おまけ

おまけ

本作品を書くにあたって想定していた設定資料のようなものです。


主に軽ーい登場人物設定、というより各キャラの雑感、完結に当たっての印象のような感じ。


また話の没案とかもまとめてあります。


興味ない人は特に見なくて結構です。


それなりにネタバレがあるかもなので一応最後に読むことを推奨します。

















人物設定


クロード・ランスソード


主人公、また最後の展開的にやや第4の壁を超える発言をする。一応作中では一番頭がいい設定ではあるがオリーブと比べるとちょっと怪しい。善悪の判断基準より先に人を騙したいという欲が強く騙した後の相手の顔を見るのが好き。表向きは優秀な領主で裏の顔はクズ野郎、そんな話を描きたいと思ったために産まれた子。実際は裏の顔ばかり書いたが。良くも悪くも詐欺師な人物。



ミシェラ・ランスソード


ブラコン妹、勇者御一行様なだけあって幼少から戦闘力高め、本来は正義感の塊みたいな子だが兄の影響でやや変質している。とはいえ根が良い子なのであんまり騙す側になることは少なかった。実際は色々魔法とかも使えるし凄い子なのだが今回のお話は人を騙すか騙されるかみたいな内容なのでそれが表に出ることは無かった。ちょっと残念。クロードの事が好き。



リンネ


メイド①、中世的なイケメン美女。潜入とか騙す側としてすごく働いてもらいました。クールな感じだが人を騙す、特に馬鹿な男を騙すのが好きみたいなエグイ人格持ちで想定していたがあまり表に出して書かれることは無かった。全体的に明るい要素で書きたかったのでその犠牲になった感じ。クロードの事が好き。



バーバラ


メイド②、自称がボクのパリピ担当。頭がとてもいいわけではないが人と仲良くなることに関しては一流。情報収集とかで頑張ってもらいました。この作品の騙しの説明を聞く側としての要素もでかかった。彼女がバリバリ騙す章も書きたかったが色々あって断念。クロードの事が好き。



ノルド


使用人①、序盤が一番の見せ場みたいになってしまったのは申し訳ないと思っている。寡黙で主人を立てる執事を想定していると意外と話に割り込ませるのが難しかった。主に情報収集とターゲットへの仕込み役の演技担当。クロードの事が好き。



ローザ・エルフォード


天才ナイフ妻、頭が良すぎるということであんまりやらせると主人公の立場を食いそうだったので登場はほどほどに、助言役みたいなポジションに落ち着いた。頭良すぎて周りが馬鹿にしか見えないとかいう可哀そうな子なのでクロードに会えたのは幸運だったのかもしれない。クロードの事が好き。



アクセル・ブライト


使用人②、途中参加にもかかわらず3,4章でかなり頑張った人。正義感との折り合いをつけながらやってた感じ。多分相手が悪人じゃなかったら使用人辞めてると思う。特に4章ではコイツありきの要素が大きく話を考えるうえでかなり重要なやつだった。クロードの事が好き…でもない。



1章キャラ


ラッセル・エルフォード


被害者①1000万失った可哀そうな人。ただ悪いビジネスを行ってはいるが作中において若芸術家のパトロンとなっている点はそこまで悪いわけでもない。無論賃金は低いがそもそも画で飯を食うのが難しい世の中で彼の存在は若者たちにどう映っただろうか。クロードの事が好きでも嫌いでもない。



クラウディ


料理長、彼の焼く肉は絶品の一言。序盤のキャラの少なさゆえに騙す側としてちょっとだけ出演。クロードの事が好き。






2章キャラ


オリーブ・ストレンジャー


被害者…ではない。幼少の頃に詐欺師に騙されてひどい目に遭った人。2章では止まれない彼女とアクセルの対比をメインに書いていた。実際問題クロードがいなくても何とかできる能力はあったが優秀な人材を育てる、つまりは自分のような人間を生み出したくないという思いが邪魔をした。学園が生徒にとってどういう物かは生徒によって異なるが。クロードの事が好き。



サリア


いじめの被害者。クロードのメイドになる道も考えていたがキャラが増えすぎるためボツに。傷を回復魔法で治すためすぐにまた暴力を振るわれる悪循環に陥っている、という事を書こうと思ったが話が暗くなりすぎるのでボツに。色々とボツが多い子。

クロードの事が好きでも嫌いでもない。






3章キャラ


マクベル・アーランド


被害者②、権力を手にしたとたんタガが外れてしまった人。ただ人間得てしてそういう物なので気を付けなければならない。多分被害者の中では一番被害が大きい人だが本来処刑されてもおかしくなさそうな内容なので命があるだけマシってもんだろうか。クロードの事が嫌い。





4章キャラ


ロクサーナ・ブラッドアイ


被害者③、敵の中だと特殊能力を持ってる凄い人。ただ能力に頼り過ぎて状況や周りに目を向けられなかった。クロードと同じで人を騙すのが好きだが、騙した相手を自分の駒としてこき使うのがもっと好き。悪い年上お姉さんです。

クロードの事が嫌い。





終章キャラ


セイラ


被害者④、といっても神を騙してみたいというクロードの欲求の被害に遭っただけで別に何かを失ったわけではないので被害者かどうかはちょっと微妙。神の現身として常に監視されている気配を感じ、時々夢の中で啓示を受けるような人物。神からの束縛にうんざりしていたため内心喜んでいる。クロードの事が好きでも嫌いでもない。


ヒイロ・ムラサメ


共犯者①、そして場合によっては裏切り者①になった可能性もある人。クロードは勇者であることを想定して動いていたし、実際その通りだが人の心は計り知れぬもの。もしかしたら、という事もあったかもしれない。クロードの事が■■。







ストーリー没案


1、バーバラ頑張る編。


バーバラが騙す側で色々やるけどバレて窮地に陥るがクロードが頑張って持ち直す話。


没理由、想定外のバレ方をする場合に持ち直すのがめちゃくちゃ困難で話が浮かばな

    かったためボツに。




2、過去編


クロード、そして両親とメイドや使用人周りの確執を書く話。


没理由、あれやこれやとキャラごとに過去を考えていたがまとまらなかったためボツ

    に、作者の力量不足を感じる内容。




3,終章案①勇者に裏切られてEND


最期にクロードが死んで終わる話。


没理由、ハッピーじゃないため。





4,終章案②勇者御一行を騙して裁きを乗り切るEND


勇者を協力者ではなく被害者として騙して終わる話。


没理由、完璧である勇者を騙せる話が思いつかなかったため。





以上、おまけでした。





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悪徳貴族に転生した詐欺師がわる―い奴に悪いことをする。 狼と子羊 @rilytkg

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