海月宮にて
ついに待ちに待った
前夜祭は『夢叶地』の開催が
「すみれ〜!!今日からついに『夢叶地』だよ!楽しみだね!」
「
「でも一年ぶりの『夢叶地』だよ?楽しみに決まってるじゃん!!それに今年は私の彼氏もできるかもしれないんだし、今回から仮面を外してのイベントだから初めて『赤花星』で集まるから楽しみだよ!」
そう今までの『赤花星』での集まりでは仮面をつけて行われていた。だからお互いの素顔は知らない。すみれたち
ただ、私は『赤花星』の寿命は7777777年あるのでたった17年で婚約者を決めなくてもいいと思っている。まあ、彼氏はほしいけど。
「莉蘭は彼氏って言い続けてるけど、婚約者だからね!莉蘭からは花の香りもするから結構気になってる人が多いって他の季節の『天使花』の中でも話題になってるのよ。それも香りがそれぞれの好みに合わせたものに変わるしね。だから今回も莉蘭相当モテると思うわよ。」
「そんなことないって!絶対お世辞だよそれ!」
そうすみれたち『天使花』は定期的に集会が行われ、この前の盗賊はこうだったとか色々情報を分け合っているらしい。まあさっきみたいにお互いの『赤花星』についても話すらしい。ちょっと恥ずかしいな。
「それより莉蘭、もうすぐ会場だよ。仮面ないから莉蘭が誘拐されないか心配だわ。まあ、私が護衛してるのに襲ってくるバカはいないだろうけど。」
「すみれは強いもんね〜。そのへんの男の人よりもずっと。」
「まあね。あ、もう門通過したよ!」
ついに屋敷についた!!楽しみだなあ。
「莉蘭様、すみれ様。ようこそお越しになりました。ここで執事長を務めさせていただいている
「お気遣いありがとうございます、碧海様。それでは失礼させていただきます。また前夜祭でお会いしましょう。」
「ええ。ではお二方とも前夜祭までごゆっくりどうぞ。」
それにしても碧海様が案内してくれたお部屋が広すぎてどう過ごしていいかわからない。
「すみれ〜。まだ時間あるから花占いでもしよ!」
「どこまでも自由ね、莉蘭は。」
いつもとは違う『夢叶地』全力で楽しむぞ〜!!
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