第2話 裏での競争
マコスドは前回言っていたその不思議な森林が発見された後、香水の商売をするには多くの人が押し寄せてきて、まるで自分の利益を他人に先を取って奪われることを怖がっているようだった。大陸からの人の殺到のおかげで、マコスドは目に見えるほど速く大陸での有名な港町となっている。しかし、マコスドの位置した島は大陸から遠く離れているから、もし出来上がった香水を大陸に運輸して売ろうとしたら、唯一の手段こそ船便だ。当時、初めて島に来た船隊は別々に四つの集団に属していた。
「トラ」ーー政府の正規軍、大陸の政府の代表としてこの島の管轄という役目を果たすこと。いざ島では暴動がおこるとなると、暴力的な手段で鎮圧してもいいという権利も持っている。
「コブラ」ーー裏で情報の収集をして、高価で人に売って利益をもらうことを目的としている集団だ。大陸の各地で拠点が設けられている。お金さえあれば、どんな情報でも手に入れることができる。
「タカ」ーー科学者で構成されている集団だ。最初は大陸の「神聖タカ研究所」に所属していたのが、世界地図には描かれていない島が発見されたので、政府の要請を受けてここに来た。だが、ここに来た後、政府からもらえる報酬と比べて、価値の高い新型の香水を研究したほうが得になるということに気づいたから、裏でルールを違反して香水に関する実験や研究を行っている。
「カメレロン」情報不明。
カメレオンを除いて、ほかの三つの集団はまず商売や運輸についての契約を結んで、外来の船舶を管制して、集団以外の商人協会がマゴストで行う商売に一定の制限を施した。それだけでなく、その森林で生える花やほかの香をおびた植物の採集についていろんなルールも設けている。なぜかというと、確かにその魔力のある森林は再生能力が強いが、万が一むやみにしてその限度を超えたら、恐らく予想できない事態になるだろう。だから、合理的に資源を利用するのは今後の利益を保障する鍵となる。
しかし、本当にみんなは均衡を保って利益を追求するより未来の発展に重点を置くことができるのか?
違う!絶対にバランスが崩れる日がある!
三つの集団は香水の商売から利益を収められるのが、利益そのものより重要なのは香水だ!
香水には想像を超えるほどの使い道がある!
言わば人をでくのように操るということ
実は、ある古書の中にはこういう記載がある。
「香水の中の一種、人の脳の神経を一時的に麻痺させて、対象は短時間で行動能力を喪失して、身動きが取れないことになる」
このような香水が毒と呼ばれても過言ではない。
言い換えれば、香水も毒の一種だ。
残念ながら、その香水を製造する方法は根を絶やしてこの世で作れる人も大体いないだろう。
しかし、その森林の出現は三つの集団にその香水の復活に希望をかけさせる。
だからこそ、誰も見えないところで、激しい競争が、今、行われている!
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