第4話 四色目




『ピコンッ』




紫吹たちだけでなく全員のSTGに通知音が鳴った。

通知の内容は、STG動画サイトに動画が上がったお知らせだった。



「紫吹〜、一緒に観よーぜ。」


紫吹のSTGを御田と西藤が覗き込む。

紫吹は動画の再生ボタンを押した。



__________





動画が始まり最初に映ったのは、広大な宇宙であった。

様々な惑星が映し出されるが、見たことのない惑星も多く写っている。

するとそこに人影のようなものが映し出された。



【えー、テステス…。映ってるかな。】


人影は語り出した。


【僕は君たちの惑星がある宇宙の管理者をやっているキャンバスって言います。】


初対面のはずなのにキャンバスと名乗る人影の声は心に染み込んでくる。


【こないだ僕のお偉いさん方の会議があっったんだけど、そこの会議で僕の位のアップが決まりました!わーい!!そこで僕の管理下であるこの宇宙も強い影響を受けます。今からなにがどう変わるのか説明するのでよーく聞くように。】



宇宙の位が上がるとともに惑星や生物の強化が必要なこと。そのためにキャンバスいわく世界中に魔物が出現することやダンジョンができることが語られる。

ついでに自らの力で素敵な生命体になって欲しいからとかが理由で現代兵器が土とかすらしい。

世界の大国のお偉いさんたちはブチギレながら部下に確認に向かわせたがすでに土となっていた。お偉いさんたちの髪が少なくない数抜けた。


魔物を倒して出たドロップやダンジョンで得た宝などはSTGストアで取引できるらしい。共通通貨としてSTGコインが使える。


その他色々と語られたが、キャンバスは最後にこう締め括った。


【新しい素材で新たな発明をするもよし、ひたすら己を鍛えて強さを追い求めるもよし、まだ見ぬ冒険をしステキな旅をするもよし。世界はまた一つ自由になった。自分の心に従って素敵な生命体になることを期待しているよ!

みんなの色が素敵な色になりますようにっ!ばいば〜い!!】


本来なら受け入れられない人も多く出ててきてもおかしくないのに世界中の人々は心を躍らせていた。キャンバスの言うことはそれだけ魅力的だったのだ。

また、それは人間だけではなく犬や猫などの動物たちも空に向けて鳴き声をあげていた。


(まだ見ぬ冒険……)


紫吹もまた自分の心がワクワクしているのを感じながらこれからの世界に胸を高ならせていた。




____________________________________



こっから本格的に紫吹たちの冒険が始まっていきます。初心者なので暖かい目で見ていただけると嬉しいです。

誤字脱字や言葉遣いのアドバイスなどいただけると嬉しいです。

これからも応援の方よろしくお願いします!



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る