたのではない。
「嫌、なの。」
道理、が通らないのは分かっている。
倫理面から考えても、正気に返してもらった方が正しいのだろう。
だが、
「……もう、皆が、
摩耶さん達が、あんな顔するの見たくないっ。」
彩里には見鬼があった。
その能力は直接的な視覚だけではなく、負の感情が表情と混じって。
憎しみや憎悪を内に秘めている顔が、はっきりと見えてしまっていた。
どれだけ理性で抑え込んでいようと、その負の感情が、陰の気が混ざった顔が嫌で、嫌で嫌で仕方なかったのだ。
怪異という事態に対応している人間達であるからか、そういった人間は性格的にさばさばした者が多いという特徴がある。
表社会の事件すら、後を引き摺ると碌な事が無いのだが、怪異関係に至っては下手に後腐れを残すと悪縁を呼び寄せかねない。
だから手練れであればあるほどそういった迷いを切り離してゆく。
とはいえ、そう簡単に思いを断ち切れるはずもない。
それも信頼、親愛の情を持つ人を失わされれば尚の事。
仮に法的に裁けたとしてもそれで終われるほど軽くはない。
いや、現行法の元であっても被害者の身内が納得できない事の方が多いのだ。
ましてや共に命を懸けている仲間を、親友を失うという、傷痕がそう簡単に癒えてくれたら世話が無い。
彩里の心にも傷跡が残っている。
それと同時に痕を残しているのは、彼ら大人たちの持つ、抑え込んだ憎しみの顔。
親しい人間を欠けさせられた者たちの、
失わされた人達の、隠しきれない怨の気の混じった顔が、恐ろしさより何より、嫌で嫌で仕方が無かった。
「わた、私自身、我が儘だって分かってる。
治してくれた方が、絶対に、いいんだって。」
それでも憎しみを再燃させられた摩耶達はどうなる。
いや、勝治や繁はまだいい。あの二人は割り切れるだろう。
そして狩野や辰田ならばもっと割り切れるだろう。
しかし摩耶は。
ほぼ確実に、対象に意識が戻り会話できるようになったとしたら、また元に戻ってしまうだろう。
恨み辛みが、憎しみが、怨嗟が蘇ってしまう。
悪い予感にだけ発揮される彩里の勘が、そう告げているのだ。
「だから、
だから……っ。」
言葉にならなかった。
ただぽろぽろと涙がこぼれ、手で拭っても拭ってもあとからあとから湧いて出てくる。
悲しみなのか、辛さなのか、
救いの手を前にして尚、その手を振り払おうとする事への罪悪感からか、自分でも分からない感情が吹き出し、ただ泣く事しかできなかった。
そんな彼女を静かに見守っていた学義は、はぁ…と大きく溜息を吐いた。
「悪い、雨宮。
ほんとに悪かった。」
そう謝罪しつつ、すっと手を彩里に伸ばす。
途端に彼女の心が沈静し、涙が止まった。そして泣き腫らした目すら元に戻っている。
「そうだよ…。
考えてみりゃあ、雨宮もメンタルは十代の女の子なんだよ。
そんな子にこんな選択迫るなんて脅迫と変わりねーや。」
何やってんだ僕はとガシガシ頭を掻く。
きほう使いとしての自分が出てくると相手の年齢差等が曖昧になるらしい。
何しろ学義からすればそこいらの子供と老人の年齢差すら誤差にもならないのだ。
相手のメンタル強度を鑑みる事を失念していたのは大きなミスである。
「加賀、くん?」
呆然とする彩里を前で一頻り反省をした彼は、改めて彼女に顔を向けた。
彼の目の前に立っているのは、運よく自分に辿り着いただけの人間で、まだ十代の女の子だ。
そんな娘にとんでもない重荷を背負わせようとした自分を恥て、
「こんな事言ったのは完全に僕のミスだ。
一人に背負わせるには重すぎる選択だった
本当にすまん。」
と頭を下げた。
「え? あの、でも。」
そう謝罪されてもどう反応したらよいのか分からない。
何しろ心が一瞬で沈静化されているのだ。何にどう強い感情が吹き出していたかも今となっては不明なのだから。
これもまた、便利過ぎるが故の弊害であろう。
――だから、
と、学義の雰囲気がまた変わった。
恐ろしくはない。
ただ存在感が桁違いなだけで。
それでいて圧は無く、有って然るべき大気の様に壮大だ。
――これはお詫びだ。
全てが整えられるまで一時的に記憶を塞いでおく。
記憶が戻ったら呼んでくれ。
そう言われた、というところまでは記憶している。
今日まで夢の中にいて、その夢の設定通りに動いていたようだ。
だけど別に変わった行動をとっていた訳はでもない。
何時もの生活で、何時ものように見回っていた。
ただ何もかも思い出せなかっただけで。
まほう使いの事も、アイツを治せる者がいるという事も。
頭の片隅にも無かった。
部屋に戻って一人になるまでは。
「あの、ちょっと、あ、あれ?!」
見事に慌てふためいていた。
それはそうだろう。
色々とあったが、皆の心の折り合いが付いたのを見届けられたという事もあって、良くも悪くも気が抜けた一日だった。
そこにきてこれである。
「いや、ちょっと、ナニ?!」
「あー……兎も角落ち着いてくれ」
「落ち着くも何も……。
ぎゃあっ! 私こんな格好でっ?!」
そりゃあ薄い生地のパジャマ姿なのだから慌てもするだろう。
既に学義は「あ、悪い。」と背中を向けてくれているが恥ずかしいものは恥ずかしい。
焦ってモノトーンの部屋の中を見渡すと、椅子に引っかけてあるカーディガンが目についた。
これだと手を伸ばすも柔らかい生地のはずのそれの感触は、鉄よりも固くピクリとも動かない。
「あ、重ね重ね悪い。」
そう詫びの言葉と共に、それは布生地に戻った。
時間が静止しているのだから、彼の許可が無ければ動かせないのも当然だ。
ジタバタと袖を通してボタンを留め、何とか息を整えてから、
「加賀君、今日のあれってナニ?!」
と、彩里は疑問から切り出した。
「話が上手く流れただろ?」
そう言いつつ学義が振り返る。
「う、うん。
あんまりにも酷すぎて、どうしようもないから……。」
何しろ自分は元より両親を始め、狩野達、特に摩耶が脱力するまでに至っていたのだから。
偶然、彩里の事を思い出した西条夫婦が局長に縋り。
偶然、通常勤の隙間ができた彩里と狩野が別宅に向かう事となり。
偶然、見鬼による検視が終わった直後に研究課と神霊治療班の人間が到着し、情報を照らし合わせた結果、先だっての検視結果となった。
そして偶然、会議室に主だった人間が揃い、怨霊か法具かどちらかの力の均衡が崩れるまで苦しみ続ける地獄にいる事。
怨霊を祓えば法具に囚われ、法具を壊せば怨霊に貪られる為、回復は絶望的…というより不可能という事実が共有された。
西条家の夫婦には多少は同情するものの、この偶然の積み重ねが、こうまで良い方向に情報が出てくれた事は本当にありがたかった。
ありがたかった、が……。
「まさか、この偶然って。」
思えば、あの学義の前で泣き崩れた日から三日は経っている。
三日もの間、学義はおろか治せる者がいる事など彩里は頭の片隅にも無かったのだ。
彼の影が薄いとか云々の話ではない。完全に記憶から消えていたのである。
いや、あの時彼は言ったではないか。記憶を塞いでおく、と。
「うん。
偶然起こる可能性を僕が繋いだ。
記憶を塞いだのは僕と雨宮。両方の為だよ」
あっさりとその事実を認め、尚お互いの為に記憶を塞いだ事も認めた。
「なんで…?」
「何でって……雨宮、お前。
あの支部長と、先輩の人達相手に知らぬ存ぜぬの演技できる?」
「う゛…。」
「特にあの北倉さんだっけ? あの人がヤバイ。
雨宮の様子から手繰られる可能性が高い。
それにそこまで可能性を誤魔化したらどこが歪むか分かったもんじゃない。」
それが記憶を塞いだ理由であった。
狩野ならばまだ見逃される可能性の方が高かったが、摩耶は違う。
霊能力も相まってこの一件に関してのアンテナが広い為、彩里の様な子供の隠し事などあっという間に見つけ出されるだろうし、ああいうタイプの人間に対して下手に誤魔化したりすれば余計に踏み込まれてしまう。
それら危惧する可能性を最小限に止める為には必要な行為だったのだ。
「可能性を…誤魔化す?」
「そ。
今日までかかったのは、違和感なく偶然を重ねさせた所為。
下手に起こる可能性を弄ると、その反動がどうくるか予想すんのがめんどい。」
言葉が出なかった。
彼の言っている事が本当だとして――いや、本当だろうけど、そうするとこの三日間の間に起こったであろう何かしらの事変から可能性が削られ、今日という奇跡が起きたという事となる。
それはそれで相当な負担だったのでは? と、思ったのだが。
「いや別に。
溶けかけの板チョコから銀紙を剥がすより楽。」
と言われてしまえば返す言葉もない。
とてつもなく大層な事と、そんな日常あるあるに落とし込まれたら、そりゃあ答えに詰まるというもの。
「考えてる以上に些細な事だからな?
雨宮のとこの局長が吐く溜息を一回減らすとか、秘書さんが淹れたコーヒーがちょっとぬるかったとか、あのスキンヘッドのおっさんが抜く鼻毛が一本多かったとか、そんなんだから。
そんな可能性を積み上げて、今日の形にしたんだよ。」
「え゛? そんな適当な…。」
「それでも積もれば山となったぞ。
それが、今日だ。」
イメージで例えるなら、ブロックの数を変えずに別の形に組み替えて行くようなもの、と彼は言う。
「例えば、宝くじ。
年末宝くじの一等が当たるようにしたとする。」
「え? できるの?」
できるぞ、と事もなく答える学義。
「だけど今の僕だったら反動を抑えきれない。」
無理矢理の確率を得た反動で、世界のどっかにその反動……当選確率だった一千万分の1の事態が起こる。」
「ええと…?」
そりゃあ唐突に確率を言われても想像が難しいだろう。
何より彩里は数学が苦手なのだ。
「大体、雷が落ちてくる確率だよ。」
「……それって、ドラマとかでよくあるやつ?」
「うん。宝くじは当たるけど、雷も当たって賞金が手に入れられないとかね。」
「わぁ……。」
まぁ、実際にはもっと厄介な反動が起こりかねないのだが、飽く迄も例えとして挙げたものであるから問題あるまい。
それに彼女にそこまで解説したとしても頭が追い付きかねるだろうし。
「まぁ、それは兎も角……だ。」
「……うん。」
「区切りは、つけられたか?」
「うん……。」
自分の中にあったもやもやも、
狩野達、摩耶達も、貴司の惨状を聞いて胸に燻るものを鎮火させられていた。
消火というより燃え尽きたが近いかもしれないが、それでも一区切りつけられた事は間違いなかった。
無論、まだ傷痕が残ってはいるだろうが。
「前に変な取引モドキを持ちかけたお詫びだよ。
すまんな、こんな落としどころで。」
彩里は首を横に振る。
彼女からすれば、詫びとしては十分…いや十二分だ。
見鬼の才を持つ自分が見、専門家と話をして救う
もう仇は、仇としての態を無くしている亡者。それも自業自得の言わば自縛霊である。
相手にするのは時間の無駄だ――と、そう思えるようになっていた。
「あ、でも、アイツがあんな目に遭ってるのって、加賀君がやったの?」
「ふぁっ?」
余りと言えば余りにも酷い目に遭っているのだから、そう考える事も出来なくもない。
確かに彼がやろうと思えばできるし、何だったら天罰的な目に遭わす事も可能だ。
しかし、
「やめてくれい。
流石に僕もそこまで悪趣味じゃないよ。
天に変わって罰を下すって何様のつもりかっての。」
「そ、そっか。
うん…良かった。」
彼の言葉にほっと胸を撫で下ろす彩里。
流石にこんな身近な人が、罪がどうあれ他者をあんな
そんな彼女の様子にくすりと小さく笑みを浮かべ。
「だーいたい、アイツは放っておいてもああなったと思うぞ。
僕がやったのはせいぜい、あの時雨宮の見る力の精度を落とした程度だよ。」
「……え?」
「西条家とやらの妄霊、アイツが命を奪った女の子達、後を追った家族……。
もうね、恨み辛みとかスゴイの。」
「あ、あれ以上?」
「うん。」
真面に見たらトラウマ必至だったよ。
そう苦い表情を向ける彼に、彩里は何も言葉を返せなかった。
少なくとも、彼女が視た中ではトップ3に入るほどの酷い霊障だったのだ。あれ以上など考えたくもない。
「どちらにしても彼に救いは無い。
仮に……そうだなぁ、おたくの職員さんの…山本さんだっけ? あの人クラスの術者が祈祷しつつ結界内で法具破壊したらとりあえず最悪にはならないよ。
だけど、即行で地獄に堕ちる。手薬煉引いて待ってるみたいだしねぇ……。」
「え…?」
「だからまぁ、地獄での刑期が多少短くなるだろうから、今のままがマシと言えなくもないかも?
どっちがマシかと問われれば、う~ん……。」
「ちょ、ちょいちょいちょい!?」
さらりととんでもない話を流され、慌てて彼の口を止めさせる彩里。
「地獄……あるの?」
彼女は呆然と、そう学義に問うた。
霊的事件に関わってはいるし、当然ながら呪痕や怨念を祓う時に立ち会ったりもしている。
オカルトという世界に生きているのだから、大概の怪異は受け入れられるようにはなっていた。
しかし、地獄は。
地獄というものは宗教的な概念だ。
だから、彼女的には漠然とした認識しかなかった。
それを『ある』と断言されれば流石に慌てる。
「あるよ。
証明できてないのは、地獄から出られたやつがほぼいないってだけ。
ホントにあるんだよ。
ちゃんと確認もしてる。」
まだ呆然としている彩里の前で学義は、
「雨宮、前に言ってただろ? 僕には陰の気が薄いとかなんとか。
地獄ってのは、その陰の気の重さで魂が落っこちていくとこなんだよ。
あの馬鹿坊ちゃんは、行く末は三つ。
怨念に貪られるか、妄念に憑り込まれるか、
或いは対策局の皆の善性によって死ねて地獄堕ちになるしかない。」
まぁ、因果が子に報いってやつだし、しょうがないね。
と肩を竦ませた。
小角 まほう使い 西上 大 @balubar
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