第8話 コングラッツ

 成宮京から爆速で出て走り続けること一時間。地形が凸凹している田舎道が見えてきた。道はつづら折りになっていて、下り坂の向こうがどうなっているかは分からないけれど、幾つか丘を超えた先にうんと大きな崖があるのは見える。あそこに目的地の龍首神宮寺がある。


 時間が惜しいので、蛇行している道は全て無視すると決めた。道を取り囲む木々の間を、インドリ科のベローシファカの如く跳び移りながら、直線距離で崖を目指す。あっという間に崖の下まで到達した。

 ふむ、とアリスは腰に手を当てて、豆粒程の大きさの龍首神宮寺を見上げる。

 これは、思ったより高所だ。


 工夫を凝らしながらも地道に登るしか方法は無さそうだった。アリスはいつもこのやり方で何だって乗り越えてきた。努力を怠らないことと、できるだけ手間をかけずに効率良くこなすための思考を絶やさないこと──この二つを同時進行でやるのが、一番の近道なのだ。


 アリスは懐に手を突っ込むと、撒菱を取り出して足袋に差し込み、スパイクの代わりにした。次いで苦無の尻尾に縄をくくりつける。腰には短刀をぶら下げる。


「行くぞ!!」


 アリスは腕を大きく振りかぶって苦無を投げつけ、崖の遥か高くに突き刺した。そこから垂れ下がる縄をピンと張り、それを伝って崖を登り始める。

「よいしょよいしょ」

 アリスは頑張った。それはもう尋常でない頑張りを見せた。途中、地形が反っているせいでずり落ちてしまい、縄に捕まったまま空中でゆあーんゆよーんと揺れることになったりもしたが、めげずにまた登る。こうして十回程、様々なルートで登頂を目指したアリスだったが、全く埒があかない。十一回目のチャレンジで、崖に足を付かず縄だけを頼りによじ登ってみたものの、崖に刺した苦無の方が重みに耐えかねて外れてしまい、アリスは真っ逆さまに落下した。


「ふむ……」

 アリスは崖下でごろんと仰向けになり、しばし考えた。

「努力の方向性を変えるか……」

 無策の頑張りで時間を浪費することほど愚かなことはない。この優秀な頭脳をフル回転させて、あらゆる手を尽くさねば。

 だいたい、忍者の試練だって言うのに、地味に崖登りするだけで済むはずがない。もっとこう、エレガントかつエキセントリックな解決策が求められて然るべきなのだ。そうでないと面白くないし。

 アリスは崖に背を向け、一つ前の丘の頂上まで戻った。一番高い木の上に登り、バランスを取って梢に立つ。

 目を瞑り、気力を溜めた。


「私にできること……切替の術を応用するんだ。切替の時のイメージを、もっと研ぎ澄まして。そう……忍者モードになれるんだったら……つよ忍者モードにだってなれるはず! 私なら絶対にやれる。そう……ここだッ!! 忍法・切替の術ッ!!」


 めきめきと身体機能が強化されるのを感じるや否や、アリスはカッと目を見開いた。縄を繋いだ苦無を、狙い澄まして斜め上に放つ。苦無は真っ直ぐに飛び、遠くの崖の頂上付近に深々とぶっ刺さった。強忍者モードで投擲したのだから、苦無はさっきよりうんとがっつり崖に食い込んだはずだ。

 アリスは縄を手繰り寄せて、木に縛りつけた。こんなこともあろうかと、縄は呆れるほど長いものを用意しておいたのだ。丘と崖が、ぴんと張った縄によって繋がった。

「ヨシ!!」

 アリスは縄に飛び移ると、曲芸師のように縄の上に足を置き、猛ダッシュを開始した。

 崖の方が遥か高くに位置するため、縄は平らかではなく、急峻な上り坂のようになっている。落ちるリスクを減らすためにも、縄や苦無への負担を減らすためにも、速く──音速よりもうんと素速く、目にも止まらぬスピードで、俊敏に。水面を駆け抜けるイグアナ科のグリーンバシリスクみたいに。

 集中すること、約五秒。

「着いた!!」

 アリスは最後にウシ科のアイベックスめいたダイナミックなジャンプを披露し、見事崖の上に到達した。


「おめでとうございます」

 忍者装束の上から狩衣かりぎぬを羽織り、烏帽子えぼしを頭に乗せた男性が、にこやかな表情で鳥居の中から出て来た。鳥居の奥には、綺麗に磨き上げられた小さな祠のようなものが複数見えた。

「アリス・リースマンさんが試練を突破するさまを、わたくし徳川木陰とくがわこかげがしかと確認いたしました。その証として、このガラス玉を差し上げます。特にご利益りやくなどはございません。ご自由にお使いください」

「ありがとうございますっ! ……ところで、あなたも将軍家の関係者?」

「ええ、心愛ここあ様に婿入りしまして」

「あ、そしたら朝陽あさひのお父様なの?」

「そうなんです。お噂は娘からかねがね」


 アリスと木陰は、ひとしきり共通の話題で盛り上がった。その後アリスは、正式な忍者として心愛からの認可を得るべく、成宮京に戻ることとなった。


「お気をつけてお帰り下さい」

「ありがとう。でも大丈夫。降りるのは簡単でしょ。落ちれば良いもん。それじゃあね! スリー、トゥー、ワン、バンジーッ!」

「お達者でー」


 木陰の声を後ろに聞きながらアリスはスカイダイビングを決行し、空中で三回転。見事、両足で着地してみせた。そのままの勢いで成宮京に駆け戻り、心愛への拝謁を申請する。


 城には心愛の他に、彼女の両親だという狛亜はくあ伊織いおりの老夫婦がいて、アリスのことを黙ってにこにこと見つめていた。心愛もいつも笑顔だし、木陰もにこにこしていたし、徳川家の一族には人当たりの良い笑みを貫く掟でもあるのだろうか。いや、朝陽は怒りっぽいからその限りでもないのか。


「この短期間でよく頑張りましたね、アリスさん」

 心愛は優しげに笑って労わってくれた。

「これより私が、あなたを忍者として登録するための儀式を行います。これが済めば、あなたは合法的に穴を通ってお国に帰れるようになります」

「はい! よろしくお願いします!」

「終わった際には真っ先にお知らせいたしましょう。それまではごゆるりとなさって下さいね。黒装束などの注文もなさって結構ですよ」

「御意! ありがとうございます!」


 三人の菩薩めいたアルカイックスマイルに見送られながら城を辞したアリスは、大納言横丁を目指して成宮京を歩いていった。何となく大通りを歩きながら、並び立つ様々な店の様子などを見物していると、突如として死角からの攻撃があった。


「そぉい!」

「まそっぷ」


 右肩をしたたかに蹴られたアリスは、咄嗟のことに受け身を取れず、妙ちくりんな声を上げて道に転がった。そんなアリスを見下ろすのは、アリスと近い年齢であろう女性だった。少しぽっちゃりとした体型で、銀縁の眼鏡をかけており、黒装束を纏っている。顔周りの髪の毛を無造作に残したポニーテールの髪型が、お洒落であった。


「わ、奇襲かぁ」

 立ち上がろうとしたアリスの腹を、彼女は踏み付けた。

「グエッ」

「ハッ。お前、弱すぎ。その程度で忍者を名乗るって? 笑わせんじゃねえ」


 勇ましく啖呵を切られたが、奇襲を避けられなかったのは事実なので、特に反論する気は起こらない。


「えーと、あなた誰?」

団野珠紀だんのたまき! くのいち!」


 珠紀、という名に聞き覚えがある。そうだ、以前、弥生やよいがカモミールティーをもらいに行くと言っていた人の名だ。


「私はアリス。試験には受かったし、一応忍者を名乗る資格があるよ」

「お前みてえな雑魚が忍者だなんてあたしが許さない」

「えー……何で? 私、適任だよ? この世には私が適任じゃない役割の方が少ないけど」

「ちょっと何言ってるか分からんが、忍者はあたしの方が適任だ」

「そっかあ」

「でもあたしは、外に出る任務をやらせてもらえない。それなのにお前は早々に故郷に帰ろうとしてる。ムカつく! だから奇襲した」

「ひえー理不尽な私怨なのに正当性のある攻撃ー。とりあえず足をどけてくれる? 割と痛いんだよね」

「ふんっ」

「グボァ」


 珠紀はアリスを蹴っ飛ばすと、きびすを返してすぐそこの店に入って行った。店の看板には、「団野兵糧丸工房」と書いてあった。彼女は、兵糧丸を作る仕事をしているのだろうか。


 興味を引かれたアリスは、急いで仕立屋松戸まつどに向かって絹枝きぬえに黒装束を注文すると、また団野兵糧丸工房にまで戻り、ちょっと中を覗いてみた。

 店の中には何とも言えない良い匂いが漂っている。


「おおー」

「あ? 何の用だ」


 珠紀が摺鉢すりばちで何かをすり潰しながら顔を出した。


「珠紀。ここって兵糧丸を買えるところ?」

「売ってるし、作ってる。あたしを中心にな」

「へー、すごい」

「すごくない。創丸そうがんの術なんて、後方支援の役には立つけど、あたしのやりたいこととは違うんだ」

「忍法・創丸の術……って、どんなの?」

「兵糧丸のレシピを次々発明できるって忍法だよ。普段は発明したレシピを本にまとめたりしてる。回復用とか身体強化用とか、そういうの」


 アリスは、あの地獄級の不味さの兵糧丸で、骨折が治ったことを思い出した。

「それ、充分すごいと思うけど。お陰で大勢の人が助かるんだし」

 これまで色々なことに挑戦してきたアリスだが、実は何かを発明するのはやったことがない。珠紀の忍法は、素直に賞賛に値するものだと思う。しかし珠紀は、はあ、と大きな溜息を落とした。


「あたしはこの店に籠って生きたくなんかない。外へ行く任務をやりたいんだ。だから、新しい兵糧丸を沢山発明して、それさえ食えば何でもこなせるようにして……あたしみたいに任務に向かない忍法を持つ忍者でも、最前線で活躍できるって、証明してやるんだよ」

「ふうん……」


 アリスは珠紀の持つ摺鉢をよく見ようと近づいた。


「……何だよ。興味あんのか」

「ある」

 チッ、と珠紀は舌打ちをして、こちらに背を向けた。

「来な。ちょっとくらいなら教えてやんよ」

「わあ! ありがとう!」

 意外と優しい人だなとアリスは思った。珠紀は工房の奥の扉を開け、作業場に入った。そこは、台所のような、実験室のような、清潔感のある広い部屋だった。

「おおー」

「お前、好きな食いもんは何だ」

「私? ピーナッツが好き」

「へェ」

「あとチョコレートと、リンゴかな」

「……まあ、悪くないラインナップだ」


 珠紀はアリスに、作業場のあちこちを指差した。


「落花生がそこに、薬研やげんはそっちにあるから、殻と皮を剥いて実をすり潰せ」

「へー、薬研って初めて見た。ミキサーとか無いの?」

「バッカ、そんなもん使ったら忍術がこもらないだろ。最低限の修行を積んだ奴が手作りするから効果が出るんだよ」

「えっ素敵。面白い」

「いいからやれ。三分間待ってやるからとっととやれ」

「はあい!」


 アリスは大学で見た資料にあった通り、薬研の受け皿を縦に置いた。五つほどの落花生の殻と皮を取り除き、皿に乗せ、棒を転がして車輪を動かすことで挽き潰す。


「珠紀、このくらいで良い?」

「全然なってない。やり直せ」

「もっと挽くってこと?」

「そーだよ」


 アリスがゴロゴロと車輪を転がしている間に、珠紀は冷蔵庫から何やら色々と取り出しては戻すのを繰り返し、厳選した材料を細かく刻み始めた。そろそろ良かろうとアリスが粉状の落花生を持って行くと、珠紀は一つ頷いてそれを受け取り、代わりにリンゴを一つくれた。


「はいこれ。今朝のもぎたてを買ってきたやつ。余ったからやるよ」

「いいの? ありがとう! つやつやで綺麗」

「その品種、今が──秋の終わり頃が旬なんだよ。ちょっと変わった色をしてるから、名前は『薄紅うすくれない』」


 珠紀は卓越した包丁捌きで他のリンゴをすっかりジュースのようにしてしまうと、チョコレートの袋を手に取った。


「あっ、ワンカ・バーだ。それ美味しいよね。チョコレートは市販のでも良いの?」

「忍者の国の気候じゃカカオは育たないからな。原料を外部から仕入れてこっちで設備を整えて加工するとなると採算が取れない。どうせ砕いて溶かす過程で忍術が流れ込むし、今んとこは問題ねえよ」


 アリスは、珠紀が様々な得体の知れない薬剤か何かを調合し、ピーナッツとリンゴとチョコレートに混ぜて、丸薬の形に整えるまで、隣で食い入るように見学した。


「できた。食ってみろ」

「うん!」


 アリスはひょいと兵糧丸を口に放り込んだ。どんな凄まじい味がするかと覚悟したが、意外や意外、甘くて風味も良くて、お菓子のようにデリシャスである。


「美味しかった!」

「良かったな」

「ところでどんな効果があるの?」

「食ってから聞くか? ちょっとした痛み止めだよ。お前ずっと右肩気にしてるだろ」

「……! バレた?」

「バレバレだ」

「優しいね、珠紀は」

「んなわけあるか」


 アリスはそっと右肩に触れた。元はと言えば珠紀が蹴りを入れたせいで痛かったのだが、何事も無かったかのように痛みは消え去っていた。


「兵糧丸作りだって立派なお仕事なのに……どうして任務で外に行きたいの?」

 アリスは尋ねた。珠紀は、少し目を伏せた。

「……。お前、上様が儀式を終えるまでは、この国を出ちゃだめなんだろ」

「うん? そうみたいだけど」

「誰だって、この国から穴を通って外に出るには、正式に御庭番の忍者として認められなくちゃいけない。そんで、正式な忍者ってのは多くない。てか、少ない。ほとんどの人間は、この国から出ることなく一生を過ごす」

「……そっか」

「そんなのさ……まるで家畜じゃないか」

「家畜て」

「もちろんここで地に足つけて真面目にやってりゃあ、それなりに楽しく生きていけるよ。でもな、せっかく穴をくぐれる資格を取ったのに、ここに閉じ込められるなんて、バカバカしいだろ。あたしは外に出たい。自由になりたい。そんで……敵をぶちのめしたい」

「ん? ぶちのめしたいの?」


 珠紀は首肯した。


「とーちゃんもかーちゃんも、ベトナム戦争での潜入任務で大怪我をして引退した。あたしが五歳の時」

「……!」


 アリスは息を飲んだ。……これは、軽々しく聞いてはいけない話だったようだ。だが珠紀は、吐き出すように喋り続ける。


「二人の世話は、忍者になれなかった兄貴がやってくれてる。……ふざけんなって話だよな。これを冷戦だなんて言い出した奴は誰だよ。結局、偉い奴はのうのうと生きて、代理戦争ばっかやらせて、罪の無い人が大勢死んだり怪我したりするんだ。……あたしのこの怒りは、たとえ誰かをぶちのめしたって収まるもんじゃないけど、実際ぶちのめさなきゃやってらんねえ。せめてこの手で、とーちゃんとかーちゃんと兄貴の分まで戦いたい……そう思っちゃ悪いか? ただ思ってるだけじゃねえ。あたしにはそれを実行するだけの力がある。上様から認可も得てる。合法的に向こうに行けるのに」


 珠紀は拳を握り直した。


「修行は毎日欠かさずにしてる。けどさ、兵糧丸は需要が高いから、工房がスゲー忙しくて。近頃は試作品の食い過ぎで体重も増えて、ますます運動がキツくなるし……このままじゃあたしは本当にずっと……」

「珠紀、ごめん、私が無遠慮だった。私は……」

「いや、お前は悪くねーよ。偶然こっちに転がり込んじまっただけだろ。忍者の国のシステムに脆弱性があっただけで、お前はむしろ被害者だ。あたしも憂さ晴らしの八つ当たりで、お前を奇襲しちまった。すまなかった」

「でも……珠紀だって悪くない」

「どーだかな」


 その時、何やら間延びした声が入口の方から聞こえてきた。


「珠紀さーん、いるー?」


 珠紀は、ふっと真顔になると、「はいはい」と返事をしながら戸棚を開けた。


「何々?」

「弥生だ。どうせまたカモミールティーが足りなくなったんだろ」

「ああ……」

「こっち入ってきていいぞー」

「はあい、お邪魔しまーす」


 眠たそうな顔つきの弥生が部屋に入ってきた。


「あら? アリスさんもいたの?」

「いるよ!」

「ちょうど良かったわ。私、絹枝さんと大哉だいやさんから伝言を預かっていて……その前にカモミールティーを頂きに来たのだけれど」

「おらよ、弥生。茶葉はこれだ。あとこれが淹れて冷やしておいた奴な」

「まあ、ありがとう珠紀さん。ちょっと失礼」


 弥生はグラスに入ったカモミールティーをごくごく飲み干した。


「はあー。そう、それでねアリスさん。絹枝さんが、黒装束ができましたよって」

「もう!?」

「ええ。それと大哉さんがね、上様の儀式が終わったからもう一度お城に来るようにと言っていたわ」

「ワオ!」


 アリスは飛び上がった。


「本当? 私、とうとう本物の忍者?」

「そうよ」


 アリスは瞬時にボルテージがぶち上がり、有頂天を通り越して、ビッグバンもかくやというレベルにまで達した。アリスは、ボクシングの優勝選手めいたガッツポーズをして、喜びを大爆発させた。


「キャア──ッ!! ファンタスティック! インクレディブル! 幸福の極み! 嬉しすぎてどうにかなっちゃいそう! コングラッツおめでとう私! これで私も最強無敵忍者だ!」

「は? さっきあたしに負けたくせに最強なわけあるか」

「細かいことはいいの! それじゃあひとっ走り、お城に参上してくるよ」

「私も夢見の術で分かったことを上様にご報告しにいくわ。アリスさん、ご一緒してもよろしいかしら?」

「もちろん。珠紀、色々ありがとう。またね」

「いや、もう来んなよ。とっとと帰れ」

「それもそっか。じゃ、バイバイ」

「はいはい」


 かくしてアリスと弥生は、心愛のいる城へ向かって、成宮京を北上して行った。

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