第169話(第五章第3話) スキルとジョブのパワーアップ
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『能ある鷹は爪を隠す』
――刀を鞘に納めている間、四秒ごとに攻撃と素早さが1%ずつ上昇する。
刀を鞘から抜いた四秒後、上昇した攻撃と素早さは元の数値に戻る。
→『能ある鷹は爪を隠す+』
――刀を鞘に納めている間、一秒ごとに攻撃と素早さが1%ずつ上昇する。
刀を鞘から抜いた四秒後、上昇した攻撃と素早さは元の数値に戻るが、
四秒経過する前に鞘に戻せばリセットされない。
『初期装備:侍』
――初期装備を侍装備一式に設定し、ジョブを侍(剣士派生)に変更する。
『勝利を我らに』
――スキル保有者の半径四メートル以内にいる全ての仲間の攻撃・防御・素早さ・
器用さをレベル分のパーセント(現段階では888%)上昇する。
範囲外に出ると効果を失う(また範囲内に入れば効果を受けられる)。
→『勝利を我らに+』
――スキル保有者の半径十六メートル以内にいる全ての仲間の攻撃・防御・
素早さ・器用さをレベル分のパーセント(現段階では888%)上昇する。
範囲外に出ても四秒間、効果が残る
(また範囲内に入れば効果を受けられる)。
ジョブスキル:『達人の目』
――使用したあと一秒間、その一秒を四倍の長さに感じることができる。
ただし、感じられるだけで使用者の素早さが速くなるわけではない。
使用後は64秒の間、再使用することができない。
『パラダイムシフト』
――指定した一つのスキルやモンスターの特殊効果の回復とダメージを反転、
また、バフとデバフの効果を反転させる。
→『パラダイムシフト+』
――指定した対象一体の全てのスキルやモンスターの特殊効果の
回復とダメージを反転、また、バフとデバフの効果を反転させる。
アイテムや装備も対象にできるが、効果は一時的。
『雲蒸竜変』
――指定した一つのスキルが使用できるタイミングを知らせてくれる。
→『雲蒸竜変+』
――指定した一つのスキルが有効なタイミングで自動的に発動してくれる
ようになる。
MPが必要なスキルである場合、MPが足りないと発動しない。
『大爆発』
――スキル使用者のHPが「0」になる代わりに、
半径64メートル以内にいる全てのものにその防御を無視して、
スキル使用者の攻撃力の256%分のダメージを与える。
ジョブスキル:『槍術』
――槍を使った攻撃の威力が1.4倍(Lクラスの場合)になる。
『私が通ったところに道はできる』
――壁や天井、特殊な地形を移動することやその場にとどまることができる。
その際、特殊な地形の悪影響は受けない。
→『私が通ったところに道はできる+』
――壁や天井、特殊な地形、空中を移動することやその場にとどまることが
できる。
その際、特殊な地形による悪影響は受けない。
『初期装備:忍』
――初期装備を忍装備一式に設定し、ジョブを忍(斥候派生)に変更する。
『忍耐の者』
――忍装備を着用している限り、地形によるダメージや悪影響を受けない。
→『忍耐の者+』
――忍装備を着用している限り、地形によるダメージや悪影響を受けない。
また、猛毒と悪心の状態異常を無効化し、各デバフ耐性100%アップ。
ジョブスキル:『隠形術』
――攻撃をしなければ姿や気配を察知されない(忍装備着用時限定)。
『堅牢優美の障壁』
――相手の攻撃を無効化するバリアーを展開できる。
消費MPが大きいものほど耐久性が上がる。
→『堅牢優美の障壁+』
――相手の攻撃、スキル、特殊効果による悪影響を無効化するバリアーを
展開できる。
消費MPが大きいものほど耐久性が上がる。
(パワーアップする前の障壁より頑丈なため、実質的にMPの節約が可能)
『我が身を盾に』
――指定した仲間一人の前に瞬間移動する。
→『我が身を盾に+』
――指定した仲間一人の前に瞬間移動する。
移動直後に相手から受けるダメージが40%カットされる。
『痛いの痛いの飛んで行けっ!』
――自分や仲間のHPを回復した分の数値を固定ダメージとして対象一体に
与える。
(ダメージとなるのは、スキル保有者が回復した分に限る)
このスキルを使う直前に回復した分が与えられるダメージになる。
→『痛いの痛いの飛んで行けっ!+』
――自分や仲間のHPを回復した分の数値を固定ダメージとして対象一体に
与える。
(ダメージとなるのは、スキル保有者が回復した分に限る)
回復すればするほど蓄積され、威力が高くなる。
このスキルを使うとリセットされる。
ジョブスキル:『聖女の慈愛』
―― 「HP回復魔法」、「状態異常回復魔法」、「デバフ解除魔法」、
「HP継続回復魔法」、「MP自動回復力促進魔法」、
「バステ耐性強化魔法」、「デバフ耐性強化魔法」、
及びそれらの広範囲型の魔法を使用できる。
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「何、これ……っ」
「スキルってパワーアップできたんですか……!?」
「あははー……。これでうちらも無事、バケモノの仲間入りだねー……」
「……っ」
マーチちゃんが増やした「パワーアップの秘玉(スキル)」を使って、パワーアップした自分たちのスキルを見たサクラさんたちの反応がこれです。
控えめに言ってドン引きしていました。
特にパインくんは顕著です。
スキルが書かれている画面を指差しながらこっちに顔を向け、何かを言いたげに口を動かすもそれは声になっていなくて……。
……うーん。
なんか想像と違うような……。
もっと、こう、喜んでくれることを期待していたのですが……。
私の考えは何が間違っていたのでしょうか?
とりあえず反応のことは置いておくとして。
サクラさんたちのパワーアップしたスキルの性能はすごいの一言です。
私とマーチちゃんもサクラさんたちと一緒に彼女たちのスキルの詳細を見させてもらっていると、ライザがあることを思い出して言ってきました。
「そういえば
と。
……あっ。
すっかり忘れていました。
サクラさんたちのこととか、ギルドハウスのこととかいろいろあって……。
マーチちゃんも、忘れてた……、って顔になっています。
……同じですね。
というわけで、私たちは「パワーアップの秘玉(ジョブ)」を使ってみることに。
結果、
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名前:セツ レベル:1(レベルアップまで4Exp)
職業:製霊薬師(薬師上位)
HP:18/18
MP:23/23
攻撃:13(×0.9)
防御:17
素早さ:22
器用さ:27(×1.1)
ジョブスキル:『霊薬製造』
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……マジですか。
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