16 睡余の後の片言隻語 - 3 -
購入品を一通り紙袋にまとめてもらい、店主に深く礼をしたあと剣帯を腰に巻いた状態で武器屋の裏にあるという練習場へと向かう。左に大剣を吊った状態というのは馴染みがなく、重心の取り方に少し苦労する。
出入り口を出て右手の奥だと言われたのでその通りに進むと開けた場所に出た。入り口近くに屋根のついた簡易的な井戸と小さな洗い場以外何もないただの砂地に、布を巻き付けた丸太が何本か立っている。砂地の上を縦横無尽に走る荒々しい足跡。
「……結構時間かかったな」
ひたすら打ち込んでいたのだろう、ずたずたになった丸太の前でアーネストがこちらに向かって声を掛ける。赤い頬、荒い呼吸、顎を伝い落ちる汗を乱暴に拭ってはいるが、彼は暑いだろうにやはり少しも着崩してはいなかった。
「すみません、お待たせしました」
「いい」
そう言ってアーネストは気にした様子もなく、ふう、と大きく息をついていた。研ぎ終わった剣は鋭さを取り戻したのだろう、曇り一つなくきらりと光を反射している。
「気に入りは見つかったか」
言いながら剣を鞘に戻す、ぱちんという乾いた音。
「おかげさまで、良いものが購入出来ました」
ありがとうございましたと礼を述べれば、そうか、と。顔色一つ変えないまま返ってくる。そうして一息つくのだろう、井戸まで歩いていって水を汲むと、革手袋を外し洗い場でざばざばと顔を洗い出した。鳥の水浴びのようなやや激しいそれを見ていたが――その手には、引き攣れたかのような古い傷痕が無数にある事に気が付いた。一目見てただの切り傷ではない事がわかる程の、まるで引き千切られたかのような。
頬のほてりは井戸水で落ち着いたらしいが顔を拭くタオルを持っていないことを思い出したのだろう、服の袖で無造作に顔を拭っていた。生憎こちらも彼に渡す布など持っておらず、猫が顔を洗うように水滴を雑に拭いていく様を見ながら待つ。その間もちらちらと覗く腕、見え隠れする深い傷痕。
「……気になるか」
じっとりと濡れた袖口を軽く振りながらアーネストは問うてきた。再び皮手袋をしながらこちらを射るのは深い海の底を思わせる青い瞳。常にしている革手、長い袖口。首の上まである彼の服装は一切の肌の露出がされていない。分厚い革手の下に隠されていたのはいつのものだろう、古い傷痕。
「すみません、あまりに酷い傷なので、」
「そうだろうな」
く、と浮かべる笑みは自嘲的だ。
決まりの悪そうな薄笑いをしてアーネストは井戸の淵に腰掛けると、ほんの少しだけ躊躇って首まで覆う詰襟に指をかけた。そうして短く息を吐くと、意を決したかのようにボタンを外し胸元を肌蹴させ――露わになった肌の上にあったのは。彼の頬にあるものと同じ深い傷痕だった。首に、肩に、胸に、刃物で付けられたかのような痕、抉られた様な痕、獣に裂かれたかのようなおぞましい傷痕が無数に刻まれていたのだ。思わず目を覆うほどのそれに息を飲む。
「……俺が住んでた村は、村人は、十五年前、全員竜人に食い殺された」
淡々と告げられる言葉は色を無くして静かに転がり落ちる。
感情のない声色。こちらを見ているようで見ていない虚ろな瞳。
「ある日の夜、突然『赤の神』がやって来て、……一瞬だ。一瞬で皆死んだ。俺はまだ七つだった。何も出来なくて、折り重なって死んだ両親の下にいたと、ルアードが……」
そこまで口にしてアーネストは口を噤んだ。
細かく震える肩、戦慄く唇は絶望と怒りに満ちている。
「必ず見つけ出して、殺してやる」
その為の剣だ。
その為の技術だ。
獣の唸り声のように吐き出された殺意、眼差しは復讐の炎が宿っていた。肌蹴た衣類を戻しながらそれでも迸る刺すような怒気、行き場のない怒り、憎悪、厭悪。
……きっと、血反吐を吐くような努力をしてきたのだろうと思う。
彼は、特段死に急いでいるようには見えなかった。剣技は若干荒削りなところもあったが確かなものであったし、身軽さもあって強い人間だと思う。そう簡単に負けるとも思えない。それなのに店主が死なせないで欲しいと、わざわざ素性も知らない自分に告げたのがようやくわかった気がした。
竜人。
人ならざる者。
強大な力を持つ人を喰う者。
成す術もなく蹂躙される側の人間が、神の名を冠した存在に挑むのだという。
そうと目を伏せる。それは、神に反旗を翻すことだ。深い傷を負えば致命傷になる、魔法も使えない、肉体の限度もある、人の一生はあまりに短く限定的だ。脆弱な身体能力では敵うとも思えない。それでもなお、この世界の人間が遥か昔に神殺しを行ったのは、行わざるを得なかったからかもしれないとも思う。肉親の概念がない我々でも、大切な人を殺されて怒りに身を任せる感覚はよく解った。激情は渦巻いて冷静な判断を失わせる、だからこそ、生きていて欲しいと願うのだろう。本人の憎悪を痛い程理解してなお、ただ平和に。心穏やかに。
「じーさんは、あの日たまたまこの街に行商に来ていて無事だった。俺が旅に出るようになった時に偶然出会って、……今も良くしてもらっている」
頑固だがな。
はは、と。無理矢理笑いながら彼は腰かけていた井戸から立ち上がる。真っすぐとこちらを見る瞳は固い決意を秘めた眼差しだ、きっと、誰が止めたとしても彼は踏み留まらないのだろう。
「俺はあいつらを許さない。マディムは『赤の神』の目撃情報はないと言っていた、今もきっと何処かに潜んでいるんだろう」
言い聞かせるように。奮い立たせるかのように。
激情の下の仄暗い憎悪。ぞっとする程に低く冷たく。
残党がいるのだ。
闇夜に紛れて今なお人を喰うものが。
愛する人たちを惨殺するだけでは飽き足らず、食い荒すものたちが。到底許せるはずもない。言葉よりもよほど雄弁に語る眼差し。青い瞳が復讐の炎に燃え上がる。十五年。我々には瞬きのような時間でも人間にとっては気の遠くなるような時間だ。失われない怒りにくべられる炎、全てを焼き尽くすまでは止まらない激情。
「あんたも、同じじゃないのか?」
同胞を殺されてあんただって許せないだろう?
人の子はそう言ってこちらを見る。
海の底のような青が憎悪に燃えて、凍えるような眼差し。
「……そうですね」
アーネストの怨恨、脳裏に浮かぶのは真白い天界を夥しい赤に染め上げた悪魔の姿だった。闇よりも濃いつややかな漆黒の髪をなびかせて、大勢の仲間を殺し、朱色に染まった悪魔。未来永劫殺し合う相手、斬り捨てるだけの歯牙にもかけぬ相手。そうと目を閉じた。憎いか憎くないか。それは感情の範疇外である。
小物であればあるいは問題なかったのかもしれない。だが自分含め、彼女も高位の存在である。霊力は魂に宿る、霧散すればいいがそうなる保証はどこにもなかった。理が違う以上こちらの想定通りに行くとは限らない、強大な霊力が拡散されて全く影響が出ないとは思えなかった。目に見えずともどこかしら歪みが生じるかもしれない、それは本意ではない。
だから共にいる。行動を共にする。
何とか元の世界に戻れる手段を見つけ、そこで改めて対峙する為に。
「今ここで、彼女を死なせるわけにはいかないのです。異世界から来た我々の死が、この世界に影響を齎さないとは言いきれない」
「だから協力していると?」
再び目を開いて、そう言って微笑めば理解できないと言わんばかりに眉を寄せられていた。
「……よくわからんな。始末した方が早いだろう」
「私達はあくまでも部外者で異端ですから」
こちらの世界に我々の争いごとを持ち込むわけにはいかない。
「私は……忠実なる神の御使い、世界を違えども人を護るのが私の役目」
悪を滅し、人々を脅かすものから守護するのが自身に与えられた役割である。霊力のひとつも使えない悪魔など人と変わらない、現状脅威ではないものの彼女の持つ霊力自体は変わらないのだ。殺す事など容易いがだからと言ってこの世界に干渉する事は憚られる。
元の世界に戻るのだ。帰らねばならない。
そうして魔王ルーシェルを殺す。神により与えられし己の使命。人を護り、悪魔を殺し、世界の秩序と天体の運行を執り行う。揺るぎない御旨。遂行する為だけに生まれ存在する我ら。
「本当に……助けていただいて感謝しているのです。右も左もわからぬ私達をこうして旅の最中に同行させていただいていて」
翻訳器に始まり、この街まで連れて来てくださって。
我々の置かれた状況を正しく把握し、この世界の常識を説く。状況が解らなければ何も出来ない彼らでなければ今頃自分達はどうなっていただろう。
「……俺は何もしていない。あのお節介が、」
「ですが、反対もしなかった」
受け入れてくれた。
人を襲う『魔』が存在しているのに。
人の姿に酷似した竜人という人喰いの神がいるというのに。
そこで、はたと気付く。何故、彼らは我々を竜人だと疑わなかったのだろう。
「あの、あの日どうして私達を竜人だと思わなかったのですか? 言葉の通じない私達を」
事実はどうであれ真っ先に疑われても仕方がない状態ではなかっただろうか。
言語の違い、見るからに彼らとは異なる衣服を着込んだ私達はあまりにも怪しかっただろうに。武器も持たず魔物の蔓延る森の中にいるなど魔物と同族か、それこそ魔を従えるという竜人の類と思われても仕方がない。それなのに彼らは疑うことなくこちらへと「女神の祝福」という名のイヤリングを渡し、意思の疎通を図ってくれた。あれはどう考えてみても、斬り捨てられていてもおかしくない状態だったというのに。
ああそれは。
アーネストは事も無げに口を開いた。
「ルアードが竜人じゃない、知らん変な気配だと言って、」
そこまで言って、はっとしたように慌てて口を噤んだ。
やってしまったと言わんばかりに口元に手をやる、うろうろと視線を彷徨わせる。
「ルアードが、……ええと。あいつ、魔力持ちかどうかわかる特殊能力があって、」
言葉を重ねてはいるがしどろもどろと続けるので取り繕っているのが明白である。どうも嘘ではないようだが本当の事でもないような言い方だと思った。彼は随分と素直らしい。
ああもう。
あれこれと悩むのはやめたらしい。がりがりと頭を掻きながらアーネストはこれでもかと言わんばかりの大きなため息をついた。観念したようにこちらを見て、それでも精一杯の強がりの様に。
「……あんたも薄々気付いていたんじゃないのか? あいつも人間じゃないって」
※
宿屋に備え付けられている椅子は簡易的なもので、小さなテーブルと共に二脚置かれていた。ルーシェルは片側に足を組んで座っている、テーブルの上にはほかほかとした茶色くて丸いふわふわしたものが乗った皿が二枚。二組のティーカップ。テーブルを挟んだ反対側にはニコニコしたリリー。
「……どういう状況だこれは」
「一緒にお茶しましょうって言ったじゃないですか」
パンケーキと紅茶用意したのでいただきましょうと人間の娘は事も無げに言う。甘くて美味しいですよ、と差し出された茶色くて丸いふわふわしたものはパンケーキというらしい、白くてやはりふんわりとしたものが添えられていて、ではなくてだ。
「どうして私に構う」
「こういう所ですので女の子と会う事があまりないんですよね。外のお話も聞いてみたいなって思って」
言いながらリリーは琥珀色をした紅茶とやらを優雅に飲み始める。
実に美味しそうに熱そうなそれをほんの少し口にする彼女の、ほうとした表情にただの水分だろうに何がそんなに違うのだろうかとすら思う。暖かな水、泥水でないだけ感謝すべきだろうに。
正直な所さっさと追い出してしまいたかった。
ナハシュ・ザハヴに霊力を付加するやり方や魔石の可能性を自分でも試してみたかった。霊力どころか魔力というこの世界の目に見えぬ力すら使えない人間の前であれこれ行うのは躊躇われる。いや、別に行使しても構わないのだが。この娘の前ではいささか食指が動かぬとでもいうか。外の話だと? 語れるだけのものなどない。
……脅かすが最適解だろうか。
そんな事を思いながらちらりと娘を見る。相変わらずリリーは何が楽しいのかへらへらとしている。
「どうする、私が貴様の言う竜人だとしたら。今この瞬間に貴様を喰うかもしれんぞ」
殊更低く、声をひそめて。がお、と。小さく獣のように振舞ってみるが。
なんてお可愛らしい! と何故かリリーはぱちぱちぱちと両手を叩いている。
一体何をもって可愛いなどという感想に至るのか皆目わからず眉根を寄せる。想定外もいい所だ、というか、招き入れたわけでもなくほとんど強引に部屋へと入って来たのである。何がか弱い人間だ、ふわふわと柔らかい色彩に似合わず彼女はなかなかに豪胆だ。竜人フリークだとしても流石に喰われるとなれば話は変わるかと思えば、リリーは全く気にしていないらしい。
「竜人さまって、人しか食べられないらしいんですよね。水も、他の生物も代用品にすらならないらしくて。だからパン粥を美味しそうに食べていたルーシェルさんは竜人様じゃないですよ」
何が嬉しいのか娘は笑って断言する。
ああそう、反論するのも馬鹿らしく適当に流す。というか、パンケーキとやらをつつきながら結構な事を口にするなこの娘は。人しか食べられない竜人、だと? 流石血生臭い事件も調べているだけの事はある。
「私が竜人ではなければ、猶更なぜ私に構う」
「いくら私でも、竜人さまでなくても仲良くなりたいと思いますよ」
「私は一人になりたいのだが」
「じゃあせめて、このお皿が空になるまでご一緒に」
せっかく焼いてきたのですからと口にしながら、パンケーキとやらが乗った皿をずいとこちらに差し出してくる。私の分だと言いたいらしい、勝手な事をしておいて随分な言い分である。誰も頼んでいない、さっさと出て行って欲しい。他者からの干渉など必要ない。いらいらしながら爪を噛む、天使なら間違いなく蹴り出しているところだ。同じようにすればいいのに、このふわふわとした娘に対してそれをするとなると若干腰が引けるのは多分、人間が酷く脆いからだと思う。
「さ、どうぞ冷めないうちに」
「……これを食べたら出ていくんだな?」
やけくその様に皿を受け取ると、苛立ちのままにフォークを突き立てた。ふわりと沈む銀色、抵抗なくすんなりと切り分けられる。殊更小さく切り分けた欠片を口に運ぼうとしたら、クリームも付けるんですよと指導が入る。何度でも言うが食事など必要のない自分が見た事もない物を食べようとしているのだ、知るか、と。舌打ちの様にぼやいてクリームとかいう白いふんわりしたものを付け口に含んだ。含んで、少し。ほんの少し。驚いた。やわらかなそれは、パン粥の様にとろりとはしていないが舌が沈むような優しい食感をしていた。するりと胸の奥に落ちていくような。頬の奥がきゅうと鳴るような気がした。美味いかまずいかなどは解らないが、穏やかに舌に触れるこれが甘さというものだろうか。
「ルーシェルさんの故郷ってどんな所ですか?」
穏やかに微笑んでリリーはこちらに問う。
「聞いてどうする」
「どんな食べ物がお好きかなと思って」
そろそろとではあるがパンケーキを食べるこちらを微笑ましく見ているリリーと目が合う、含んでいたものをごくりと飲み込んだ。固形物が喉を滑り落ちていく感覚はどうにも慣れない。
「……仄暗くて、何もない所だ」
それ以上何も言えない。
闇が支配する世界は常に薄闇がかかり、肌寒い場所だった。この世界のように明るくない。暖かくない。柔らかなものとは無縁だった。白々と辺りを照らす光源、柔らかな色彩の植物、花、清潔で暖かな布。暖かな食事。何もかも触れた事のない物だ。
自分が不在となって、魔界は今どうなっているのだろう。自分の身を案じているものなどいないだろうが、しかし魔王の証ともいえるナハシュ・ザハヴを今なお手にしているのは面白くないだろうな。奪いに来るだろうか。しかしどうやって。
……馬鹿馬鹿しい。わざわざ次元を違えたこの世界にまでやって来るとも思えない。
「だから陽の光が苦手なんですね、肌も透き通るように白くって」
リリーは何やら一人で納得している。うんうんと頷きながら、一体何が楽しいのか彼女は笑みを絶やすことなくパンケーキを堪能していた。そろ、と自分様にと用意されたティーカップに手を伸ばすが、綺麗な白磁のそれはまだ熱い。汚れ一つのない清潔なカップ、ピンク色の淡い色彩で大きな花が描かれているそれはいかにもリリーのような女子が好きそうだなと思う。
――不意に階下が騒がしくなってきた。誰か帰ってきたのか宿泊客の来店か。いい加減面倒になってきている、切り上げるには丁度いい。
「もういいだろう。さっさと出てってくれ」
これ見よがしに大仰な溜息を吐くのだが、娘はえーっ! とこちらはこちらで不満そうに声を上げた。
「まだ全然お話しできてないじゃないですか」
「十分だろう、私は話す事なんて何もない」
「では次回は竜人さまについて改めて席を設けるという事で」
やっぱりそこに戻るのか。
げんなりとするこちらなどお構いなしに、リリーは力強く語りだす。
「ルアードさん達とも色々お話はしますが、やっぱりご新規さんの意見も聞きたいじゃないですか」
「何がご新規だ、勝手に頭数に入れるな」
この世界の事などこの世界の住人が何とかするべきだ。全くもって自分とは関係のない話である、確かに襲われはしたが、だからと言ってどうこうするものでもない。
「やっぱり最大の謎は何故竜人さまが滅んだかですよね、ルーシェルさんはどう考えます?」
「話を進めるな!」
もういいだろうとリリーを無理矢理部屋から追い出した。何故滅んだか? 滅んでいないからややこしいんだろうが。胸中で毒づきながらばたんと乱暴に扉を閉める。
お皿、後でいいですからねーと外から声が聞こえる。残さず食べろという事だ。テーブルの上に残された紅茶、パンケーキ。まだ半分以上残ったそれを前に、深く深く溜息を吐いた。
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