MON PETIT
今さっき、パジャマがお買い得だったと話したくて、家では横になってばかりいる夫の背中越しに声を掛けました。
おまえが悪いとどやされてしまい、関係は修復しておりませんでした。
夫に大きな声を出されて、どうみたって機嫌が悪いとか怒っているとか感じられる様子だったのに、怯えて、怒っていると感じるのが人間として最低のことらしいです。
本当は、子ども達のことを書こうと思っていました。
せっかくですから、残します。
流産も経験しました。
その子は、最初から心拍が弱く、慈恵大で医師が難しい顔をしていたのを覚えています。
よく分からないけれど、待合室で知らない女性の患者に子どものトイレは厳しく躾けなさいとくどくど言われました。
私は暇潰しの相手だったのでしょうか。
その年、弟は男子に恵まれました。
心境は海月のようです。
自分では記憶にない程、落ち込んでいたようです。
掻把をした後、夜行バスで秋田へお詫びに伺いました。
寂しいとうさぎさんの佐祐ちゃんに姫ちゃんや小鳥さんの互真ちゃん達と仲良くしていました。
私が初めてわんちゃんを迎えたのは、そんな頃でした。
七月七日、葛西から夫が現場の近くに犬屋さんがあると連絡が来たのです。
犬が好きな伯父も現場におりました。
母に買って貰い、伯父には静江はいい犬を飼ったと言って貰いました。
ピンクのリボンをかけて貰って、小さな体でくんくんと車中の旅を共に過ごすあなたに、最初に考えたことは命名でした。
これがいいと思ったのは、シイナでした。
我が家の可愛い志惟七ちゃんと楽しく過ごしたお陰で、再びの妊娠が叶いました。
結婚後十余年して、今度こそはと赤ちゃんの蕾が着床しました。
悪阻とジスキネジアも併発していて食べ物も咀嚼できずに困っており、随分と痩せました。
妊娠前より体重が減るとは何でしょうね。
あなたは診れないを各病院で突き付けられ、最終的には天下の東大へ行ってくださいと紹介状を持ってやっと落ち着きました。
しかし、症状が悪く、お産より一か月前に入院したのです。
そのどきどきの最初の子どもがもう十七歳となり、高校を卒業したら就職すると励んでいます。
恵まれることは続くもので、約二年後に、今は十五歳にもなる子を授かりました。
二人共帝王切開分娩だった為、三人目はドクターストップがかかってました。
男の子も女の子もいてくれて、気持ちも優しい子達で嬉しく思います。
様々なことはあっても、それが現状続いたり悪化したりしていても、ママを抱き枕にしていいから、落ち着いてください。
毎朝、暴れるか寝ている子の欠席連絡を学校にします。
子どもからの信頼と愛情が重いと思うこともあるけれども、それは贅沢です。
ありがとう。
可愛い子ども達。
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