何無忌4 敗死
すると
「今、将軍の神武を以てすれば、奴らなど山にて卵を押しつぶすと表現してすらなお余りあるというもの。しかしながら、國家の計はこの一戦に掛かっております。聞けば敵水軍は大規模なもので、しかも上流を抑えられております。
何無忌は從ず、水軍にて迎撃に出た。
その中にあり、何無忌は叫ぶ。
「我が
旗が打ち立てられると、何無忌は自ら乱戦の指揮に当たった。次から次に集まる敵軍の兵。何無忌の船にも数十人からが乗り込んでくる。その中にあり何無忌に怯むところは一切なく、遂には旗を握りしめたまま、戦死した。
盧循遣別帥徐道覆順流而下,舟艦皆重樓。無忌將率眾距之,長史鄧潛之諫曰:「今以神武之師抗彼逆眾,迴山壓卵,未足為譬。然國家之計在此一舉。聞其舟艦大盛,勢居上流。蜂蠆之毒,邾魯成鑒。宜決破南塘,守二城以待之,其必不敢捨我遠下。蓄力俟其疲老,然後擊之。若棄萬全之長策,而決成敗於一戰,如其失利,悔無及矣。」無忌不從,遂以舟師距之。既及,賊令強弩數百登西岸小山以邀射之,而薄于山側。俄而西風暴急,無忌所乘小艦被飄東岸,賊乘風以大艦逼之,眾遂奔敗,無忌尚厲聲曰:「取我蘇武節來!」節至,乃躬執以督戰。賊眾雲集,登艦者數十人。無忌辭色無撓,遂握節死之。
(晋書85-19)
迴山壓卵
故事成語としては
蜂蠆之毒,邾魯成鑒。
邾が魯に
魯の僖公って詩経だと盛大に讃えられてるんですが、こんな間抜けなポカやらかしてんですね。ってことは名君と言うより見栄っ張り属性のが強い? 「オレを讃える詩をいっぱい編め」って。うわぁ……。
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