第3話 冒険者ギルドの定番

 村人ではなく市民に訊きまくり、なんとかそのギルドに到着した。

 外見は携帯電話のショップみたいなところだった。


 僕のイメージとしては「冒険者ギルド」って西部劇で見るウェスタンドア、スイングドアがあって、中に異形の荒くれ者がいるはずなんだけど…



 自動ドアだ…

 異形の人はいるがオフィスの壁は綺麗で

 貼ってあるはずの「△△退治」とか「貴族の護衛」とかの募集はない。

 その代わりみんなタブレットを操作していた。



 ちょっとさ…よくわからない。誰か人はいないのかな…

 カウンターは…?




 僕はこの点だけはかなり期待していた。

「冒険者ギルドの受付嬢」というのは

 かわいく

 可憐で

 胸が大きい美少女で

 かつ脚も出している

 露出の多い制服

 のはずだから。


 これは定番中の定番だ。

 「水戸黄門」や「男はつらいよ」くらい定番の流れだ。


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