これまでのお話

草薙くさなぎりんは中学二年の男子中学生。


夏休みを控えたある日の午後の授業中、突然行室で何の前触れもなく倒れてしまう。そして、担任教師と幼馴染でクラスメイトの飛鳥馬あすま紗久良さくらに付き添われ救急車で病院に運び込まれた。そして、精密検査を受けた結果、体内に子宮を有し、染色体型がXX型で有る事が判明する。つまり、男の子として今まで育って来た凛だったが彼は実は女の子だったのだ。そして、初潮を迎え行き場を失った軽血に体を汚染されった結果、意識を失ってしまったのだ。


病院に駆け付けた凛の母親、はるかを交え、医師から凛の体はこのまま放置すると命に係わる事を告げられる。狼狽する三人だったが医師は皆に提案する。癌の治療と言う名目で『性別適合手術』を受ける事を。そして、その後は女の子として暮らす事を。男子としての生殖能力が凛はこれれから発達させることはないであろうと予測されるし、これが最善の選択であろう事を。


遥はすべての決断を凛に任せようと決心し、医師の宣告を凛に伝える。そして、激しく戸惑う事にはなったが生きるためにそうしなければならなくて、亡き父親の分も生きるために凛は手術を受ける事を決断する。


そして、手術は無事に成功し、凛は女の子として心も体もいろいろな出会いの中で順調に成長させ、紗久良との特別な愛も成就させるが、彼女は父親の仕事の関係で海外に転校する事になり突然の別れが訪れる。そして、凛が所属する吹奏楽部のクリスマスコンサートの夜、ドレスアップした凛はコンサートの中で紗久良と永遠の愛を誓う……


はるかな距離を経て凛は紗久良との関係を継続させる事が出来るのか…その後のお話の始まりです。


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■かしましくかがやいて Season1:https://kakuyomu.jp/works/16817330652314764499


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