第24話 何が正解なのか
結局、僕は、性欲に負けて、寿々江さんと露天風呂と、場所を変えてベッドルームで一時を過ごしてしまって。
「………………………………………ねえ、寿々江さん、これで良かったんですか?」
「ええ、私からもお願いしたけど、お祖父様からの指示も有ったしね。」
「………………………………………どういう意味ですか?」
「ん〜、言いづらいんだけど、陽向くんと陽菜さんの、これから生まれてくるであろう子供たちの側近に必要だから。」
「………………………………………えっ?何が?誰が側近に?」
本気で意味がわからないだけど。
「私と、陽向くんとの、子ども達よ。」
「………………………………………えっ?寿々江さんが、僕の子を、産むって、事ですか!」
「そうよ〜、だから、避妊しなかったでしょう?」
そう、僕達は、寿々江さんに流されて、避妊なしの子作りセックスを、場所を変えながら二度もしてしまったんだけど。
「………………………………………あれ?僕との、子ども達?」
「そうよ〜、最低、男女一人づつ、産むんだからね。勿論、陽菜さん公認で、私と子作りセックスするんだからね!」
あれ?寿々江さんは、婚約者いたよな?
「寿々江さん、婚約者、いましたよね?」
「ええ、来月結婚式挙げるわよ。もう籍は入れていて、一緒に暮らしてるからね。」
「………………………………………旦那さんになる人は、この事を」
「ええ、知ってるわよ。私達の一族の義務を、良く理解してくれる人を連れ合いに選んだから。お祖父様からの紹介で、お見合いだったけどね。」
僕と陽菜の為なんだろうけど、何が正解なのか、良くわからなくなってきた。
「寿々江さんは、それで、良かったんですか?」
「そう思ってくれるなら、早く男女二人産めるように頑張りましょうね。そうしないと、私はいつまでたっても私の旦那様と子作り出来ないからさ。だから、このまま、もう一度しましょうか。」
寿々江さんはいつも通りの笑顔で、繋がったままの僕は、あと何度寿々江さんとシタら、男女一人づつ産まれるだろうかと悩みながら腰を振り続けた。
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