小学校の帰り道｢足の裏を見て！｣って友達に言われた。

松山市

小学生の時。

愛媛県松山市に住んでいた。

松山城のすぐ近くの小学校。

ぼくは小学生の時も、女の子みたいだった。

学校で、2学年下の弟の友達に会っても、みんな、お姉ちゃんのような感じで、ぼくのこと見ている。

でも、上級生の女子からは、めっちゃ人気あって、学校で、ぼくを見つけると

｢あっ！あやなっち！可愛い～｣

って言いながら、抱きついてくる。

小学校を卒業し、松山城のふもとの中学に入学した。

中学生になっても、小学生の時の上級生の女子は、ぼくを見つけて

｢あーっ！あやなっち！ひさしぶりー！｣

って言って、抱きついてくる。

小学生の時よりも、上級生の女子たちは、みんな女の子っぽくなっていて、ぼくに抱きついてきた時も、小学生の頃より、やわらかくて、ポヨ～ンと弾む感じだ。

中学生でも、女の子みたいな、ぼく。

小学生の時に

｢足の裏を見て！｣

って言われた友達の何気ない一言は、ぼくのこと、やっぱり、その友達も、女の子のように思ってくれてたんだな～って、それからも、ずっと、嬉しく覚えているんだ。